ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『The Last Laugh』@渋谷PARCO劇場

三谷幸喜氏の代表作!「笑の大学」の英語版を観てきました!

The Last Laugh
The Last Laugh

98年にPARCO劇場で再演された時、舞台を観てるのですが、
その時にも大爆笑に次ぐ大爆笑で、すごく印象に残ってる芝居。
もうね、西村雅彦さんと近藤芳正さんの絶妙な掛け合いが可笑しくて、
1度しか舞台を観てないんだけど、笑いのツボにハマったセリフも覚えてる程。(笑)

その芝居がイギリス人キャストによる英語劇でどうなるのか?
っという興味から行ってきたのですが、、、
(以下ネタバレあり)
時は、戦争色が濃厚になる昭和15年。
登場人物は、警視庁検閲係と劇団の座付作家。
非常時に喜劇など断じて許さないとする検閲官は、
上演中止に追い込もうと執拗なまでの注文を繰り返す。
しかし何とか上演許可をもらいたい作家は、検閲官が要求する無理難題を逆手に取りながら、
あくまで真正面からの書き直しに挑戦する。
警視庁の取調室を舞台に相対する男2人のドラマが始まる。(日本版でのあらすじを抜粋)


いやぁ〜、やっぱり面白かった!
当然の事ながら脚本が面白いと、言語に関わらす面白いんだって再認識。
観客にも外国人が多かったんだけど、笑ってましたねぇ〜。
舞台両脇には字幕用の電光掲示板があって、私はその字幕を追ってたんだけど、
外国人の観客とはやはりちょっぴり笑いのタイミングがズレてました。(笑)
てか掲示板に訳されてないセリフで笑ってるのよねぇ。
あぁ〜、私も英語が理解できれば、、、(笑)

検察官がどんどん脚本に注文を付けていくが、
そのおかげで作家のイメージがどんどん膨らみ、益々面白くなっていく。
そして検察官と作家が立ち稽古まで始めていくんだけど、
このシーンは本当に最高!(笑)
笑いに対して全く理解を示さず、ユーモアのセンスもなかった監察官が、
自分のアイデアを採用されたことに少しずつ興味を示し始め、
カツラまで付けて演技をしていく様が本当に面白い!
戦時中という事で、窓の外では軍用車が行き交い、銃声やら爆発音が聞こえてくる。
そんな中で生真面目なお役人が、真面目に演技をしている姿に笑えるんだよね。

検察官と心が通じたと思った作家は、心の内を検察官に打ち明ける。
素直に言う事を聞いて、色々と書き直していたが、
どうせ笑いを理解できないし、舞台を観に来る事もないだろうから、
脚本はそのまま通そうとしてたと。
でも、検察官と話していくうちにどんどん面白くなり、感謝していると・・・。
しかし検察官はやはり国の軍事に携わる人間。
今の世の中には笑いは必要ないと、脚本の全面書き直しを命じる。
笑いの要素を一切排除しろ!と。

翌日、作家がやってくる。
書き直した脚本を渡し、自分にも召集が来て数日後には戦場へ行くと言う。
検察官は召集免除を申し出たが、作家はそれを断り戦場へ。
「命を大事にしろ」と検察官に言われ、部屋を後にした作家。
奇妙ではあるけど、二人の間には確実に友情が芽生えていたんだね・・・。
一人部屋に残った検察官は、作家の脚本を読みながら、声を上げて笑ってる。
外では戦火が酷くなり、大きな爆音が響き、建物も大きく揺れる中、
検察官の笑い声だけが聞こえて・・・幕。

いやぁ〜、大いに笑って、ラストにはホロリとさせるあたり、
三谷氏の脚本はいいですねぇ〜。
また外国での上演が決まってるようなので、世界中に笑いを届けて欲しいです。

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