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ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『ドラクル』@渋谷シアターコクーン

何かと話題の、この芝居・・・。
観てきたよー!

ドラクル
ドラクル

普段の芝居と比べて、年齢層高め。
そして今回の私の座席は、、、1階最後列。
舞台までが遠いったら、ありゃしない。(笑)
しかもこの位置でS席の代金かよぉ。
座席が悪かったおかげで、照明の美しさは存分に楽しめました。(笑)

てな訳で、ちょっと辛口な感想を・・・

18世紀終わりのフランス西部。
人目を避けるように森の奥に建つ小さな屋敷で、信心深く暮らすレイとリリス。
リリスはレイと離れることを何よりも恐れ、病身でありながら病院へ行くことすら拒む。
だがある日、「自分の街を救って欲しい」と一人の使者がリリスを訪ねて来る。
そこは、かつて彼女が領主の妻として過ごした街だった。
その領主と現在の妻の願いを断ったリリスは強引に誘拐され、
それを知ったレイはリリスを救うため旅立つ。
それは、リリスとの誓いを破り、
封印した自分の暗黒の力を解き放つことを意味していた。(公式サイトより)


ま、初めから予感はしてたんですよ。
私的に長塚作品とは相性悪いって事ぐらいは・・・。(笑)
それでもいつもの様な暴力&グロいシーンは少なめで、
観やすかったとは思うのですが、内容がねぇ。浅い。
しかも主役二人の魅力が活かされてないよなぁ。
自分は脇の役者目当てだったから、別にいいんだけど、
特に1幕目ははっきり言ってつまらなかった。
事実、休憩明けの2幕目には、そこかしこに空席確認。
(最後列だと見えなくていいとこまで見えちゃうのねん)
私の隣の席の人も結局休憩後、帰ってきませんでした。

市川海老蔵さん:レイ
脇の役者が目当てだったとは言え、密かに期待してたんですよぉ。
しかーし、1幕目ではセリフが聞こえないわ、棒読み状態だわ、印象悪し。
まあそういう演出意図だったとは思うけど、初生エビちゃんだったので残念だったな。(笑)
でも1幕後半から2幕にかけて、怒りから狂気をあらわにする様子は良かったと思う。
長いマントを翻して歩く姿は格好良かったし♪
ラスト、小さな牢に捕らえられ、ぽつりと力無く言う「許す・・」の言葉にはちょっとキュン♪っとなってしまいました。(笑)

宮沢りえさん:リリス
今回は感情を抑えた演技が多かったせいか、声が弱い。
ささやくようなセリフを言うと、私の席では言葉が聞き取れず「?」の状態になってました。
ただ、赤ちゃん殺しの自分の過去を独白するシーンは思わず引き込まれてしまうほど、良かったなぁ。

山崎一さん:ブランシュ
ストーリーテラーの役割で、レイをずっと見守る監視役のような存在。
もう、山崎さんに関しては何も言う事ないです。
膨大なセリフをこなし、ちょっとコミカルなシーンで笑わせてくれるし、最高でした。
レイはブランシュの存在自体を疎ましく思っていたけど、本当は唯一の親友だったのかもね。

山本亨さん&明星真由美さん:ジョン&マリー(レイの吸血鬼仲間)
もうこの二人は最高!亨さんの身の軽さは格別♪
窓からピョンと飛び降りたり、レイとの決闘シーンには惚れ惚れしました。
そして明星さん、、、妖怪人間ベラですか?(笑)
舞台が遠かったからよく見えなかったけど、メイクが怖そうだったなぁ。
芝居の世界に完全復活してくれて、本当に嬉しい限りです。動ける女優は貴重だよぉ~。

勝村政信さん:アダム
優柔不断な領主って役が妙にピッタリだったなぁ。
自らの誤った言動によって周囲の人を不幸にしていく元凶なんだけど、なんだか憎めない。(笑)
世継ぎを残すためにリリスを騙す行為をして苦悩する姿は、あまりにも身勝手だよなぁ。
でも憎めないのよね~。(笑)

永作博美さん:エヴァ
今回のキャストの中で、一番良かったよぉ!
最初に登場してきた時は、永作さんだと分からずに(小島聖?)って思ってました。(笑)
かつての妻だったリリスに対する嫉妬や、夫であるアダムへの疑心。
そして直接対決となったリリスとのシーンは本当に圧巻でした。
「どうしたらアダムに愛されるの?」のセリフにはなんだかグっときたなぁ。

冒頭にも言いましたが、最後列だったおかげで照明の美しさは存分に楽しめました。
場面転換で目潰しとして客席にあてられた強い光やら、ステンドグラスの光。
そして舞台上に映しだされた、生気を失ったひび割れた大地をあらわす照明やら、街の中での石畳をあらわす照明などなど・・・。
1幕と2幕の最初に重厚なカーテンがすーっと開くような照明も美しかったです。

<余談>
休憩中、PAに長塚氏の姿を発見。
ジャージ姿で、なにやら真剣な顔してメモを取り、オペレータに指示を出してました。
毎回、公演チェックしに劇場に来てるのかな?

