ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

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『ロマンス』@世田谷パブリックシアター

豪華な出演者で期待大のこの公演。
ロマンス」を観てきました。

ロマンス

初こまつ座って事もあり、しのぶさんvsたか子ちゃんの対決(!?)って事で非常に楽しみにしてました。

(以下ネタバレあり・・・長いよぉ!)

全生涯を兄に捧げた妹がいた。
兄は医者、そのそばで看護助手と薬剤師をつとめ、家政婦も、マネージャー役も兼ねていた。ときには兄を甘やかす母親にもなった。
妹には一人の親友がいた。親友は魅力的なドイツ系の女優で、妹は親友になんでも打ち明けていた。
妹が怖れていたことはただ一つ、兄と親友とが結婚したりはしないかということ。二人とも結婚生活には向いていないのだ。
だが、怖れていたことが現実になり、二人はこっそり結婚していた!
妹、マリア・チェーホワは激怒した。
親友は、わたしたちのロマンスについてだれも口を出すべきではないと抗弁し、
そして兄は頭を抱えながら、最後の戯曲『桜の園』に取りかかった。(公式HPより抜粋)


前知識を何も入れず、どんな話かさえも知らずに観に行った私。
これって音楽劇だったのね。しかもチェーホフの話だったとは・・・。(笑)
いきなり唄いだしたのには驚いた。おまけにチェーホフの写真パネルが現れた時も、(ダレ?)って思ってたし。(笑)
チェーホフ作品は色々と有名で題名だけは知ってたけど、実際にその作品の芝居を観た事ないし、本も読んだ事ないし、しかもチェーホフ自身の事なんて何にも知らないし、、、。(笑)
今回は男優達がチェーホフを年代別に演じていくという面白い試みをしてました。

井上芳雄さん:少年チェーホフ 他
ミュージカル界のプリンス登場!(笑)
私は2003年に上演した「シンデレラストーリー」以来、2度目の拝見でしたが、やっぱり唄は上手いですねぇ。
少年チェーホフの他にもマリアに求愛する青年役や、病院での研修医の役など色んな役を演じてました。
求愛する青年役での熱演が一番印象的でした。

生瀬勝久さん:青年チェーホフ 他
いやぁ~、生瀬さん格好良い!(ここでもサラ毛フェチ大喜び♪)
医者になりながらも人の良さが災いして、なかなか生活が楽にならない青年期のチェーホフを見事に演じてました。
その他にも強盗役やボーイ役、役所の同僚役など何役も演じてましたが、ボーイ役が最高!(笑)
怪しいダンスをするわ、グラスを倒しそうになってアタフタする小芝居やら、コミカルな役はさすが生瀬さん!って感じでした。
あとはトルストイ(だよね?)役の時も爆笑させて貰いました。
あの絶妙な「間」はさすがの一言です。

段田安則さん:壮年チェーホフ 他
段田さんはどんな役を演らせても切り換えが上手い!
急に本のアイデアが浮かんできて、自分の世界に入り込んでいく様子はすごかった。
それに意外と(?)唄が上手い事にも驚きました。(笑)
鼻メガネを掛けた姿は、写真のチェーホフにそっくりだったなぁ。

木場勝己さん:晩年チェーホフ 他
もうね、木場さんの晩年チェーホフに泣かされそうでしたわ。
妻を心から愛し、無邪気に笑う笑顔が本当に可愛らしい♪
ソファーに座り、妻がおどける姿に「うん♪うん♪」と、
手を叩きながら笑う顔が目に焼きついてます。

松たか子さん:妹マリア 他
澄んだ綺麗な声で唄う松さんの声はいつ聴いても素晴らしいわ♪
チェーホフ少年時代の警官役以外は、マリア役一本!
自身は結婚もせずに献身的に兄に尽くす姿を好演してました。
自分が一番兄を理解していると思っていたのに、妻となるオルガに嫉妬し、対抗する姿はちょっと滑稽だったなぁ。
マリアは強烈なブラザーコンプレックスだったんだろうね・・・。

大竹しのぶさん:妻オルガ 他
しのぶさんの魅力満載だったよー!
唄はもちろんの事、患者の老婆役や役所の未亡人役で大活躍。(笑)
無名女優だった頃から、有名女優になった時のオルガで雰囲気がガラリと変わったのはお見事!
老婆役で、おじいさんの口真似をしてた時に、あまりにも何を言ってるのか分からず、生瀬さんから頭を叩かれツッコまれ二人してじゃれ合ってる姿に笑わせてもらいました。

井上ひさし氏は遅筆で有名(?)なので、公演終盤でのチケットを取ってたのですが、いい具合にキャスト達もこなれてきてて、すごく良いカンパニーになってると感じました。

チェーホフは本当に妻の事が大好きだったんだな~って、パンフレットに書かれていた妻への手紙を読みながらオルガが羨ましくなったよ。
そしてまたオルガもチェーホフを深く愛してたんだなって手紙の文章から伝わってきました。

この芝居、機会があればもう一度観たいです。

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コメント

4人のチェーホフ

麗さま
ステキなカンパニーでしたね。
チェーホフの役を4人の男優が演じ分ける
という試みは大成功だったと思います。
それに加わる女優2人がまた絶品ですからね~。

晩年チェーホフの木場さんの笑顔、ほんとうに
ステキでした。すごくイメージに残ってしまった
ので、今後シェイクスピア劇とかで木場さんを
観たらどう見えるだろうとちょっと心配なくらいです(笑)。

スキップさん

ほんと6人のキャスト達が活き活きとしてて、
魅力満載でしたねぇ♪

>チェーホフの役を4人の男優が演じ分ける
本当にそうでした!
しかもその入れ替わり方が自然で、
違和感がなかったのが素晴らしい!

