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『東京月光魔曲』@渋谷シアターコクーン

2010年 観劇始めの作品はこれだ!

東京月光魔曲
東京月光魔曲

今回の一言感想は、、、
長げえーよ。(笑)

休憩挟んで3時間半もの上演時間。
内容的につまらない訳ではないし、キャストも豪華だし、
それなりに楽しめたんだけど、散漫だったように感じたよ。

てなことで、詳細感想なんぞ。

まばゆいイルミネイション、華やかなレビュー・ショウ、
ガラスとコンクリートの高層ビルヂング、自動車のヘッドライト、
マネキン・ガール、殺し屋、闇取引、男と女の忍び逢い―――!

モダン都市東京を舞台に、谷崎潤一郎氏も思わず平伏す倒錯的なエロティシズム、
海野十三氏も文句なく万歳三唱の想像を絶する奇天烈さで描かれる、
姉弟と探偵、彼らをとりまく曲者たちの織り成します、胸踊る一大心理活劇!(公式サイトより)


まずセット。
回り舞台をうまく利用して場面転換をスムーズに行ってましたね。
カフェになったり、デパートになったり、動物園になったり。
ある時は、お屋敷のリビングになったり、狭い和室の一室になったり、殺人現場になったり・・・。
入り組んだセットながら、役者たちもスムーズに移動し、場面転換してて感心しました。

次に肝心のストーリーですが、冒頭でも言ったように散漫に感じたよ。
まず冒頭の戦争中のエピソードも無駄に長く感じたし、近親相姦、不倫、殺人、妖術など。
幾つかの要素が同時進行していく形で物語が進んでいく構成ゆえ、「散漫」という印象になり、
しかもどれも淡々と進んでいくので強烈に印象に残るでもなく「(上演時間が)長い」という感想に。(笑)
主軸のストーリーのみを掘り下げてたら、もっとテンポ良く、すっきりしたんだろうなぁ。

てな事で、ストーリーに絡めて、主なキャストの印象なんぞ。

今回の話のきっかけともなる事件を引き起こしたのは、相馬演じた山崎一さん
戦場で脱走しようとした兵士を誤って撃ち殺してしまうが、その事実は隠蔽され・・・。
山崎さんはさすがの貫禄です。もう安心して観ていられるしね♪
芝居後半で双子の弟役で登場したんだけど、役の演じ分けが見事でしたね。
まあ、かなりギャップが大きい役柄だったけど。(笑)

で、ひとつ疑問!
冒頭の娼婦を買うシーンで女性に顔を隠させていたのはなぜ?
しかもその後、自分が目隠ししてたし・・・。そういう性癖?(笑)

幼い頃、戦場で父親は戦死したと知らされる姉弟は澄子演じた松雪泰子さんと薫演じた瑛太さん
いやぁ~、美しい姉弟ですねぇ。松雪さんは本当にお綺麗ですわ♪しかも細い!
淫靡で、小悪魔な感じが今回の役にピッタリでしたわ。
瑛太くんも初舞台だった「怪談 牡丹燈籠」より、多少舞台に慣れてきたのか、今回の役が演じやすかったのか、すごく自然に演じていたように感じました。
怪しげでミステリアスな今回の役柄はピッタリだったしね。

この二人、姉弟というより恋人同士みたい。
薫のほうは明らかに”シスターコンプレックス”って感じなんだけど、澄子のほうは弟の存在をどう思っていたんだろう?
しかも澄子は不倫相手が何人もいて、お金を貰っている愛人をしてるんだけど、その愛人達が次々と謎の死を遂げていくのよねぇ。
その死に薫が関係してるらしいが・・・それはまた後で。

澄子と愛人関係にある大曽根演じたのは大鷹明良さんと、その妻千とせ演じた伊藤蘭さん
大鷹さんは相変わらずの渋い演技で良かったですねぇ。ラスト近くでの狂気の演技は圧巻でした。
蘭ちゃんは和服姿でお上品な奥様風でしたが、途中カフェのメイドとしても登場してて、そっちのチャキチャキした役柄のほうが似合ってたな。

