FC2ブログ

ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『レインマン』@渋谷PARCO劇場

待ちに待った念願の再演、やっと観に行ってきたよー!

レインマン
レインマン

2006年、初の舞台化で観に行き、大感動したこの作品。
(その時の感想はコチラ
約1年半で早くも再演となった訳ですが、、、今回も大号泣させて頂きました。

てな事で、興味のある方は続きをどーぞ。

若き日に家を飛び出したチャーリー・バビットは、ネットトレーダーを営んでいるが事業はあまりうまくいっていない。チャーリーの恋人・スザンナは、そんな彼の心を開こうとするが、父親との確執もあり、彼女との関係も壊れそうになっている。
そんな二人のところに父親の死が伝えられる。
チャーリーは遺産目当てに帰郷するが、すべての相続は会ったこともない兄のものとなっていた。兄・レイモンドが自閉症であることを知ったチャーリーは、遺産を手にいれるために施設から彼を連れ出してしまう。
スザンナはそんな、チャーリーの行動を非難し、レイモンドの初めての理解者となっていく。
当初は金のみが目的であったチャーリーだったが、旅を続けていくうちに、本来あるべき兄弟愛がうまれていく。そして、チャーリーとスザンナの関係も変わっていく…。(公式サイトより)


舞台セットも演出も、初演とほとんど変化なし。
変わっていたのは劇場と、スザンナ&ブルーナーのキャスト、そして、橋爪さん&椎名さんの演技の幅。
なんというかそれぞれの役を完全に自分のモノにしていた余裕とでも言いましょうか。
初演の時よりも、それぞれの役が乗り移ったかのように見事な演技をされてました。
途中休憩を挟み、1幕と2幕とでその空気感が大きく変わるのも見ものでした。

佐藤誓さん:ブルーナー
出番は決して多くないが、その存在感は充分に感じました。
レイモンドの後見人&遺産の管財人なんだけど、遺産目当ての悪い人なのか、はたまた本当にレイモンドを思い、チカラになろうとしているのか観客に判断を委ねるような演技はさすがです。
(実際、いい人なんだけどね。)

紺野まひるさん:スザンナ
すごく自然に演じてたのに好感持てました。会ってすぐにレイモンドが心を開き、好意を示すのも頷けます。(笑)
チャーリーからのプロポーズを受けるが、レイモンドと一緒に暮らすと聞かされてからの演技はすごく良かった!同じ女としてこの心情はすごく共感できたし、理解もできる。
決してレイモンドの事は嫌いじゃないけど、一生一緒に暮らしていくのかと思うと、不安を感じるのは分かるよねぇ~。
ウェイトレス役でのピンクのメイド服がすごくお似合いでした♪(笑)

椎名桔平さん:チャーリー
初演と比べて、役を完全に自分のモノにしてたのは桔平さんでしたねぇ。
常に苛立ち、人間を信じず、心から人を愛する事もしない、”突っ張った”生き方しかできないチャーリーを好演されてました。
レイモンドと出逢い、兄だと知らされ困惑するが、行動を共にするうちに次第に心を通わせ、遺産目当てではなく「家族」として一緒に暮らしたいと願う純粋な気持ちが痛いほど伝わってきました。
自分の空想の中だけの友達だと思っていた”レインマン”が実はレイモンドだったと知り、
耳に残る優しい歌声がレイモンドが歌ってくれた子守唄だったと知り、
そして、自分の身体に残る火傷の痕が父からの虐待では無くレイモンドによる事故だったと知る。
幼い頃の記憶が、全てレイモンドの記憶だと知っていく様子には息を呑んで見入ってました。
バスタブにお湯を入れていると、チャーリーに火傷を負わせてしまった記憶が甦りパニックになるレイモンドを落ち着かせるために抱きしめようとするが、直接身体に触ると余計にパニックになると思い、毛布を掛けて毛布越しに抱きしめるシーンでは涙が溢れてきちゃったよぉ~。
なんとも優しいシーンだったなぁ。
あとはダンスのシーンで初めて手を繋ぎ、抱き合うところでも泣けてきちゃった。(笑)

橋爪功さん:レイモンド
とにかく”あっぱれ!”としか言い様がないです。
何度笑わせてくれ、何度私の涙腺を壊してくれたか・・・。(笑)
ちょっとした仕草が、なんだか可愛らしくて笑えちゃうのよねぇ。
読書の時間に渡された電話帳を「これは読んだことない」と読みふけるとこで笑い、
爪楊枝が無いからとホットケーキを食べすにいたら「お腹から変な音がする」と空腹を訴えるシーンで笑い、
”不吉なことリスト”や”イヤな事をされたリスト”をこまめに書くシーンでも笑い。(笑)
中でも一番笑ったのはリフテイングのシーン。
自分の膝で受けたボールが顔面を直撃した時は笑ったなぁ~。
おまけに桔平さんからのボールが、これまた顔面にヒットしたと時は会場大爆笑でした!(笑)
10回連続、20回連続とリフティングが成功した時には客席から大きな拍手がおきました。

