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『血の婚礼』@にしすがも創造舎

シアターコクーン改装中につき、、、
初めての劇場(?)に行って、観てきました。

血の婚礼
血の婚礼

会場となった「にしすがも創造舎」に初めて行ったけど、、、本当に学校だよ。(笑)

にしすがも創造舎

廃校となった校舎や体育館をそのまま利用した”アートファクトリー”って事で、
今回、劇場となったのは体育館でした。

会場にも驚いたけど、今回の芝居の演出にも驚いた!
まだ公演中なので、ここでは言いませんが、、、とにかく凄かった。(笑)
今日は新感線のいのうえさんも観に来てました。
帰りの電車も一緒だったよ・・・。(笑)

てな事で、感想を。

夏。コインランドリーとビデオショップに囲まれ、点在する自動販売機が白々と灯りをともす路地裏。降りしきる雨の中を鼓笛隊が通り過ぎて行く―。
壊れたトランシーバーで〝どこか〟と交信を続ける【トランシーバー少年/田島優成】は水溜りに倒れこんだ【北の兄/窪塚洋介】と出会い、奇妙な友情を結んでいく。
【北の兄】は二年前に【北の女/中嶋朋子】を結婚式場から奪い故郷を捨て上京したのだが、今や二人の愛は冷めてしまっているようだ。
コインランドリーの店先。
煙草をふかしながら【姉さん/伊藤蘭】が路地の人々をみつめている。その傍らには、腐れ縁の【兄さん/高橋和也】の姿が。
ユーモラスでありながら、どこか悲哀のある男女の会話が続く。自殺した妻の葬儀から抜け出してきた【喪服の男/青山達三】を心配して追いかけてくる教え子たち。
その騒ぎに路地の住人たちが顔を出したその時、幻の警報が鳴り響き、幻の電車が通過していく・・・。
呆然と佇む人々の前を、雨にうたれながら鼓笛隊が通り過ぎた―。
兄想いの【北の弟/近藤公園】に引き連れられて、花嫁に逃げられた【ハルキ/丸山智己】や親族たちが訪ねてくる。
かつて、親友だった【北の兄】と【ハルキ】。【姉さん】をはじめ、路地の住人たちを巻き込み、三人は再会を果たすのだった。
降り続ける雨と突然の停電が、人々の内に潜む野生を目覚めさせ、そして・・・。(公式サイトより)


舞台セットは、コインランドリーとビデオ屋が隣接し、自動販売機が沢山置いてあるまさに路地裏。
その舞台への侵入を拒むかのように「立入禁止」と書かれた黄色いビニールテープがバッテンになって張られていた。
もう少しで開演という時にスタッフが現れ、バケツに入った水を舞台上に撒き、(ん・・・。水を使うのね。)と思っている間に開幕です。

舞台上は開幕直後からドシャ降り。(笑)
上演時間のほとんど(上演時間は1時間40分)、ずっと雨が降ってました。
その雨に自分から濡れに行き、ずーっと雨に打たれていた役者達の体力消耗は相当なものだったでしょうね。
しかも雨音に負けないようにと、セリフを言う声も張っていたから、これもまた体力勝負だったかと。
(私は4列目での観劇だったのでセリフも聞き取れましたが、後方の方々はどうだったんでしょう?)
いやはや、、、役者さん達は本当にご苦労さまでした。体力&精神力にはほんと感心させられます。

肝心のストーリーは、大筋は結婚式当日に逃げ出した花嫁と、奪った男。そして奪われた花婿の復讐劇といったところですが、
そこに複数のサイドストーリー(っていうか登場人物?)が絡んできてて・・・。
壊れたトランシーバーを抱えて、どこかと通信している少年や、コインランドリーで路地の様子を見ている、姉さんとヒモ男。
自殺した妻の葬式から抜け出してきた教師と、その教師を心配して追ってきた教え子たち。
そして、町を闊歩する傷だらけの少年少女たちの鼓笛隊や、姿なき電車などなど。
正直言って、(ん~よくわからん。)って感じでした。
そもそもアングラ系芝居って、訳わからんものだから、OKなのかしら。(笑)

登場人物の中で一番印象に残ったのは、トランシーバーの少年と鼓笛隊。
トランシーバー少年を演じた田島優成さんは、以前に「中国の不思議な役人」で拝見してました。
この時は可愛い妹を必死に探すお兄ちゃん役でしたが、今回の少年役は難しかったでしょうねぇ。
とにかく終始、雨に濡れて壊れたトランシーバーに向かって路地裏で起きた出来事を報告しているんだけど、その姿が何かに憑依されたようでしたね。
「助けてください!」の言葉は、誰に向けてのSOSだったんでしょうか。

