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『ヴェニスの商人』@天王洲銀河劇場

市村vs藤原で話題のこの作品。
やっと観てまいりました!

ヴェニスの商人
ヴェニスの商人

「ヴェニスの商人」の話は有名だけど、ちゃんと観た事なかったなぁ。
一応内容を思い出そうとしたが「肉1ポンド・・・がどうしたんだっけ?」てな程度。(笑)
蜷川演出以外でのシェイクスピア作品はひさしぶり。
そんなこんなで観劇の感想は・・・。

舞台は、貿易都市として栄えた16世紀末のヴェニス。
アントーニオは、この街で貿易商を営む裕福な紳士。
ある日、彼の元に、年下の親友バサーニオが借金の申し込みにやって来る。
ベルモントに住む才色兼備の令嬢ポーシャにプロポーズをするために。 が、あいにく全財産が海を渡る船の上にあったアントーニオは、自らが保証人となり、バサーニオにユダヤ人の高利貸しシャイロックを紹介します。
そんなふたりにシャイロックが出した条件は、「もしも3カ月の期限までに借金が返せなかったら、アントーニオの肉1ポンドをもらう」というもの。
常軌を逸した申し出にアントーニオはたじろぎますが、期限内に船が帰還すると信じる彼は、この条件を承諾。
おかげで、金を手にベルモントへ旅立ったバサーニオは、難しい結婚の条件をクリアしてポーシャと結ばれます。
そんなとき、アントーニオの輸入品を積んだ船が難破。借金返済の目処が立たなくなった彼と、約束どおり1ポンドの肉を要求するシャイロックの闘いは、法廷の場に持ち込まれることに…。(公式サイトより)


まずロビーに入って驚いたのは中世の仮装をした人たちがそこかしこに。
仮面をつけドレスを着た人やら、ピエロの格好をした人、そして可愛い形をした木が動いてて・・・。
一緒に写真を撮ってるお客さんも居て、この光景だけでワクワクしてきました。
(もしかして・・・この仮装の人達は出演者だったのかな?)
ピエロ達が客席イジリをしながら舞台へ集まってきて、開幕となりました。

藤原竜也さん:バサーニオ
留学から帰ってきての初舞台ですかね。(おかえりぃ~!)
親友へ借金を申し出る時に甘えるような仕草、令嬢ポーシャとの結婚を望み賭けをする真剣さ、そして親友の危機を知らせる手紙を読んだ時の苦悩の表情などなど。
演技にも幅が出てきたようで安心して観ていられました。
そして2枚目竜也くんがコメディにも挑戦!?
ポーシャに求婚する他の男達を演じた時、可笑しかったなぁ。
黒人メイクでハイテンションな男を演じたかと思えば、腰の曲がった老人を演じてみたり。(笑)
新たな魅力を開花させた感じでした。

西岡徳馬さん:アントーニオ
登場時、網タイツにハイヒール、ドレス姿で現れた時、あまりの美脚に驚きました。(笑)
バサーニオと歳の離れた親友で大金持ちという役はピッタリだったなぁ。
裁判の場で、椅子に押さえつけられ、今にも胸にナイフを突き立てられそうになった時の表情は迫力があって良かったです。
でもね、ユダヤ人をコケ下ろしたような態度には、観てるほうが不愉快になってました。

市村正親さん:シャイロック
さすがの存在感!舞台上に市村さんが居るだけで会場全体の空気が変わるのが分かるほど。
最初は薄汚くて、金に執着するイヤーな奴って思ってたけど、キリスト信者達に唾を吐かれ、汚い言葉で罵られる度に、なんだか可哀相になってきた。
娘にも金品を持ち出されて逃げられ、キリスト教徒に商売の邪魔をされ、あげくの果てにはユダヤ教からキリスト教への改宗を命じられ、、、。
裁判のシーンでは、自分自身の感情があっちに行ったり、こっちに行ったりで忙しかった。(笑)
アントーニオが窮地に追い込まれると、シャイロックが憎くなり、逆にシャイロックが劣勢になると、アントーニオを卑劣だと思ってみたり。
これも市村さんの迫真の演技の賜物ですかね。

寺島しのぶさん:ポーシャ
私、彼女の舞台は初見だったかなって思ってたら、観てました。
2002年の「詩のしの詩」という舞台で、渡辺えり子さんや篠井英介さん、深沢敦さんと共演してました。
この時の印象は特に覚えてないなぁ・・・。(笑)
で、今回、才色兼備な女性という事で好演されてました。
ただ藤原くんと並んでると、恋人(夫婦)同士というよりは姉弟としか見えなかったよ。ケンカのシーンでも夫婦喧嘩というよりは、自分の大事な指輪を弟に無くされて怒ってるように見えてしまいました。(笑)
裁判のシーンではハラハラしながらポーシャの判決を聞いてました。

で、今回の好演者は、、、佐藤仁美さんだなぁ~。
ポーシャの侍女役だったんだけど、これがいい!よく通る声でセリフも聞き取りやすかったし、従順にお嬢様を守り、助けていく演技が見事でした。
夫との喧嘩のシーンも笑えて、可愛かったし♪