木場さんの笑顔には参りました。
あんなに可愛い笑顔を見せられたら、
悪役をしてる時に思い出しそうですね。(笑)

久し振りに良質な芝居を観れて、
観劇後のお酒が美味しかったです。
あぁ~、幸せ♪(笑)

麗さん♪
ほんっとに豪華なキャストですよね!!
私はストレートプレイで大竹さんを観たのは初めてですが
本当にステキな女優さんですね。
私、木場さんは「MIDSUMMER CAROL」の
イヤなヤツの印象がどうしても強かったんですが
晩年のチェーホフにすっかりヤラれてしまいました(笑)。
って、チェーホフも何も知らなかった私。
来年の竜也君の「かもめ」にも俄然興味が出てきました。

みんみんさん

みんみんさん♪

キャストの豪華さに惹かれて、
チケット取った甲斐がありましたよ!(笑)
本当に素晴らしい舞台でした。
しのぶさんは「真の女優」だと思います。
今回のオルガそのものかも。(笑)
晩年チェーホフの木場さんとの絡みは、
本当に素晴らしかったと思います。

>来年の竜也君の「かもめ」
えぇー!そうなんですか!
観にいきたーい♪(笑)

僕も先週観て来ました!
同じく何の知識もなく行ったので「なぜピアノ?しかも歌!」とビックリでした。
しかも、チェーホフの一生なんて、ちっとも知らないぞ!と不安になりましたが、そんな心配はいらなかったようで芝居を楽しめました。

でもエアコンがききすぎて震えながら観ていましたよ。
寒い国の話だからか?演出?とちょっぴり思ったスヌゾーなのでした。

「かもめ」は・・・

麗さん♪
2008年6月中旬~7月中旬
赤坂ACTシアターだそうですよ♪
藤原君以外のキャストや、演出家までは
ちょっと分からないんですが・・・。

スヌゾーさん

スヌゾーさん

私もピアノが置いてあった時点で、
(おやっ?)っと思ってました。
チェーホフ自身の事を何も知らなかったけど、
逆に変な先入観が無かったおかげで、
素直に楽しめました。

>でもエアコンがききすぎて・・・
あ、そうでしたか?
私の席は普通でしたよ。
舞台に近かったから照明の暖かさで、
ちょうど良かったのかなぁ?(笑)

みんみんさん

みんみんさん

おぉ!詳細ありがとう!
2008年、、しかも6月ですか。(笑)
約1年後かぁ・・・。
ずいぶん先の話のようだけど、
きっと「あ!」っと言う間なんでしょうね。

>ここでもサラ毛フェチ大喜び♪
がはは♪もう、すっかり舞台の感動も薄くなり、読ませていただきつつ
お~~~そうやったそうやった♪
・・・と感動してるところへ
・・・麗さん、これだも~~~ん(爆)
これからは、舞台だけでなく、貴女の為に
サラ毛男を目をサラにして捜しますわ♪

かずりんさん

かずりんさん

サラ毛フェチとしては、
生瀬さんのサラサラな髪が大好物なんですよ♪(笑)
風に揺れる度にキュンっとします。

>サラ毛男を目をサラにして捜しますわ♪
ぜひぜひ、よろしくー!!
かずりんさんの身近に居る、
サラ毛君でもOKです。(笑)

6人の芸達者で楽しくホロリ~

9/23に観た感想をTBさせていただきましたm(_ _)m
チェーホフ劇はどうも苦手で2回観てそれ以上手を出さないできました。それを克服するきっかけにもなればという期待も持って観劇。
さすが井上ひさしでした。遅筆だし当て書き状態だしで6人のキャストの魅力を引き出してまさに上質なボードヴィル劇に仕上がっていて堪能できました。
大竹しのぶと松たか子の激突劇でなくなって正直ちょっとホッとしました。4人の素敵なチェーホフとのからみが素晴らしく、夫婦愛にホロリ。コメディ部分もも生瀬さんが加わるとまさにカタカナのボードヴィルって感じになったような気がして勝手に喜んでいました。

ぴかちゅうさん

コメント&TBありがとうございます!
私はチェーホフ劇を観た事がなかったので、
逆に何の先入観も無く見れたのが良かったのかもしれません。

今回は井上さんの遅筆が良い様に作用したようですね!(笑)
当初は女優達のお供え(?)状態だった男優陣を活かす内容にしたお陰で、とても素敵な作品に仕上がってたように思います。

若さ担当の井上くん。
コメディ担当の生瀬さん。
繊細さ担当の段田さん。
そして円熟さ担当の木場さん。
それぞれの実年齢に合わせたチェーホフの演じ分けと連携は、本当にお見事でしたね!

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