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コメント

後ろの席だと・・・

麗さん♪
確かに私は前方席だったので、エビちゃんもリエちゃんも
声は聞こえてきたけど、後ろだったら辛いと思う。
でも、永作さんは良かったですよね!!
山崎さんも目が離せなかったし・・・。
脇の役者さん達は期待通り!でした。
私はストーリーも結構単純に楽しんでましたけどね(^^ゞ

みんみんさん

んっとね、、、あれでチケ代がもっと安ければ納得だったと思うんですよ。
あれだけの金額払ったのにこんなんかよ!って怒りが先行してます。(笑)
席によってセリフが聞き辛いのは致命的なんですがね・・・。

脇を固める役者さん達は、本当に良かった!
永作さんはお見事でしたねぇ。
声の通りもピカイチだったし、
演技に関しても感情移入してしまいました。
山崎さんや勝村さんに関しては、安定した上手さで、中山さんは笑い担当でしたね。(笑)

ストーリーは意外にも単純で、
分かりやすかったですね。
ジャンヌの名前が出てきた時にはちょっと驚きました。(笑)

初長塚作品でした

9/19に観た感想をTBさせていただきましたm(_ _)m
今回は「ドラクル」トータルにヤラレました。だからすぐ阿佐ヶ谷スパイダースを観ようとかいう感じでもないのですが、「ひばり」やら「ロープ」やらいろいろイメージも重なってきて、勝手に自分で盛り上がっているのかもしれません。
>永作さんはお見事でしたねぇ......私もそこは予想を超えていましたので力を入れて書いてしまいました。大収穫です!
>あれだけの金額払ったのにこんなんかよ!......私もコストパフォーマンスにうるさい方なんでこういう感覚はよくわかります。2階席最前列は手すりが高すぎて邪魔。背が小さい私は伸び上がったり縮んだり、場面によって棒の上下で見分けてました(^^ゞそれで9000円・・・・・・高いよ~(T-T)

ごめんなさい、3列目でした(笑)

ハジでしたけどねっ。
海老蔵さん、顔デカッ!って思ったのはカツラのせいですか?それとも。。。(笑)
ナツは脇の方メインで行ったので楽しめました。

ぴかちゅうさん

またまたコメント&TBありがとうございます!
えぇ。私も阿佐スパの本公演は未だに観た事ありません。(笑)
長塚演出は何本も観てますが、どの作品もグロい表現がもれなく付いてきます。(笑)
そういう意味では今回の舞台は、さほどグロい表現は無かったなって印象です。

>「ひばり」やら「ロープ」やら・・・
本当にそうですね!
ジャンヌ・ダルクの名前が出てきた時は「ひばり」、
そしてりえ嬢や明星嬢が出てきた時には「ロープ」を思い浮かべてました。

>力を入れて書いてしまいました。
ほんと永作さんの”生きた役”は見事で見ごたえ充分でした。
後程、ぴかちゅうさんの渾身のレポを拝見しに伺います♪

チケット代金の件、共感してもらえて良かったぁ。(笑)
2階最前も微妙に観辛いですよね。
確かに手すりのバーが邪魔になります。
1階最後列で11000円。
2階最前列で9000円。
どちらが観やすかったかは、分かりませんが、
チケットの相場が高かった事だけは断言できそうです。(笑)

ナツさん

端とは言え、かなりの良席だったんですね。
キャストの表情まで見え堪能できたのでは?(笑)

>海老蔵さん、顔デカッ!
んっと、最後列からも確認できました。(笑)
特にりえ嬢と並ぶとより一層際立つと言うか・・・。
あとは意外とお尻が大きいなって思ってました。

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07/09/20 「ドラクル GOD FEARING DRACUL」にやられた!

{/hiyoko_thunder/} 吸血鬼物はクリストファー・リー主演の映画をTVで観たのが最初。少女期に萩尾望都の漫画「ポーの一族」にハマり、TVで映画「インタヴュー・ウィズ・ヴァンパイア」で永遠に死ねない呪わしい運命に生きるせつない吸血鬼物こそ王道と思うようになっ

観劇「ドラクル」

今日2本目はコクーンで「ドラクル」。フライヤーがアールヌーボー調で美しいのよね~。実は主演の二人にはあまり興味はなく、脇のキャストが目当てでの観劇です。 「ドラクル」シアターコクーン 4列目19時開演、22時10分終演作・演出:長塚圭史 出演:市川海老蔵、宮沢
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