ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

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『染模様恩愛御書』@日生劇場

4年前、大阪で上演され話題になったこの作品。
その時は観に行けなかったので、今回の再演を非常に楽しみにしてました。

染模様恩愛御書 細川の血達磨
染模様恩愛御書

美しい♪そして可愛い♪
とにかく染&愛のラブラブっぷりが可愛いらしくて仕方ない。(笑)
ボーイズラブってどうなの?っと思ってましたが、なんだか微笑ましくてねぇ。
それゆえラストが悲しくて、、、

てな訳で、詳しい感想なんぞ。(めっちゃ長いよぉ)

大川友右衛門は細川家の小姓・印南数馬を恋慕うあまり、武士の位を捨て、細川邸に中間として奉公するようになります。
二人は衆道の契りを交わし、数馬の父の仇である横山図書を討つべく、兄弟の義を結びます。
やがて友右衛門と数馬は、見事図書を討ち果たしますが、争いの末に起こった火事により細川家の宝である御朱印状を入れた宝蔵へ火が移ってしまいます。
友右衛門は御朱印状を守るため、火の中に飛び込み・・・。


4年前、松竹座での上演時。
blog仲間の方々が皆さんハマりまくって絶賛していたので非常に興味津々だったこの作品。
歌舞伎でボーイズラブ???という事でも興味があったので、今回の東京での再演を非常に楽しみにしてました。
しかも染ちゃんと愛ちゃんという美しい2人の共演ですからね♪


市川猿弥さん:横山図書
名刀欲しさに数馬の父であった印南十内を殺した張本人。
しかも家では病弱で床を共にしない妻いよに対して、浮気してると思い込み斬り殺してしまう。
後妻となった、いよにそっくりな、きくに対しても殴る蹴るのDV男。
いやぁ~本当に極悪人でしたねぇ。
仇討ちされる危機から逃れるために屋敷に放火したりとやりたい放題で、憎たらしいったらありゃしない!(笑)
「悪」に徹した猿弥さん、お見事でした。

中村芝のぶさん:いよ、きく
図書の2人の妻をWで演じた芝のぶさん。
もぉ美しいの一言ですわ。
毎回毎回、図書からのDV攻撃で大変だったでしょうね。
美しくも薄幸な女性を好演されてました。

市川春猿さん:あざみ
数馬を密かに想っているが、男である友右衛門に奪われ嫉妬に狂うあざみ。
不義密通を越中守に密告するが・・・。
いやぁ~女性としてはあざみの気持ちは分かりますよ。
だって、好きな男が男に取られる訳でしょ?
理不尽な怒りが相手の男に向けられるのも頷けますよぉ。
ん、、、私なら好きになった男のほうに向けるかもなぁ。(笑)
嫉妬心が次第に大きくなり、怒りの矛先を見失ってしまう可哀想な女性を演じきってました。

市川門之助さん:細川越中守
上村吉弥さん:細川奥方照葉
友右衛門と数馬が使える君主とその奥方。
2人の不義を知らされ驚くが、友右衛門の武士魂を知り、2人の仲を許すという寛大な心の持ち主。
仇討ちを誓い兄弟の契りを交わした事を知り、数馬に仇討ちを許す。
いやぁ~、本当に話の分かる素敵な人ですねぇ。
こういう器のでかい人に命を掛けてでも仕えようと思った友右衛門の気持ちが理解できます。
奥方も同じく寛大で優しい気持ちを持った人で、火事場に向かう友右衛門を本気で心配している様子が伝わってきました。

市川染五郎さん:大川友右衛門
浅草寺参りで偶然に出会った数馬に一目惚れをし、その後の運命が大きく変わる侍。
数馬の近くに居たい一心で、侍の身分を捨て、中間となり細川家に奉公するようになるが・・・。
もうね、恋する姿がなんだか可愛らしいやら、おかしいやら。(笑)
浅草寺で数馬に一目惚れをして以来、毎日のように浅草寺で待ち伏せしたり、やっと出会えた数馬の袖に恋文を忍ばせたり、恋の詩を詠んだりとかなり積極的!(笑)
しかも侍の身分を捨ててまで数馬の側に居ようとするあたり、本気で恋しているという一途な思いが感じられました。
数馬が躓いて転びそうになった時、(しょうがないなぁ~)といった雰囲気で手をパっと握って、手を繋いでリードして歩いていく様子が微笑ましかったです。(笑)