そして鼓笛隊の少年少女たちです、ランニングやシミーズ(死語?)といった下着姿で、身体には血の滲んだ包帯。
首に小太鼓をぶら下げて、雨に打たれながら太鼓の皮が破れるんじゃないかって程、思い切り叩いて舞台上を行進していくんだけど、その異様な姿が、逆にこの芝居にはぴったりだったなぁ~っと。
なんだかイメージ的に、少年漫画の劇画チックだと思ってみたり・・・。
なんとなく、梅図かずお氏のホラー漫画や、松本大洋さんの描く劇画を脳内でイメージしてました。(笑)
で、、、この鼓笛隊の”意味”ってなんでしょう?
それが本当に分らなくて、彼らが行進してくる度、頭の中に「?」が沢山浮かんでました。

ラスト。
雨が止み、真っ暗になった舞台上に沢山の蝋燭の灯りが現れる。
北の兄とハルキが対峙し、ナイフを手に闘い始め互いに刺し違える。
すると、その様子を見ていた姉さんと兄さんが、落ちたナイフを拾い上げ互いに抱き合い刺し違える。
え~?なんで~??なぜこの二人も刺し合ったの???
オープニングでバッテンに張られていた「立入禁止」の黄色いビニールテープが再び張られ、幕。

なんだか、キツネにつままれたような感じの芝居でした。

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コメント

血の婚礼ニナガワ版

行って来られたんですねー♪
蜷川演出なので気にはなっていたんですが、チケは取ってないんですよね(^_^;)
もう水の降りかかる量がハンパないんでしたっけ?
以前、オレステスだかで中島朋子さん藤原竜也くんザーザーでやってましたよね。
前方席だと聞き取れるくらいの声でしたけど、中島朋子さん頑張ってられてたけど、キビシカッタ(-_-;)
今回のはどんなもんなんですかね、感想おまちしておりんす(*^^)v
血の婚礼は白井晃さん演出?の森山未來くんのは観ているんですが、そのへんとの違いとかも気になりますねv

きばりんさん

行って来ましたよ~♪
、、、水、凄かった。(笑)
ハンパないほどでしたわ。
噂には聞いてましたが、これほどまでとは驚きです。

たしかに水の音で、セリフが聞こえないんじゃ?って
心配しましたが、意外と大丈夫でした。
って、私は前方席だったからかなぁ?

舞台演出に関しては色々語りたいんですが、
肝心の内容のほうは、いまいち分からなくて・・・。(笑)

私は、森山未來くんのは観てないんですよぉ。
比較は出来ないのですが、、、
頑張って感想書いてみます。

「血の婚礼」という作品は

ガルシア・ロルカのものがあって、森山未來くんのはそちらだったようですね。チラッとチェックしましたが、男と女の情念の世界のドラマにはまだまだ早いと思って躊躇なくスルーしてました(^^ゞ
その作品にインスパイアされて清水邦夫が書いたのが今回の作品ということですが、最後の方にロルカが書いた台詞と説明つきで登場人物がしゃべったのにはちょっと驚きました。清水邦夫がロルカのどんなところに共感したかということもプログラムで読んでびっくり。観劇後にネット検索していろいろと見えてきたことも含めてようやく昨晩記事アップしたのでTBもさせていただきました。
アングラ芝居って「反権力」がベースにありますから、それを前提に何が言いたいのかを考えていくと見えてくるように思います。暴力的に走る電車の幻がそのイメージのように思えました。
それと闘うもしくは闘った人々の幻が鼓笛隊・・・・・・「レ・ミゼラブル」で蜂起した若者たちの「ピープルズ・ソング」のドラムの響きが胸の鼓動と響きあうという歌詞とつながってのイメージです。
闘うべきものの闘わないで生きる=決着をつけるべきをつけないで惰性で生きるということで4人の死がそこに重なっていくのだろうと解釈しました。
喪服の男の奥さんは自殺だったのですね!そのあたり聞きそびれました。最愛の妻と二人三脚で生きてきたような男にはそれはこたえたことでしょう。それでも彼が先にある希望を見続けると教え子たちに語る場面が2回もあったことが、一番心に沁みました。

ぴかちゅうさん

コメント&TBありがとうございます♪

ようやく、ぴかちゅうさんの感想拝見しました。
もぉ~目からウロコ!
数々の疑問が解けて、すべて合点がいきました!
いかに私がこの作品を理解してなかったか、、、。
でも分かりにくかったんだもーん!(笑)

「血を流して死ぬ方が血を腐らせて生きるよりもましだ」
この大事なセリフ、完全にスルーしてました。(笑)
たしかに言ってましたね。

いやはや、、、まだまだ勉強が足りません。
これだから芝居は辞められませんね。(笑)

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11/07/29 あばれ梅雨の中、特設劇場に「血の婚礼」が帰ってきた

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