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『たいこどんどん』@渋谷シアターコクーン

橋之助さんと新太くんが共演!
しかも井上ひさし脚本、蜷川幸雄演出ってなれば、、、観に行くってモンでしょう!

たいこどんどん
たいこどんどん

主役の2人、、、どんだけ汗かくねんっ!(笑)
滝のように流れる汗が凄かったです。

ラストシーンは、反則でしょう!
イヤでも泣くっちゅうに・・・。

私的感想なんぞ。

時は幕末。日本橋は駿河越後屋呉服店前の七つ時。
たいこもちの桃八が、江戸で指折りの薬種問屋鰯屋の跡取り息子、清之助と待ち合わせをしている。
折からの雷雨。人々が越後屋の貸し出す番傘をさして行き交うなか、蝙蝠傘をさした清之助が現れる。
二人が目指すのは、若旦那ぞっこんの女郎、袖ヶ浦がいる品川小菱屋。
そこで出会ったひげ侍たちとのひょんな諍いがもとで、二人は品川の沖を漂流するはめに。
これが九年にわたる珍道中のはじまりとなった。運良く千石船に拾われて、流れ着いたのは陸中の釜石。
旅籠に腰を落ち着けたと思ったのもつかの間、思いがけない災難が二人に次々と降りかかる。
若旦那にどんなに手ひどく裏切られても、尽くし続ける桃八。
時に離ればなれになりながら珍道中を続ける二人だが、放浪の果てにたどり着いた先に待ち受けるものとは・・・?(公式サイトより)


客席の両側には赤い提灯がぶら下がり、前方両サイドには電光掲示板、そして舞台上には定式幕。
開演後、幕が開くと舞台上にはお地蔵さんやら松の木やら、富士山やらの書き割が沢山並べてありその陰からキャストが登場してきました。
BGMには「アメージング・グレイス」や「デイドリーム・ビリーバー」が流れ、客席に向かい、深々と静かにお辞儀をして開演です。

たいこ‐もち【太鼓持(ち)】
1 宴席に出て客の遊びに興を添えることを職業とする男性。
2 人にへつらって気に入られようとする者。太鼓たたき。


このお話、簡単に言ってしまうと「世間知らずのボンボンと、その太鼓持ちコンビの9年間の放浪記」って感じなんですが、
まあ色んな事件が起こる!起こる!(笑)
早く江戸へ帰りたいのに、なかなか帰れず、色んな事件に巻き込まれていくんだけど、それがまた可笑しいやら、イライラするやら、堪能させてもらいました。

江戸の薬問屋の若旦那、根っからの遊び人、清之助を演じるのは中村橋之助さん
当初は勘三郎さんがキャスティングされていたこの役柄ですが、私的にはこの役は橋之助さんで良かったと思いました。
勘三郎さんが演じる清之助も見てみたかったけど、、、
橋之助さんのほうが若いし(ごめん!)、二枚目だし(ごめん!)、他のキャストとのバランスも良かったように感じました。
しかし、、、すごい汗をかいてましたねぇ。
かつらの間から、ポタポタどころかとめどなく流れる汗がすごかったです。
新太くんも相当だったけど、今回の汗かき大賞は橋之助さんで決定!(笑)

清之助といつもつるんで遊んでいる太鼓持ち、桃八演じるのは古田新太さん
あぁ~もう、ハマり役!(笑)
お調子もので、口がうまく、若旦那の腰ぎんちゃくな桃八演じられるのは、新太くん以外には考えられないってほど見事にハマってました。
なんでこんなに酷い目に遭うのに、清之助の事を怒れないの?とイライラもしましたが、、、まあそれが「太鼓持ち」って事なんでしょうね。
褌姿になった時、お尻にアザが出来てましたが、生尻でブツけちゃったのかしら?(笑)

このコンビが江戸から放浪の旅へ出るきっかけとなってしまった、品川宿の女郎、袖ヶ浦を演じた鈴木京香さん
舞台で拝見するのは、2000年の野田地図「カノン」以来だから11年ぶり!
相変わらずお美しい♪ が、美しい役だけでなく女盗賊やら、宿屋の女将やら、乞食女など、色んな役を演じてました。
その上、下ネタ(?)にも果敢に挑戦し、新太くんに「そういう事もおやりになられるんですね」とか「芸の幅が広がりましたね」と口撃されてました。(笑)

とにかく波乱万丈な出来事が次から次へと襲い掛かってくる2人。
品川宿の女郎、袖ヶ浦を隣の座敷から奪おうとして失敗し、小舟に乗り込み退散するも海が荒れ小舟が難破。
運よく大きな舟に拾われたが行きついた先は岩手県の釜石。
宿屋に落ち着き、江戸の家からお金を取り寄せようとするも使いの者が山賊に遭いお金も命も奪われる。
宿屋の女主人(袖ヶ浦似)に誘惑され、清之助は夫殺しの罪をかぶせられ、桃八は鉱山に売り飛ばされる。
清之助の助けを信じて鉱山で奴隷同様コキ使われて待つも、一向に迎えは来ず、暴動の混乱に乗じて桃八はなんとか逃げ出す。
太鼓持ちとしての経験を活かし、ニセ義太夫となり日銭を稼いでいると、同じく三味線弾きとなっていた清之助と再会。
桃八が鉱山に売られた恨み辛みを清之助に言うかと思いきや、あっさり許して再び二人で江戸を目指すべく日銭を稼ぐ。
やっと貯めた旅賃を、道中出会った美人山賊(袖ヶ浦似)に奪われてしまい、また一からやり直し。
すると清之助が梅毒を患い、三味線が上手く弾けずに大騒動となり助けに入った桃八が片足を斬られてしまう。
病気で身動きができない清之助に代わり、片足で乞食となりながら支える桃八。
知恵を絞り、砂金集めで旅の資金を稼ぎだし、やっと江戸へ帰る事ができたが町の様子は一変し、店は無くなって更地になっていた。
なんでも清之助が行方知れずになり、一家離散となり店も火事で焼失してしまったらしい。
何もかも失くし「これからどうやって生きていけばいいんだ」と悲観し、途方に暮れていたが、
江戸は東京と名を変え、新しく生まれ変わったと聞かされる。

ラスト。
冒頭での同じようなセットが組まれ、キャスト達が勢揃い。
っと、水が激しく流れる音や、サイレン、人の叫び声が聞こえてきた。
そして、、、キャスト達が熱く熱く歌う歌詞は、
「ここから始まる日本」
と何度も何度も繰り返している。

もぉ~、ヤラれたの一言です。
東北を心から愛していた井上氏の想いを、蜷川さんがしっかりと受け止め、
私たち観客に訴えかけたこの演出。
自然と涙が溢れだし、止まらなくなりました。

震災で失くしたものは多いけど、日本が新しく生まれ変わる第一歩になればと心から願います。

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