片岡愛之助さん:印南数馬
殺された父親の仇討ちをしようと心に秘めている若者。
そんな折、友右衛門と偶然に出会い、数馬もまた一瞬にして恋に落ちる。
仇討ちの話を打ち明ける数馬に、友右衛門は兄弟の契りを交わし助太刀を約束する・・・。
いやぁ~美しかったですね。友右衛門が一目惚れするのも分かるなぁ。(笑)
浅草寺で出会うシーン。
杜若を贈られ、恋文を袖に忍ばされ、なんだか戸惑っている様子でしたが、数馬も友右衛門と同時に恋に落ちていたんでしょうね。
伏せ目がちに、はにかんだ表情で微笑む姿が、なんだか”乙女ちっく”で可愛らしかったです。(笑)

互いの気持ちを確かめあい、初めて一緒に夜を共にするシーン。
障子越しにシルエットで抱き合い、キスをし、、、着物をバっと脱いだのはどっち???っと思っていたら、帯を解かれてクルクルと回って障子から飛び出してきたのは友右衛門のほう!(笑)
えぇーーーーーーーー!!!
タチ役が数馬で、ネコ役が友右衛門!!!
このシーン、かなり衝撃的でした。(笑)
互いに恥ずかしそうに見つめあったり、手を繋いだりと、2人のラブラブっぷりには見てるほうが恥ずかしくなる程でした。

兄弟の契りを交わすシーンもなんとも言えず色っぽかったなぁ。
小刀で腕を斬り、互いに血を舐め、血を交わし、布で縛りあう。
なんだか見てはいけないものを見てしまったような雰囲気でドキドキしました。

図書を倒し仇討ちを果たした2人。
しかし火のついた弓矢を放った図書の最後のあがきにより、屋敷は火の海状態。
主君が大事にしている家宝の御朱印状を守るため、友右衛門は1人で宝殿に向かうが・・・。

火事場のシーンは迫力満点でしたねぇ。
煙に撒かれ、炎でくすぶった着物姿で現れた友右衛門が、狭い花道でグルングルンと回ってて、、、これが早いし、回転数多いし、お見事でした。
焼け落ちてくる屋根や柱を避けつつ家宝のある宝殿に辿り付いた友右衛門の目の前には大きくて長い階段。
一気に駆け上がり宝箱を手にするも、火の手が迫っていて無事に持ち帰れないと察した友右衛門は腹を切り、自分の身体の中に御朱印状を埋め込み、まさに命を懸けて宝を守る。
力尽き、階段上から転げ落ち・・・。

<訂正>
割腹したのは階段落ちした後でした。
興奮してて記憶が曖昧になってました。(笑)
ぴかちゅうさん、ご指摘ありがとうございます♪


階段落ちのシーンがあるなんて全然知らなかったから、驚きでしたよぉ。
しかもあんなに大きな階段から落ちるとは!
舞台にはスモークで煙が充満してるし、火の粉を模したテープが舞うし、迫力があって感動しちゃいました。

友右衛門にすがりつき泣き崩れる数馬。
愛する人を亡くし、呆然と立ち尽くす数馬のもとに、天から杜若の花が舞い降りてきて幕。

男同士の愛あり、大スペクタルあり、お涙ありで、大満足の作品でした。

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コメント

私もようやく観てきました!

感想も先ほどアップしたのでTBさせていただいていますm(_ _)m
「ボーイズラブ」はお任せください。ノベライズ本もしっかり読んでますから(笑)
>とにかく染&愛のラブラブっぷりが可愛いらしくて仕方ない......なんかすごく笑いをとっていましたねぇ。前半はしっかりコメディ仕立てになっていたと思います。
染五郎の座頭ぶりには感心しました。今後もいろいろな挑戦をしていって欲しいです。
私の方の感想はちょっと冷めてますが、おゆるしくださいませね(^O^)/

ぴかちゅうさん

TBありがとうございます!
ぴかちゅうさんの感想も拝見しました。
私も早く、感想書かねば、、、(汗)

>「ボーイズラブ」はお任せください。
わおっ!心強い!!(笑)
ノベライズ本でのラストは舞台とは違った展開のようですね。
舞台としては今回の幕切れのほうが、納まりがが良かったのでしょうか。

>しっかりコメディ仕立てになっていたと思います。
ほんとでしたね。
笑いがあって私的にはすごく楽しめました。
ちょっとした仕草(さりげなく手を繋いだり)が、
なんだか本当に微笑ましくてね♪

>私の方の感想はちょっと冷めてますが・・・
そうですか?
なるほどーっと感心しながら読ませてもらいましたよ。
逆に愛情を感じましたよん♪(笑)

