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『十二月大歌舞伎 夜の部』@歌舞伎座

昼の部が終わり、一旦劇場の外に出たものの、、、
すぐに入場して、引き続き夜の部だいっ!(笑)

歌舞伎座さよなら公演
「十二月大歌舞伎 夜の部」

十二月大歌舞伎

夜の部の最大のお目当ては、野田版の「鼠小僧」。
2003年の初演時は、「阿修羅城の瞳」にハマってて”生”で観ることが出来なかったのよねぇ。
そして夜の部もかずりんさん、スキップさん、ぴかちゅうさんと一緒だよぉ~♪(笑)
幕間には四人一緒に歌舞伎座内の食堂でお食事もしたし、またまた楽しかった!

歌舞伎座 お食事  私のチョイスはフライ弁当

てな事で、私的感想に興味のある方はどうぞ。
一、双蝶々曲輪日記  引窓
南与兵衛の妻、お早と姑のお幸が与兵衛の帰りを待っていると、濡髪長五郎が訪ねてきます。
暇乞いをして立去ろうとする長五郎を、お早とお幸が引き止めます。実は長五郎はお幸の実の子で、お早とも顔馴染み。
二人が長五郎を二階へ案内すると、代官に取り立てられ、南方十次兵衛と名乗ることを許された与兵衛が、平岡丹平、三原伝造を伴って帰ってきます。出世した与兵衛の姿を見て喜ぶお早とお幸。与兵衛は、丹平に弟を殺した下手人の詮議を頼まれ、人相書を受け取り、代官として初手柄を立てようと勇み立ちます。
しかしその下手人は長五郎で、お早とお幸の様子から長五郎が潜んでいることを悟った与兵衛は、長五郎がお幸の実の子であると知り、長五郎を落ちのびさせるのでした。


六月大歌舞伎にて角力場は観ていましたが、この演目はその後のエピソードって感じでしょうか。
(その時の感想はコチラ。)
濡髪が人殺しで追われてるという、いきなりの展開に(なぜ?誰を殺したの?)っと繋がりが分からなかったのです。
(帰宅後、双蝶々曲輪日記の全あらすじを軽く読んでみたけど、、、登場人物多いし奥が深いわ。)

その濡髪演じた橋之助さん、、、力士らしく肉厚の襦袢を着こんでましたが、やっぱりいい男だねぇ。(笑)
大銀杏風の髷を結って、体格のいい色男って感じでした。
人を殺めてしまい、実の母であるお幸(=右之助さん)に会いに来たが、何も知らない母は大喜びでもてなす。
一方、父の意思を継ぎ出世して帰ってきた与兵衛演じたのは三津五郎さん
これまた実直そうで真面目な男っていう雰囲気を醸し出してます。
お幸は義理の母だが出世して帰ってきた息子をこれまた喜んで迎い入れる。しかし与兵衛は人殺しの罪を犯した濡髪を追っていると知り、慌てる。

この演目は実の息子と、育ての息子との狭間で揺れる母の心情と、義兄弟である男同士が互いに気遣いあうお話ですね。
”引窓”が重要な小道具となって展開していくストーリーがまた見ものでした。
なんとか逃げて欲しいと願う母が、濡髪の前髪を切って別人と思わせようとしたり、ほくろを取ろうとするのはいいんだけど、、、
ほくろを剃刀で切ろうとするのはヤメようよぉ~。(笑)
想像しただけで痛そうだけど、昔はそうしてほくろを取ってたのかな?っと思ってみたり。
その後、与兵衛が窓から投げた銭で簡単にほくろが取れたときは驚いたけどね。(笑)
とにもかくにも、登場人物達のそれぞれの心情がすごくよく分かる良いお話でした。

二、雪傾城
一面の雪景色に包まれた浅草寺。一陣の風とともに傾城魁が新造香梅を伴って現れます。
そして初芝居の願掛にやってきた役者栄之丞と、芝居茶屋娘お久に気付くと廓の情景を踊ってみせます。そこへ、雪の精の奴、景清、禿が現れると、初芝居の成功を祈って賑やかに踊るのでした。


舞台上には3つの雪だるまが並び、その後ろから3人のチビっこ達が登場!
もうこれは芝翫さんの内孫、外孫6人が勢ぞろいしての舞踏で、なんも考えず素直に楽しめました。
孫達の中でも勘太郎くん七之助くんが一番目を惹いたけどね♪(笑)
橋之助さんのご子息の国生くんの奴姿が妙に似合ってて、、、可愛かったわ。

三、野田版 鼠小僧
正月、芝居小屋では稲葉幸蔵演じる鼠小僧が大評判、目明しの清吉、独楽太、凧蔵、また善人と評判の與吉らで賑わっています。
その中を、金にしか興味のない棺桶屋の三太がずる賢く金稼ぎに励んでいます。そこへ三太の兄、辺見勢左衛門の妻おらんと、娘のおしな、番頭の藤太郎が、勢左衛門の葬列とおしなの嫁入り行列とが混じった一行を連れて
現れ、三太に棺桶をただで貰おうとします。
兄に莫大な遺産があると知って喜ぶ三太でしたが、遺言状には違う名前が。諦めきれない三太は勢左衛門の棺桶に忍び込み、遺産を盗みだそうとしますが、辻番人の與惣兵衛に見つかって...。
年の暮、鼠小僧となった三太が貞女と評判のお高の屋敷に忍び込むと、あの與吉が現れます。次に名奉行と誉れ高い大岡忠相がやってきます。更に大岡の妻りよが駆け込んできて、混乱の内に逃げ出した三太は、與惣兵衛の孫、さん太と出くわして・・・。


