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『幽霊たち』@PARCO劇場

蔵ちゃんご出演のこの作品。
非常に楽しみにしてました!

幽霊たち
幽霊たち

すごくスタイリッシュな舞台演出でしたねぇ。
最近、白井さんの演出は、おしゃれだわ。(笑)
ストーリーも、サスペンスのような感じで面白かったです。

てな事で、私的感想なんぞ。

1947年、ニューヨーク。
ある日、私立探偵・ブルーは、ホワイトという男から必要がなくなるまでブラックという男を監視し次の指示があるまで週1回報告書を自分に送り続けるよう依頼される。
そこで、ブルーは、ホワイトが借りたブラック宅の真向かいにあるアパートの一室に住み込み、双眼鏡で監視を始めるが、
ブラックは読書をしたり書き物をしたりするだけで事件らしい事件は起こらない。
ホワイトの指示も一向に来ない。婚約者・オレンジにもずっと連絡できないまま、何も起こらない時間ばかりが過ぎてゆく。(wikiより抜粋)


舞台セットは大がかりなものは何も無く、白い壁があるだけのシンプルなもの。
そこに黒い机や椅子といったものを、役者たちがダンスの一部として流れるように、場面ごとに配置していくのは見ていてもお見事でした。
役柄の名前と、衣装の色がリンクしているのが、これまた非常にシンプルでわかりやすかった。

私立探偵ブルー(佐々木蔵之介さん)が、ホワイト(奥田瑛二さん)と名乗る人物から仕事を依頼される事から物語が始まっていく。
「ある男を監視し、週1回報告書を提出してほしい」と。
依頼内容は簡単で、監視用のアパートや、調査費用など、全て事前に用意されていた。
「どうせ浮気の素行調査か何かで、そんなに長い期間は掛からないだろう。」と安易に引き受けてしまう。
恋人のオレンジ(市川実日子さん)には「仕事でしばらく連絡できなくなるけど、心配しないで。」っと電話1本したのみ。

監視相手はブラック(奥田さん2役目)という男で、一日中部屋にこもり、本を読んでいるか、
タイプライターに向かって何かを書いている以外ほとんど動かず、外出も滅多にしない。
監視ターゲットとしては非常に「楽」だが、非常に「退屈」な相手。

この物語は、ほとんどが”ブルーからの目線”で描かれているんだけど、ブルーと絡んでくるの人物が現れてくるので退屈はしませんでした。
ブルーの元上司の探偵や、バーテンダー、バーで知り合った行きずりの女、恋人のオレンジなどなど。
なかでもバーでのやり取りで、バーテンダー役の細見大輔さんがイイ味出してて笑ったなぁ。(笑)
終始、緊迫したこの作品の中で、唯一の”癒し役”でした。

ブラックの監視を続け、毎週報告書を提出しているが、依頼者のホワイトからの指示は一切なし。
次第にイライラし始めるブルーは、ホワイトの反応を見ようと嘘の報告書を提出するが、たった一言「嘘をつくな」というものだった。
(なぜ嘘だと分かった?自分も監視されている?)
ブルーのイライラは募り、やがて爆発していく。

このあたりの展開から俄然、面白くなってきましたねぇ。
観ている私も、(一体、どういう事なの?)って感じていたので、サスペンスタッチの展開にドキドキです。(笑)

ブルーの行動は次第に大胆になっていく。
最初は外出するブラックの尾行をしている程度だったが、あまりにも進展がなく、
しかも自分自身がブラックに監視されているのでは?という疑念が徐々に膨らみ、とうとう直接対峙する事に。
電気工事員を装い、ブラックのアパートへ侵入する事に成功したブルーは、ブラックが毎日書いていたタイプライターの書類を目にする。
そこには、自分に関する報告書が書かれていた。
互いに監視し合っていた事が判り、驚愕するブルー・・・で、幕。

結局、お話はここまでで、その後一体どうなったのか?
依頼主のホワイトの目的は一体何だったのか?とか、様々な疑問が残ります。
「社会からの孤立」ってこういう、ささいな事から起きるのかなぁって思ったら、すごく怖く感じました。

自分自身を、外側から見つめる=幽霊って事だったのかな?

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