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『髑髏城の七人』@青山劇場

すでに大阪公演を観た方々の感想を見ないようにしつつ・・・。
東京公演を心待ちにしておりました!

髑髏城の七人
髑髏城の七人_2011

主役キャストを全て若手の役者で揃え、天魔と捨を別キャストにした今回の”ワカドクロ”
一体どんな風に仕上がってるのか期待マンマンでしたが、

、、、あかん。

アカドクロやアオドクロの印象が強く残っていて比べてしまう。
脚本も今回の為に大幅に書き直されていて、アカやアオとは別作品って思えばいいんだろうけどダメだった。
役者の若さだけじゃなく、脚本も若く(ってか浅く)感じてしまった。
私的に一番の敗因は、、、●●。(笑)

ちょっと辛口な私的感想を・・・。

織田信長が本能寺で討たれて8年。
天魔王率いる関東髑髏党は、秀吉を倒し関東制覇をたくらみ殺戮を繰り返していた。
ある日、兵庫率いる関八州武者隊は、髑髏党に襲われている村を通りかかり応戦するも逆に窮地に追い込まれてしまう。
そこへ捨之介と名乗る若者が現れ、一騎当千に髑髏党を叩きのめす。
村の生き残った娘たちを連れて兵庫と捨之介が向かった先は、噂に名高い極楽太夫がいるという関東一の色里、無界屋蘭兵衛が取り仕切る"無界"の里だった。
ある晩、里で素性を偽って働いていた沙霧が髑髏党に襲われ、その場を助けた蘭兵衛は居合わせた捨之介を見て驚く。
そこへ突然天魔王が現れ、捨之介、蘭兵衛たちの過去が明らかになり、二人を髑髏党に招きいれようとする。
拒む蘭兵衛と捨之介は、無界の里を守る為、天魔王を倒すことを決意する兵庫や極楽太夫らと共に、天魔王と対峙することに・・・。(公式サイトより抜粋)


先に断っておきますが、私はこの作品が大好きです。
2004年「ドクロイヤー」と称され、アカドクロ(古田新太)、アオドクロ(市川染五郎)と2パターンの組に分け上演を行ったのは記憶に新しく、今回配役を一新して若いキャストで上演すると聞いた時には期待一杯だったのですが、、、

なんで天魔王と捨之介を別の役者に分けた?

別の人物にする事で、同時に二人を同じシーンに登場させる事が可能になった”利点(?)”があった反面、
信長の影武者で、同じ志を持っていた天魔王と捨之介の「表裏一体」、「陰と陽」みたいな感がまったく感じられなかった。
(そもそもこのあたりの設定自体変わっていた訳ですが・・・。)
さらに、捨之介と沙霧の関係性が、あやふやになった感じが否めない。
特に、捨之介が天魔王の鎧兜を着せられ、身代わりに殺させようという企みの時、「これは天魔王じゃない」と見破る沙霧の大事なシーンがあるんだけど、なんか説得力に欠けるのよねぇ。
前回は、”女は絶対に斬らない”という捨之介の「女たらし」なところが上手く織り込まれてて、納得させられるシーンだったのに、今回は、(は?あんたよく分ったねぇ~。逆に感心だわ!)っていうレベル。(笑)
それもこれも、主役であるはずの捨之介のキャラが弱すぎというのが大きな問題だと思う。
主役の役者のせいなのか、脚本のせいなのか、はたまた演出のせいなのか、計り知れませんが、あえて苦言を呈するならば、「主役に華がまったくない!」の一言に尽きます。(あぁ~辛口。)

とは言うものの、出演されていた役者さんたちはそれぞれ頑張ってましたよ。
登場人物多いので、簡単に感想なんぞ。

小栗旬さん:捨之介
白地に髑髏の墨絵が入った着流し姿、立ち姿は美しいんだけど、、、いかんせん細い!(笑)
そりゃあ、アカやアオ(特にアカ!)の二人と比べたら細すぎるのは当然なんだけど、男の色気が感じられなかった。
女好きでちゃらんぽらん、名を捨て、浮世を捨て、剣のみで生き残ってきた捨之介というには物足りなかったです。
身の危険を冒してまで、仲間たちが髑髏城に助けに行くだけの魅力が、私には感じられませんでした。
、、、「ムサシ」の時の小次郎役の時は色気あって格好良かったんだけどなぁ。(ぼそっ)

森山未来さん:天魔王
存在感バッチリ!殺陣も力強く素晴らしい天魔王でした。
歴代の天魔王とは違うタイプで、”去勢を張った”感じがまたすごく良かったです。
自分の思い通りにいかないと駄々をこねる、劣勢になるとすぐ逃げる、仮面を外したらただの子供。(笑)
ゲーム感覚で天下を取った気でいる中学生とでも言った感じかな。
行き詰ったら「リセット」ボタンを押してやり直せばいいや、、、みたいな狂気が、逆に怖かったです。