この夫婦の微妙な関係性が気になって仕方なかったんだけど、夫は不倫、妻は息子と近親相姦って事ですか・・・。
ある日帰宅すると不倫相手の澄子が居て驚く大曽根が、妻にばれるんじゃないかとヒヤヒヤしてるのが滑稽で。
逆にその様子を見て楽しんでる澄子がすごく印象的でした。
妻はというと海外留学中という息子を溺愛してて、これまたちょっと不気味な雰囲気。

大曽根夫婦の屋敷に居候することになった、上京したての兄弟演じたのはユースケ・サンタマリアさん長谷川朝晴さん
東京に憧れ、田舎から出てきたばかりで、見るもの全てが珍しくてたまらない。
兄はコカインの密売に協力していき「悪」の世界にハマっていき、弟は怪しげな宗教団体にのめり込んでしまう。
ユースケを舞台で観るのは初めてでしたが、意外(?)にも演技も良くて舞台向きだと感じました。
長谷川くんもいい演技してたしね♪
でもこの兄弟がね~、エピソードとしては面白いんだけど、さほど重要でないって言うか、ぶっちゃけ要らないんじゃないかと。(笑)
本編にあまり絡んだエピソードじゃなかったので、ちょっと浮いてる感じがして二人が勿体無かった。

胡散臭い探偵は橋本さとしさん、その助手の犬山犬子さん、そして売れない小説家の大倉孝司さん
この3人は安心して笑ってられるっていうか、定番ですな♪(笑)
犬ちゃんは恋をして”乙女”になる姿が可愛いし、大倉くんは相変わらずクネクネしてるし。(笑)
澄子の愛人の身辺調査をしていたら、殺人現場を目撃してしまい事件にどんどん巻き込まれていく3人。
しかも過去に澄子と関係していた愛人達は、その奥さんが残虐な方法で夫を殺している・・・これは薫の妖術の仕業って事でいいのかなぁ?
なんだかいまいち分からなくて。(笑)

結局、大曽根が相馬を自分の研究所で殺し、その事実に気付いた相馬の双子の弟を探偵が猛獣の檻に突き飛ばして落とし、一緒に道連れになって死んでしまうし。(なんで探偵も死んだん?)

なんか、最初から最後まで「散漫」という印象は変わらず、色んな疑問が残ったままの観劇でした。
東京って、そんなに怖い街ですか?(笑)

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コメント

先に

トラバっとこ。。。

期待しすぎたかなぁ。。。
寝れる席でよかった~(笑)

ぴらさん

あら!
早々にTBありがとう♪
まだ感想書けてないっちゅうに・・・。(笑)

無駄に良席っていうのも困りモンですな。
今回は寝るに寝れない席でした。(笑)

読みにきた~

まったくもって同感ですな。。
もちっとなんとかなったはずなんだけどねぇ。。

>澄子のほうは弟の存在をどう思っていたんだろう?
関東大震災の時に布団の中でキスしてたって言ってたね。
震災で下敷きになったお母さんを置いて二人で逃げたらしいから
澄子には罪の意識があるんじゃないかなぁ。
薫の変な力も知ってるからいろいろ複雑な思いがあるかと。。
結局ね、どれもこれも踏み込んで書けてないから中途半端なんですな。。

>東京って、そんなに怖い街ですか?
はい(笑)
初めて来た時はひったくりに遭うんじゃないか、
刺されるんじゃないかとビクついてました(爆)

ぴらさん

>まったくもって同感ですな。。
ですよねぇ~。(笑)
もっとスッキリできたと思うんだけどね。

>布団の中でキスしてた
そっか!
そういえばそんな事、言ってたね。(すでに忘れてる)
そういうエピソードの印象が薄いんだよなぁ。

>踏み込んで書けてないから中途半端
ええ。
まさしく、その通りです。
色んなエピソードが満載だったから軸がブレちゃってるんだよねぇ。
澄子と薫のエピソードをもっと掘り下げてたら、
面白かったと思うんだけど。

>はい(笑)
って、、、即答ですか・・・。
そんな犯罪には滅多に遭遇しないよぉ。(笑)

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