ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

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『象』@新国立劇場

ミーハー心を刺激され、思わずチケットを取ってしまったこの芝居。
吾郎ちゃんにも興味深々でしたが、私的目的は、”生”大杉漣さん♪(笑)
てな事で行ってきました。


象

いや~、暗い!重い!よく分からん!(笑)
前知識を何も入れてなかったから、正直厳しかった。
不条理モノって手ごわいわぁ~。

てな事で、私的感想なんぞ。

原爆で背中に負ったケロイドを、町中で見せびらかし、町の人々から拍手喝采を得たいと奇妙な情熱を抱く病人。
彼を引き止め、人々はもう我々被爆者を愛しも憎みも嫌がりもしないんだ、ただとめどなく優しいだけなんだ、だからひっそり我慢することしかしてはいけないと説得する甥。
ふたりの心の行き違いから、原爆病者の陥った閉塞状況を、ひいては人間全般の抱える存在の不安を、静けさの張りつめた筆致で描いた作品。(公式サイトより)


舞台中央には病院のパイプベットがポツンと置いてあるのみ。
床にはびっしりと無数の古着が敷き詰められており、まるで多数の原爆被害者が倒れているかのよう。
あとは舞台上に3箇所、奈落があり、劇中役者の登場に活用してました。

稲垣吾郎さん:病人の甥
原爆病で入院している叔父を見舞いにくる青年。
しかし自らも被爆していたことで原爆症を発病し入院することに・・・。
吾郎ちゃんの舞台を拝見するのは「ヴァーニジアウルフなんて怖くない」、「魔法の万年筆」に続き3作目。
毎回思う事なんだけど、意外に舞台向きだなぁって・・・。
なんだか分からないけど、観客を惹きつける魅力があるんでしょうね。
今作品もコウモリ傘をさして登場した瞬間、空気感が変わり、1人での長台詞にみんな聞き入ってました。
自身も原爆症になってからの、戸惑いや苦悩、そして苛立ちが感じられ、好演してました。

大杉漣さん:病人
背中のケロイドを町中で見せびらかして注目されたいと目論み、リハビリに励んでいる。
今回の舞台で一番注目していた大杉さん♪
8年ぶりの舞台出演って事でしたが、いやぁ~やっぱり素敵です
外見上はすごく元気なので(なんで入院してるんだっけ?)とついつい忘れてしまいがちでしたが、
被爆で背中にケロイドを負い、足の動きがままならない様子。
実際の原爆症の症状も、外見上問題なくても発病し死亡した方が多くいたとの事なので、逆に毎日が「死」の恐怖との戦いだったのかと思うと胸が詰まります。
時折ちょっと笑えるシーンもありましたが、ラストに向けての怒涛のセリフは圧巻!
怒りや苛立ちを爆発させた演技に、息を呑んで見入ってました。

神野三鈴さん:妻
入院している夫の看病に疲れながらも、見舞いに訪れる度に夫の話し相手となり、なだめている妻。
ん~、三鈴さんの声は本当に癒されますねぇ。
ほんわかした雰囲気で観てるほうも癒されてしまいます♪
劇中おにぎりを食べるシーンが何度も出てくるんですが、本当に食べてましたね。
結局4つ位食べてたけど、毎回お腹一杯になってるんじゃないかなぁ?(笑)
一見、夫の話に付き合って聞いてるようだったけど、実はなにも考えずに単に相槌をうってるだけ。
看病に疲れ、夫を見放し実家に帰ってしまい、、、彼女もまたある意味被害者ですね。

その他にも久し振りに舞台に帰ってきた、看護婦役の奥菜恵さんや、舞台では初めて拝見する、医師役の羽場裕一さん
そして舞台に登場する度になぜか笑えてしまった謎の男の山西惇さんと、脇を固める役者さんも実力派揃いでした。

正直言って、作品の内容に関してはよく分かりません。(笑)
でも頭ではなく胸にダイレクトに伝わってくるものがあり、なんだか鈍い痛みが胸を刺しました。

「なんで拍手しないんだよ!!」
漣さんの叫び声が今でも耳に残ってます。

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