ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『赤坂大歌舞伎』@赤坂ACTシアター

2008年に初めて赤坂に進出した赤坂での歌舞伎公演。
2年ぶりに赤坂歌舞伎の復活です!

赤坂大歌舞伎
赤坂大歌舞伎

「人情噺文七元結」では大いに笑い、ほろりとさせられ、
「鷺娘」ではあまりの美しさに見惚れ、、、
思い切り堪能してきました♪
お話も分かりやすいし、大満足です。

てな事で、私的感想なんぞ。

一、人情噺文七元結
腕の良い左官の棟梁だった長兵衛だが、博打にうつつを抜かし、今ではすっかり落ちぶれている。
日頃から、博打にうつつを抜かし、それがもとで妻のお兼と絶えず言い争う様子を見て、心を痛めていた娘のお久は吉原に自分の身を売り、金を拵えることで長兵衛に心を入れ替えて、以前のような働き者になって欲しいと願っていた。
吉原の妓楼(ぎろう)の女房・お駒は、お久の健気な心根を褒め、長兵衛に意見した上で、来年の大晦日まではお久を店に出さないが、それを過ぎたら店に出すと告げ、五十両の金を貸し与える。
娘の思いと、お駒の情けに感じた長兵衛は、男泣きに泣き我が身を恥じた上、性根を入れ替え一日も早く金を返し、お久を迎えに来ると約束して角海老を後にするが、帰り道に身投げをしようとしている若い男を見かけ・・・。


博打好きだが人情に厚い、長兵衛演じるのは勘三郎さん
もぉ~ダメ男っぷりが面白いっ!
博打で負けて、着ぐるみはがされ法被姿で帰宅した時の格好が、”つんつるてん”でね。(笑)
最初は娘が帰ってこないと必死に訴える妻の言葉も負け博打のせいでうわの空なんだけど、その後正気に戻って真剣に心配するあたり、父親の市場を感じましたねぇ。
でも、、、娘の身売りで金を借りるのは、アカン!(笑)
どこまで甲斐性ない父親なんだ!って観ながらイライラしてましたよ。
しかもその大事なお金を、見ず知らずの若者にあげようとして悩んでるし。
(もぉ~、いいから立ち去れ!!)っと心の中で叫んでました。(笑)

博打好きの夫を支える妻のお兼演じるのは扇雀さん
勘三郎さんとの掛け合いがお見事で、”間合い”とでも言いましょうか、絶妙の距離感がたまりません。
吉原の妓楼からの使いと一緒に出かけようとする長兵衛に自分の着物を脱いで、イヤイヤながらも貸すシーンでは笑っちゃいましたよぉ。
「誰か訪ねて来たらどうすんだいっ!」「衝立に隠れて顔だけ出してれば分からねえっ!」っていう会話がもう可笑しくて!(笑)
ポンポンと出てくる会話が小気味よかったです。

両親思いで吉原に身売りをする娘、お久演じたのは芝のぶさん
いやぁ~、本当に可愛らしい♪
女性よりも女性らしいですよぉ。しかも声まで女性らしいし。
なんだか怯えた様子で妓楼のお駒(秀太郎さん)の所に身を寄せている姿がまた健気でね。
父親を改心させようと必死に考えた末の行動なんでしょうが、自分の身を犠牲にしてまでも思いつめていたのかと思うと、本当にいじらしいです。
そういえば、老いた遊女役で小山三さんが元気にご出演されていたのも嬉しかったなぁ。
せりふもこなされていて、会場からも大きな拍手が送られてました。

集金の帰り道にお金を盗まれてしまい、主人に合わせる顔がないと身を投げようとしている分七演じるのは勘太郎くん
長兵衛との二人きりのシーンは、、、めちゃくちゃ可笑しかったよー!(笑)
死のうとする分七と、それを止めようとする長兵衛。
通りすがったのも何かの縁と、いきさつを聞くと分七が無くした金額も五十両とのこと。
せっかく借りた五十両を渡そうかどうしようか悩んでいる長兵衛に対して、(お金を渡しちゃダメだ!早く立ち去れ!)っと心の中で叫んでいた私は非情人?(笑)
結局、投げ捨てるように分七にお金を渡し、その場から立ち去る長兵衛に(あぁ~、やっぱりこういう展開なのね。この先どうすんだろ?)っとすっかりお話にのめり込んでいく私なのでした。

家に帰った長兵衛とお兼は案の定の大バトル!(笑)
大事な娘を担保にして借りたお金を、どうせ博打でスってきたんだろうと疑うお兼。(ごもっともな推理ですね。)
一方正直に、自殺しようとしてた見知らぬ若者にくれてやったと話している長兵衛。(こんなん信じられないよなぁ)
っとそこに、和泉屋清兵衛(彌十郎さん)に連れられて、分七が登場。
なんでもお金は盗まれたんじゃなくて、置き忘れてきたとのことでお詫びにやってきたのです。
もぉ~このシーンも爆笑でしたわ!
長兵衛の法被を着たままのお兼は衝立の後ろに隠れて首だけ出してるし、お久の孝行話を聞いて感動した清兵衛が、お金を用立ててお久を連れて帰ってくるわ、そのお久を嫁にほしいという話を清兵衛は聞いてないわ、分七に渡した五十両を返すという清兵衛に、それじゃ二重取りになってしまうといってつき返そうとするのを、お兼が素早く取り返すわ・・・。
とにかくハチャメチャでドタバタなシーンが続いて、大爆笑してました。

人間、いい事をすれば最後には倍の幸せが返ってくるという人情話。
たくさん笑って、楽しませてもらいました。

二、鷺娘
しんしんと雪の降る水辺の柳の下に、蛇の目傘を差した白無垢の娘がひとり佇んでいる。
娘と見えたのは、実は白鷺の精。やがて、鷺の精は美しい町娘に転じ、その恋心を様々に見せていくのだが・・・。


鷺の精演じる、七之助くんの1人舞踏です。
いやぁ~とにかく美しいの一言!
舞台上にしんしんと降り続く雪の中、憂い顔で踊る姿が色っぽいったらありゃしない。
しかも衣装の引き抜きがお見事で。何回変わったかしら?
最初の白無垢&綿帽子姿に始まり、赤い着物やら、薄い藤色の着物もあったなぁ。
あとは鷺の翼をイメージした白地に銀糸で羽の模様が刺繍された着物やら・・・。
とにかくどの姿も美しく、その場面ごとに感情たっぷりに踊る七之助くんが素敵でした。

2演目のみの上演でしたが、どちらも大満足の赤坂歌舞伎でした。

赤坂大歌舞伎_01

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

いいですよね!

麗さん♪
文七はシネマ歌舞伎で、鷺娘は松竹座で観ているので
今回は遠征を止めましたが、分かりやすくて楽しめる演目ですよね~♪
なんか私もまた文七元結観たくなりました(笑)。

みんみんさん

面白かったよぉー!
勘三郎さんはもちろん、扇雀さんや勘太郎くんにも、
大いに笑わせてもらいました♪
イヤホンガイドを借りようか悩んだけど、、、借りなくてOKでした。
こういう分かりやすい演目は歌舞伎初心者にとって有難いっす。

シネマ歌舞伎にもなってるんだよね。
今度、見てみようかな♪

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

カレンダー

07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -

プロフィール

麗

Author:麗
芝居&ライブ&グルメ&ギャンブル好きなOLの日々徒然

月別アーカイブ

最近のコメント

カウンター

ブログ内検索

観劇予定

みんなで作るみんなで楽しむ演劇クチコミサイト、演劇ライフ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。