自分の身体に触れられる事を拒み続けていたレイモンドが唯一自ら身体を寄せたシーンは・・・。
一緒に暮らす事を一度は承諾したが、チャーリーが結婚する事を知り、自分が居てはいけないと「施設に帰る!」と言い出すレイモンド。固く決意する彼を引き止められず淋しそうに肩を落とすチャーリーの横に座り、自分から頭を寄せるレイモンド。
もぉ~、このシーンで涙腺破壊されました。
そして立ち去る時に、チャーリーの頭を撫でて行くとこでは鼻水も流れる程、号泣しちゃいました。(笑)

ラスト。
夏のある日。今までは火傷の痕を露出するのを嫌がっていたチャーリーは半袖のシャツを着てレイモンドの施設に面会にくる。
傍らにはスザンナと生まれたばかりの赤ちゃんを連れて。
そしてそっと歩み寄るレイモンド・・・で、幕。

カーテンコールでは会場から割れんばかりの拍手喝采!
いつまでも鳴り止むことなく、大きな拍手がキャスト達に贈られてました。
橋爪さんは2度目までレイモンドのままでご挨拶。
やっと3度目に登場した時に、橋爪さん自身に戻ってカーテンコールに応えてくれました。

「家族」、「愛」、そして「優しさ」溢れる、最高の舞台でした!

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

>そして立ち去る時に、チャーリーの頭を撫でて行くとこでは鼻水も流れる程、号泣しちゃいました。(笑)

ここは、心の名場面集の大切な1ページとして
永久保存ですっ!!
一番残ってる所です!!
すべてよかったから・・
泣きすぎで覚えてない所も多々あるし・・・で、もう一度みたい!
再び再演あったら絶対行きます!
もうすでに近所の人も随分誘った(笑)

かずりんさん

>心の名場面集の大切な1ページ
いいですねぇ~♪
ほんと、さりげない仕草なんだけど、
兄として弟を想う気持ちが全て現れてたよね!
あとはやっぱり、頭を寄せ合うシーンも良かったなあ。

>もうすでに近所の人も随分誘った
素晴らしい!!
かずりん特派員!!(笑)
私も再々演があったら、絶対に観に行きます!
でね、今回PARCO劇場で上演したから、
DVD化されるんじゃないかって密かに期待してます♪
でも海外モノの版権って厳しいから、
無理なのかもって諦めてみたり・・・。
でもDVD化されたら、絶対に買いまーっす!

大感動でした!

麗さん、どうもです♪
本当に素晴らしい舞台でしたよね!
その素晴らしさに、つい饒舌になってしまうくらい・・・。
劇場サイズも大き過ぎずにグッド。
客席と舞台の幸せな関係に身を浸して、至福の時間
でした。
(*ーー*)

麗さんや、かずりんさんも上げられた“大切な一場面”。
私もデス!
もちろん、他にも素敵な場面テンコ盛り。
あのリフティングも、本当に客席一体になって
盛り上がって・・・。
楽しかったですよね♪
(*^^*)

midoriさん

>その素晴らしさに、つい饒舌になってしまう
えぇ。(笑)
これはmidoriさんのblogの記事を読めば一目瞭然!
感動して興奮した様子が手に取るように分かります。

PARCO劇場は本当に観やすいですよね!
初演のグローブ座の時は、死角があったりしたので、
見えなくてイライラしたりもしたのですが、
PARCOでは全体的に舞台を見れたので大満足です。

>“大切な一場面”私もデス!
ですよねー!
あのシーンは思い出しただけで、泣きそうになります。
ってか、泣けます。(笑)

リフティングでは、おそらく会場の観客全員が、
一緒になって心の中で回数を数えてましたよね。(笑)
不思議な一体感があったと思います。

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

「レインマン」 本当、簡易版ですが・・・

月も変わって、中旬だというのに!blogは休止状態だし、本当に色んなことが滞ってて…。でも、この感動は、伝えずにはいられません!!
この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

カレンダー

05 | 2021/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

プロフィール

麗

Author:麗
芝居&ライブ&グルメ&ギャンブル好きなOLの日々徒然

月別アーカイブ

最近のコメント

カウンター

ブログ内検索

観劇予定

みんなで作るみんなで楽しむ演劇クチコミサイト、演劇ライフ