宗教の事については詳しく分からないけど、この芝居を見てキリスト教とユダヤ教との根深い対立を垣間見てなんだか不愉快になってました。
って言うか、ユダヤ人へのあからさまな迫害を目の当たりにして憤ってたかもしれません。
無理やり改宗を求めたり、ユダヤ人に対する数々の悪態に怒りが・・・。

カーテンコールでの市村さんの満面の笑みでのはしゃぎっぷりに救われました。

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コメント

最近・・・・
「感想は後日!」で、笑える私は
どうかしている?!
それとも、貴方がオモシロすぎるの?!
がはは・・・・・。

かずりんさん

そんなトコロで笑っていただけるとは。(笑)
観劇後は友人と飲みに行ってしまうので、
帰宅が深夜。
本当は帰宅後すぐに書ければいいんだけど、
深夜に書く時間もなく・・・。
どうしても後日となってしまうのです。(笑)

その間に自分なりに芝居の内容を咀嚼して、
言葉を選んで書いてるつもりなのですが、
あまり胸に響かなかった芝居に関しては、
適当に書いてます。(おいっ!)

やっぱ難しい

麗さん♪
そうなんです、後味が悪いんです。
だから以前お会いして「どうだった?」と聞かれた時
ちょっと返事に困ってしまいました(笑)。
シャイロックは極悪人って設定のはずなのに、そう見えず
むしろシャイロックが憐れに見えてくるのは演出の
意図なのか?市村さんの演技のせいなのか?
市村さんの演技のせいなら、それは成功なのか、失敗なのか?
とか、いろいろ考えちゃいました。

それにしてもシャイロックが改宗を命じられた後
「お前ら何様やねん!」と心の中で
突っ込んじゃいました。
宗教って難しいですね。特に日本人には。

開演前の様子は楽しかったです!写真もOKだったんですね。
ああいう居雰囲気って、ワクワクして好きですね~。

みんみんさん

>宗教って難しいですね。特に日本人には。
本当、そう思います。
確かにこの作品は、無宗教派の日本人にとっては理解し難いんでしょうね。(一応仏教徒でしょうが・・・)
ユダヤに対する嫌悪感っていうのを持ち合わせてないし、
キリスト教ってそんなにエライんかいっ!って心の中でずーっと呟いておりました。(笑)

シャイロックは極悪人だったんですかねぇ?
私も逆に憐れに見えて可哀相に思えました。
色んな意味で考えさせられる芝居だったと思います。

開演前、写真撮影してましたよ。
主役級の人達は分かりませんが、
ロビーに居た人達はキャストだったんでしょうかね。
(スタッフだとしても、あんなに大人数居たのかなぁ)
そう思うと、私も写真位撮っておけば良かったと、ちょっぴり後悔。(笑)

千穐楽で観て来ました

リクエストいただいている「阿古屋」が後回しになっていてごめんなさいm(_ _)m
劇団四季で観て以来2回目の「ヴェニスの商人」で演出は全く違います。今回は、前回納得がいかなかったこともすっかり納得できて、そうなるとすっかりと人物像も違って見えて、のめりこんで観てしまいました。
やっぱりアントーニオとバッサーニオの関係をしっかり愛人関係にしてもらったのでポーシャのやきもちを焼きながらの頑張りが可愛く思えてきて、最後に勝利者になったポーシャと愛を失ったアントーニオの対比もきき、せつなくて胸キュンでした。シャイロックとアントーニオの共通性にも思い至って思い返しては反芻してという舞台となりました。
TBさせていただきましたので、お目通しいただけると嬉しいです。

ぴかちゅうさん

コメント&TBありがとうございます!
早速、エントリを拝読させて頂きました。
いやぁー、(なるほど!)と何度頷いた事か・・・。(笑)

・アントーニオとバッサーニオの愛人関係
・富豪の娘ポーシャとの計算ずくの結婚
・「愛」のため命を懸けての借金の誓約などなど。

なんとなく理解していたものの、
ぴかちゅうさんの記事を読んで、
すべてに合点がいきスッキリしました。(笑)

愛の勝利者ポーシャと、愛を失ったアントーニオの対比。
そしてそのアントーニオとシャイロックの共通性というぴかちゅうさんの着眼点には、目からウロコ状態でございます!
さすがです!!
勉強させて頂きました。

東京千秋楽のカーテンコールも楽しまれたようで何よりです♪
私も、市村さんの踊り、見たかったなぁ。

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07/09/30 「ヴェニスの商人」東京千穐楽グレゴリー・ドーラン賛!(追記!)

{/choki/} 「ヴェニスの商人」を舞台で観るのは2004年10/28に劇団四季で観たのが初めて(プログラムに挟んだチケットで確認。検索して記事を探したがブログを始める前だった)。日下武史シャイロックを観にいったのだがそれはそれは見事で、作品もシャイロックの悲劇という

観劇「ヴェニスの商人」

わざわざ夜行高速バスで観に来たのはこの作品でした。平日でバスも比較的空いていたし、高速バスにも相当慣れたので移動後の疲れも本当に少なくなりました。 「ヴェニスの商人」天王州銀河劇場 5列13時30分開演、16時45分終演作:W.シェイクスピア ?演出:グレゴリー...
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