ステキでしたね~♪

麗さま
ステキなご感想、楽しく読ませていただきました。
細かいことを言えばいろいろありますが、
ほんとにすばらしい舞台でした。
友右衛門さまも数馬さまも美しかったですし
火事場は迫力ありましたし。
あの“塗れ場”はね~、ほんとのところはどうなんでしょ(笑)。

女の嫉妬は好きな人の相手に向かうのが常のようですよ。
夫の浮気相手を憎悪する妻のように。
(「ザ・ダイバー」でもそうでしたね。)
好きになった男の方に・・・という麗さんは、ある意味
オトコマエですね(笑)。

感想アップ、お待ちしていました(^O^)/

>力尽き、階段上から転げ落ち・・・。......の後、舞台の前面の方で割腹だったような気がしますが、どうだったでしょうか?
>友右衛門は勘太郎くんで如何でしょう?......これは染五郎責任企画という感じのはずなので、両方とも手放すというのはないと思います。歌舞伎の世界は先に勤めた人に仁義を切らずに別の人がその役をやるというのはないと思うのですよ。だから私の予想では染五郎は友右衛門続投で相手役を変えて、そうなると「染」と「愛」が入った演目名も変えるというあたりじゃないかと。
ま、すぐに再演してくれなくていいし、染五郎はもっといろいろと挑戦をしていって欲しいと思っています。
それとTBがうまくいっていないようなので再トライしていただけると嬉しいですm(_ _)m

スキップさん

ほんとに素晴らしい作品でしたね!
美しいし、格好いいし、笑いもあるし、お涙もあり、大スペクタルも!
色んな要素が盛りだくさんに詰まった、
見事なエンターテーメントに仕上がってて、大満足です!

>あの“塗れ場”はね~、ほんとのところはどうなんでしょ(笑)。
ん~どうなんでしょ?(笑)
でもあのときに主導権を握っていたのは、まさしく数馬でしたよね。
きゃー!想像しただけでニヤけてしまいます。(笑)

>女の嫉妬は好きな人の相手に向かうのが常のようですよ。
>(「ザ・ダイバー」でもそうでしたね。)
たしかにそうですね!
自分の好きな相手を取った相手に憎しみが向かうのは、
当然ですね。。。
私だったら、確実に好きな相手のほうに、
怒りが向くと思うんですが・・・。

、、、オトコマエですかね?(笑)

ぴかちゅうさん

そうでした!
階段落ちの後に割腹でしたね!
ご指摘ありがとうございます!!
早速、本文のほうも直しておきました。

そうかぁ。
たしかに染ちゃん企画のこの作品。
友右衛門を手放す事は無いですね。。。
でも勘太郎くん&七之助くんコンビで、この作品を観てみたいなぁ。(笑)
また新たな企画で観客を喜ばせてくれるような作品を、
たくさん見せて欲しいですね!

>TBがうまくいっていない・・・
あらら。
先ほど再度チャレンジしてみました。
今度はうまくいってるかな?
またダメだったら教えてください!
何度でもチャレンジさせて貰います♪

指の間から覗きます!

>兄弟の契りを交わすシーンもなんとも言えず色っぽかったなぁ。

>なんだか見てはいけないものを見てしまったような雰囲気でドキドキしました。

そうそう!!そうなの~~~~!
まさにそう!!
見てはいけない・・・ものを、4年前も合わせたら
4回も見てしまったよ!!(笑)
ラストシーンはバージョンアップしてて・・・
染ちゃん!あっぱれ!!って気分でしょう!悲しいけど・・。
本当に染ちゃんは素晴らしいですねっ!!

かずりんさん

だよねー♪
見ていいの?いいの?って言いたくなるほど、エロかったね。(笑)
そんなシーンを4回も観たとは、、、羨ましい♪

ラストの階段落ちって、大阪では無かったのかな?
染ちゃん、頑張ってたね。
大きな怪我がなかったようで何よりだわ。
今度はどんな作品で楽しませてくれるのか、
今からワクワクです。

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10/03/19 「染模様恩愛御書」コメディのちスペクタクル!

{/kaeru_love/} 史上初、歌舞伎とBLのコラボ作品として話題になった2006年10月の大阪松竹座「染模様恩愛御書」。そのBL本(パレット文庫『紅蓮のくちづけ』)を買って読み、遠征は見送り。両者のストーリー展開は同じではないとのこと。BLは全く抵抗なし。高校時代に
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