ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『ミシマダブル』@渋谷シアターコクーン

同じ役者で交互に2つの作品を上演するという今回の試み。
とりあえずどちらか一方だけ観てみようと、こちらの作品を観に行きました。

サド侯爵夫人
サド侯爵夫人


今回の一言感想は、「三島作品は手ごわい」って感じでしょうか。

この作品を観るのは初めてだったんですが、
やっぱり私は”カタカナ名前”が苦手だってことを改めて認識しました。(笑)
冒頭の木場さんと大石さんのセリフが全く頭に入ってこない。。。
観劇後、一緒に観に行ったぴらさんに解説してもらってやっと理解できたし。(ありがと♪)

てなことで、私的感想を。

18世紀、ブルボン王朝末期燗熱の都パリ。
サド侯爵夫人・ルネは、残虐かつ淫靡な醜聞にまみれる夫を庇い、愛し続ける。
〝悪徳の怪物〟に〝貞淑の怪物〟として身を捧げる彼女に対し、世間体を重じる母・モントルイユ夫人は様々な手を尽くし別れを迫るが、
夫が獄につながれてもなお彼女の決意は揺らがず、対立は続いた。
やがてフランス革命が勃発。混乱の中、老境に差しかかったルネのもとに釈放されたサド侯爵が現れるのだが・・・。(公式サイトより)


開演前。
舞台上にはセットは何もなく、ただの空間が広がってます。
開演5分前になり、舞台後ろの搬入口が大きく開かれ、外の世界が丸見え。
っとここで事件(?)勃発。
1階前方席に座っていたオヤジが「寒いだろ!」「風邪ひいちまう」「閉めろ!!」とヤジ。
まあ、オヤジの希望は叶えられるハズもなく、そのまま開けっ放しで約5分間放置された訳ですが。(笑)
このオヤジの肩をもつ訳じゃないけど、今回は搬入口開放演出が効果的じゃないと感じたなぁ。
現実世界から、中世ヨーロッパの世界へ転換していく意図は充分過ぎるほど分かりますが・・・ただそれだけ。
ある意味、ワンパターン化してないか?
上演が始まると、大きなバルコニー付きの窓、鏡張りの壁や机、ソファなどの調度品を、黒子さん達が手際よく運び入れ、一気に華やかな城の一室になりました。

劇中、歌舞伎のお囃子や、拍子木の”チョーン”といった音が使われてました。
話の舞台はヨーロッパなのに、音楽や効果音が和風だったので、違和感を感じるかと思いきや、以外にも合っていたのが驚きでした。
でも拍子木の効果音を過度に使いすぎてて、最後にはうんざりしてたんだけど。(笑)
色鮮やかなドレスに身を包んだ、オジ・・・もとい!ご婦人たちの感想を。

東山紀之さん:ルネ
夫・サド侯爵の退廃に満ちた姿を“貞淑”と“愛”を武器に庇いつづける
スレンダーな体型にドレスがまあよく似合うこと。
キレ長の目なので、メイクをして女装しててもキリリと格好いいわねぇ♪
聡明で頭のキレる女性という雰囲気そのままでした。
最初は、女性遊びばかりして放浪している夫に振り回されている可哀想な妻という印象だったのが、
そんな夫でも、誰に何を言われても愛し続け夫に付いていく健気な印象に変わり、
さらに自分の信念を貫いて夫から離れて出家の決意をする芯の強い女性の姿を見事に演じ分けてました。
2幕目での独白はものすごく淫靡な感じがして聞いててゾクゾクしちゃいました。
自らも公爵のSMのとりこになってたって言うんだから、驚きです。
しかも自分の母親に話してる訳だし。(笑)

平幹二朗さん:モントルイユ夫人
ルネの母親で“道徳”をもって娘と激しく対立を続ける
存在感はピカイチですねぇ。
舞台上に居るだけで、会場全体の空気が変わるのがわかります。
この母親は、”世間体”ばかりを気にして、娘の気持ちを考えない母親でしたね。
まあ、それが逆に娘を守る事にもなるんでしょうが、3幕目であまりにも意見がコロコロ変わるので思わず笑っちゃいました。

生田斗真さん:アンヌ
ルネの妹で“無邪気さと無節操”でサド侯爵と行動を共にする
いやぁ~、ビジュアル的に一番可愛らしいご婦人でしたねぇ。
色とりどりのドレスがよく似合ってて本当に可愛かったです♪
実の姉のダンナと逃避行をしていた事が分かり、ルネ以上に私が驚いちゃいましたよぉ。
いやぁ~、昼メロみたいだわ。(笑)
公爵が姉よりも私を選んだとか勝ち誇ったかのように言い放つ姿に、なんだか怖さを感じるとともに、
若い娘ならではの稚拙な考えが可愛くも思えたり。
結局、最後には何事も無かったかのように自分の城へと戻っていくのが(要領いいなぁ)と小憎たらしくも感じました。

木場勝己さん:サンフォン伯爵夫人
母娘の相談相手であり、欲望に忠実
今回の木場さんの役柄は唯一の笑わせ要員ですね。一番オイシかったんじゃないかなぁ。
冒頭、シミアーヌ男爵夫人(大石継太さん)とサド侯爵のうわさ話をしている時、本当に嬉しそうに話す姿が女性そのものだなって。
他人の悪口&うわさ話は、女性の大好物だもんね。(笑)
ムチを振り回しながら、ガハガハと豪快に笑う姿は、飾らない美しさを見せ付けられてるようでした。
自分の欲望に逆らう事無く、生きていく夫人の逞しさに感動さえ覚えます。
深い信仰心から聖堂女になったシミアーヌ夫人。
一方、自分の欲望と素直に向き合ったサンフォン夫人が選んだ道は、、、娼婦。
快楽に身をつつみ、革命の波に飲まれ哀れに死んでいったサンフォン夫人。
それでもやはり、私的に一番共感できたのはサンフォン夫人でした。

個人的に一番、女装が似合ってたと思ったのは、家政婦シャルロットを演じた岡田正さんだな。
(こういうオバちゃん、いる!いる!!)って思いながら観てました。(笑)

今も昔も、東も西も関係なく、
世の女性はゴシップネタが好物のようで・・・。(笑)

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

同じく。

私も苦手です。カタカナ名前…。
相関図とか全く頭に入りません(笑)
カタカナ地名もダメなんですよ。
やたら長いし、位置関係が分からない!
根っからの日本人です(^_^;)

gajuさん

おぉー!
同士よ!(笑)

カタカナ名前って、どうして頭に入ってこないんでしょうね?
なんか、耳が拒否反応を示します。
カタカナ地名も覚えられないですよねぇ。

今、旅行の前準備でNYのガイドブックを見てるんですが、
駅の名前や通りの名前、店の名前、、、
そしてまさしく位置関係がわかりませーん!
迷子必須ですね。
珍道中を期待してて下さい♪(笑)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

カレンダー

08 | 2017/09 | 10
- - - - - 1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30

プロフィール

麗

Author:麗
芝居&ライブ&グルメ&ギャンブル好きなOLの日々徒然

月別アーカイブ

最近のコメント

カウンター

ブログ内検索

観劇予定

みんなで作るみんなで楽しむ演劇クチコミサイト、演劇ライフ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。