早乙女太一さん:無界屋蘭兵衛
立ち振る舞いが美しいの一言。
新感線作品に初出演した「蛮幽鬼」でも思ったけど、殺陣が本当に美しい!
流れるような動きで、河原さん達と互角に戦ってるのはすごいって思いましたよ。
剣の達人の美しい青年が「無界の里」を守ってるっていう感じもGoodでした!(アオの蘭は殺陣が・・・だったからねぇ。)
天魔王から麻薬入りの酒を口移しされるシーンは、あまりの美しさに凝視しちゃいました。(笑)

勝地涼さん:兵庫
今作品の中で一番のHIT!(笑)
新感線作品には3作品目の出演だけどすでに常連って感じで、初参加の出演者たちを引っ張ってましたね。
兵庫というキャラもピッタリで一番ハマってたと思うし、兄さ演じた磯野信吾とも馴染んでて自然な位に溶け込んでました。
とにかく単細胞で熱い男なんだけど、手下たちに凄く慕われて命まで懸けられちゃうっていう感じが勝地くんらしかったな。
あと、最大の見せ場の「百人斬り」は、舞台狭しと駆け回り、捨之介との息もピッタリで良かったです!

小池栄子さん:極楽太夫
非常に”男前”な極楽でしたねぇ~。
イメージも小池さんにピッタリで、すごく格好良い極楽でした。(歴代の中で一番好きかも♪)
無界の里の女達は全員、気位が高いんだけど極楽の姐さんが率いているなら納得!って感じでした。(笑)
関東髑髏党に里が襲われ仲間たちが死んでいき、一人ひとり遺髪を大事そうに集めるシーンは感情移入しまくってしまい切なくなりました。

仲里依紗さん:沙霧
今回、初舞台だったんですよね。
ん~、他の方の感想を拝見すると、すでに大阪公演でも声が枯れていたそうですが、今日も声がガラガラで、セリフが聞き取りづらかった。
稽古の時点で張り切り過ぎたのかな?
沙霧のイメージとしてはピッタリで、ちょこまか動く”小娘”って感じが良かったです。(笑)

千葉哲也さん:狸穴二郎衛門
胡散臭い役柄でしたねぇ。
新感線作品に出る千葉さんは、毎回胡散臭い役が多いような気がする。
綺麗どころが沢山いる無界の里の女の中から、よしこ姐さんを選ぶあたり、胡散臭い以外の何者でもないでしょう!(笑)
実は徳川家康だという事を、本人は最後の最後まで隠していたと思い込んでいたけど、とっくにバレバレだったという、間抜けな”タヌキ親父”でした。

高田聖子さん:贋鉄斎
配役が発表された時、(聖子ちゃんが贋鉄斎!)と驚いたのと同時に、(百人斬り・・・どうなるんだろう)っと心配したのも事実。
でもそんな心配は必要ないほど、ハマってましたね!
「美しい、刀とはまっこと美しい・・・でも私の方が美しい♪」には大爆笑でした。
百人斬りは、「お前ならできる!」と、まさかの兵庫オチ。(笑)
「えー!」と驚きながらも引き受けた兵庫でしたが、まあ納得の展開ですね。
さすがに聖子ちゃんが演るとなったら、精神的にも肉体的にもかなり大きなリスクが発生しそうだしね。(心配してるんだよ!!)

散々好き勝手な事、書きましたが、、、
基本的にこの「髑髏城の七人」という作品自体が大好きなので、また何年か後に別キャスティングで観てみたいと思います。

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コメント

何が入るのかなぁ~♪

●●に入る文字はなんでしょうねぇ(笑)
私は初ドクロでしたので
以前作の事は分かりませんが
見てると「良かった」寄りのレビュー
が多く、ラストに文句タラタラだった私は
多少凹んでおりまして…(^_^;)
面白かったんだけど、未だに不完全燃焼です。はい。

gajuさん

●●には、、、
まだ公演中なので書きたくないのですが、
多分想像しているのと同じかと。(想像してないって?笑)

ラストに不完全燃焼ですか?(笑)
あそこは前作でも同じでしたよぉ。
今回のためだけじゃないです。

私もタイトルコールで鳥肌立たなかったけど、
開演前、舞台上に突き刺さった剣にピンスポ当たってたのは、
なんだか格好良かったです。(笑)

ふふふふ…

そこか!やっぱそれが入るのか!
なんかみなさんポイントはそこの様で。
ぶっちゃけ、ワタシはそこ
あまり期待してなかったので(笑)
ダメージはナシ。
ただね…

>白地に髑髏の墨絵が入った着流し姿

これ、丹下左膳でダーリンが
ソックリなのを着たんですよ。
絶対ダーリンの方が色っぽいと思う!
イケメン度=色っぽさとは
行かないもんですねー。

gajuさん

>そこか!やっぱそれが入るのか!
ええ。(笑)
ご想像通りだったかと・・・。
やはり皆さん、思う事は同じのようですね。
だってぇ~、まったくと言っていいほど印象に残ってないんだもん。(まだ言うか)

>絶対ダーリンの方が色っぽいと思う!
あははは!
そこ?そこに注目?(笑)
さすがgajuさん、着目点が素敵♪

着物はある程度、恰幅のいい人のほうが似合う気がします。
彼は細すぎた。
ムサシの時は 袴だったから良かったのかも。

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