この作品を師走の歌舞伎座で観れて良かった!贅沢を言えばクリスマスの日に観たかったなぁ。(笑)
とにかくテンポが良くて、楽しくて、野田さんお得意の言葉遊びのセリフが満載、そしてラストはホロリとさせる最高の演目だったと思います。

冒頭、舞台上には、連なった屋根のセットが現れ、花道からは鼠小僧の姿をした染五郎さんが登場!
芝居小屋で「鼠小僧」を演じているという役者の設定で、身軽に屋根を飛びまわり、追っ手たちに囲まれての立ち回りに惚れ惚れでした。(笑)
一方、芝居小屋で小銭稼ぎをしているのは、お金への執着強い、棺桶屋三太を演じた勘三郎さん
ハジけてましたねぇ~。
早速、勘太郎くんの結婚をネタにしてたし、おまけに今回の舞台に出演してないのに海老蔵さんも標的に!
「俺の目は節穴じゃねえ、ましてや女子アナでもねえ、小林麻央でもねえ!」って・・・。(笑)
おかげで客席は大爆笑でした。
ハジけてたと言えば、三太の兄嫁のおらん演じた扇雀さんと、その娘のおしな演じた七之助くんも見事。
テンション高く、二人の掛け合いは漫才のようで、あんなにハジけた役の七之助くんは初めて観たかも!?
そして忘れちゃいけない、三太の亡くなった兄、勢左衛門演じた亀蔵さん
昼の部のゾンビに続き、今度は死体役。(笑)
顔を白塗りにし、三角頭巾を着けて、三太との掛け合いがまた可笑しくてねえ~♪
ま、死体なんでしゃべりませんが・・・。

兄の遺言状によると、莫大な遺産は親族ではなく、町一番の善人と言われる與吉(=橋之助さん)へ譲るとの事。
この内容に納得のいかない三太は勢左衛門の蔵に盗みに入るが、折角手に入れた千両箱を誤って屋根の上から落としてしまう。
小判を拾った町民は「本当に鼠小僧は居たんだ!」と喜び騒ぎたてるが・・・。
このあたりから話はシリアスな展開に。
この辺の流れの作り方は、野田さん上手いなぁ~って、つくづく思います。
所々に笑えるシーンはあるものの、人間の欲深さや、表裏一体の顔を持ってる事、群集心理の怖さなどを露呈して、ラストでは大感動なんだもんなぁ。

お高(=福助さん)は夫を亡くして貞淑な妻と呼ばれているけど、実は與吉と大岡忠相(=三津五郎さん)という二人の愛人が居るし、與吉も善人だと思われていたけど、さん太という子がいるにも関わらず、その存在すら認めずほったらかしだし、大岡も自分の体裁ばかり気にして、お裁きの場で三太を陥れるし・・・。

お裁きの後。
どうしても行かないといけない所があるからと逃げ出す三太。
鼠小僧の存在を信じて待っている、さん太に小判を投げてあげたくて・・・。
追っ手に追われながらも、さん太の夢を叶えてあげられた三太だったが屋根の上で命を終える。
金に貪欲だった三太が、サンタクロースになり、雪が降りだした時には感動もんでした。

観劇後は皆でティータイム!
歌舞伎座近くの「茜屋珈琲店
茜屋珈琲

4人で小一時間ほど楽しくおしゃべりしました。
2009年最後の観劇は、最後の最後まで楽しくて大満足でした!

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コメント

楽しまれたんですね

いいですねー。
今年最後が歌舞伎座なんて。うらやましい・・・。
それもお友達と一緒なんて本当にいい観劇でしたね。
感想も楽しみにしていますね。

きたむーさん

はい♪
楽しかったですよぉ~。
昼夜連続観劇はさすがに疲れましたが、、、(笑)

芝居好きな皆さんと一緒に観劇できて、
アフタートークも楽しかったです♪
感想、頑張って書きますね。

たいへん遅ればせながらTBさせていただきました(^^ゞ

麗様
PCのキーボード不調等々で、私の方の記事アップやTBが今頃になって恐縮です。下記の記事のようにしたので、ようやく何でも文字が打てるようになりました。
http://blog.goo.ne.jp/pika1214/d/20100109
12/26は歌舞伎座で昼夜、茜屋珈琲店までご一緒できてよかったです。 芝居の感想までは追いつきませんが、せめて思い出をとどめる記事だけ先に書いてありました。
また、ご一緒する機会にいろいろと盛り上がりましょう(^O^)/

ぴかちゅうさん

PCの調子悪かったみたいですね。
変な文字の羅列記事を読んで、不謹慎にも笑っておりました。(笑)
新しいキーボードで快適になられたようで何よりです♪

こちらこそ、念願叶ってやっとやっとお会いできて、
本当に嬉しかったです!
昼は一緒に並んでお弁当も食べたし、
夜は食堂でちょと豪華にお食事もできたし、
終演後も渋い喫茶店でお茶までできたし♪

また近いうちにお会いしたいです!
その際はまた色々と楽しいお話を聞かせて下さいね♪

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09/12/26 ポストクリスマスの夜は更けて

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