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『なにわバタフライN.V』@シアタートラム

そして2本目は、再演となったこの作品!

なにわバタフライ N.V
なにわバタフライ

初演を観ていたので、今回はスルーしようかと思ってましたが、、、
タイトルに「N.V」=「New Version」と付いていたので観に行くことに!
やっぱり、何がどう変わったのか確かめたいでしょ。
しかーし、初演時の細かい記憶が飛んでる事に気付いたのは芝居が始まってから。(笑)
おかげで新鮮な気持ちで、観る事ができたよん。

てな訳で、詳細感想を。

先輩芸人からのいじめ、妻子持ちの落語家との不倫、吉本興業からの引き抜き、
そしてヒロポン中毒に、名コンビと謳われた再婚相手との辛い出来事。
7歳から役者の道に入り、波乱万丈な人生に負けず凛として生き抜いた浪速の喜劇女優・ミヤコ蝶々の姿を描く。


今回、ニューバージョンという事で、2004年の初演時と何がどう変わっているのか見比べてやろう!と、
イジワル根性丸出しで観にいきましたが、、、いい具合に細かい記憶なし。(笑)
大雑把に言うと変わった事は、セットや小道具がシンプルになってた事かな。
あとは生演奏の音楽が無くなり、ストーリーもスッキリした印象。
戸田さん曰く、”コスト削減”とか!?(笑)

ミヤコ蝶々さんの半生をモチーフにしたこの作品。
残念ながら蝶々さんのことはあまり存じ上げていませんが、
TVなどで見た印象は”ズバズバ”本音を言う関西弁のおばあちゃんって感じ。
漫談をしてるところを見た事ないので、芸人さんというイメージは全くありませんでした。

舞台上には風呂敷包みになった小道具の塊がポツンとあるのみ。
開幕して「素」の状態で戸田さんが登場。
雑談風におしゃべりをしながら、舞台上の風呂敷包みを解いて、
シートを広げ、小さなテーブル、姿見の鏡、座布団などをセットしていく・・・。
一人芝居の場合、どういう風にして”見えない相手”と会話をするのか、レクチャーがあり、いざ本編の始まりです。

ついさっきまで「戸田恵子」として立っていたその人は、サングラスをかけた瞬間から表情が一変し、
何かが憑依したかのように「ミヤコ蝶々」になっていました。

父親が座長の旅回りの一座に就任し、学校に行くこともなく育った7歳の子供時代。
思春期になり地方の劇場の御曹司に対して、初めての恋心を抱く少女時代。
よき相談相手だった一座の兄弟子と、駆け落ちもどきで逃げ出し、少女から女になった年代。
吉本興業に引き抜かれ、妻子持ちの落語家との不倫の末に勝ち取った妻の座。
そして因果応報で浮気相手に夫を取られ、離婚。
付き人だった弟弟子との2度目の結婚、そして薬物中毒。
中毒克服し、夫とのコンビで夫婦漫才で成功するも、またもや夫の浮気が原因で離婚。
そして、元夫の死。(書いてるだけでも波乱万丈な人生ですねぇ。)

数々の男性達を額縁で表現していたのは天晴れでした!
この芝居は小道具の使い方が秀逸でしたねぇ。
初演時も色々と小道具を使い、カレンダーが着物の帯になったり、クッションがリボンになったりして感心してたんですが、
今回のほうがシンプルになった分、さらに小道具の使い方が生きていたように感じます。
(ガムテープが帯になったり、鏡が病院のベットになったりね。)

一人芝居という事で、当然のことながら戸田さんは出ずっぱりのしゃべりっぱなし。
途中2回ほど、”自分の為の休憩”って事でまた「戸田恵子」に戻ってましたが、その間も観客を飽きさせる事無く、惹き付けていたのはさすがです!
関西弁での膨大なセリフは大変と思いますが、戸田さんによって、とってもチャーミングな、ミヤコ蝶々さんが舞台に存在してました。

ラスト。
今まで関わった数々の男達に向けてのセリフ。
私と出会って幸せでしたか?
この言葉になんか感動してしまい、涙がこぼれてしまいました。

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コメント

読みに来た~

戸田姉のために作られた、戸田姉による、客のための舞台って感じかな。。
関係性としては理想的な舞台のような気が。。

ラスト良かったっすね~
>「私と出会って幸せでしたか?」
幸せだったかどうかはわからんけど
退屈しない人生だったんじゃないかと。。

ぴらさん

ほんと、この作品は戸田さんだからこそ!と、
いえる作品でしたねぇ~♪
三谷さん、いい仕事しましたねぇ~。
でも戸田さん、舞台上でグチってましたが・・・。(笑)

>ラスト良かったっすね~
うんうん。
蝶々さんと関わった男性達から、
「幸せだったよ」という声が聞こえてきそうだった。

私も退屈しない人生を与えられる女になりたいわ。(笑)

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