ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

『十二月大歌舞伎 昼の部』@歌舞伎座

2009年最後の観劇は、、、
これだー!

歌舞伎座さよなら公演
「十二月大歌舞伎 昼の部」

十二月大歌舞伎

今年最後にふさわしく、楽しく、賑々しい観劇と相成りました!
大阪からいらしたかずりんさんスキップさん、そしてやっとやっと念願叶って初めてお会いする事ができたぴかちゅうさんと一緒です!
クドカンが初めて歌舞伎の作、演出を手掛けた作品もあるし♪
しかも本日、大千秋楽という嬉しいおまけ付き!!!
もぉ~、もぉ~、何もかもが楽しかったよぉ♪

歌舞伎座  どどーんと外観

歌舞伎座カウントダウン  あと126日


私的感想にご興味のある方は、どうぞ。(長いよぉ~)

一、操り三番叟
翁と千歳が現れ、厳かに舞い始めます。
翁と千歳が舞い納めてその場を去ると、後見が箱から糸操りの三番叟の人形を運び出し糸を操ると三番叟が動き出します。

この演目は、とにかく勘太郎くんが大活躍でしたねぇ。
操り人形のコミカルな動きを、指の先から、足の先まで見事に表現してました。
糸の張りを調べるあたりでは後見さんとの息もピッタリで思わず(ほぉ)っと感心しちゃいましたよ。
しかも勘太郎くん、、、踊ってる間、一度も瞬きしてなかったんじゃないかなぁ。
これまたお見事ですわ!

二、新版歌祭文 野崎村
野崎村に住む娘お光は、父の久作の養子で、かねてから慕う久松との祝言が、決まったので嬉しさを隠せない様子。
大坂の質屋、油屋へ丁稚奉公に出されていた久松は油屋の娘、お染と恋仲となるが、店の金を盗んだと疑われ、久作の家に戻されていたのです。
そこへ、お染が久松に会いにやってきて、久松と添えないなら自害すると言い久松も心中を決意するが、久作が別れるよう諭すので、二人は別れを決心します。
久作が久松と祝言を挙げさせようとお光を呼ぶと、お光は尼の姿。二人の覚悟を知り、お光は自身が身を引く事にしたのです。
後を追ってきたお染の母、後家のお常に、店に戻ることを許された久松とお染が、大坂へと帰って行く姿を、お光は涙ながらに見送るのでした。


あぁ~、この演目はとにかくお光演じた福助さんが最高っっ!
とにかく美しい!綺麗!!可愛い!!!見た目だけじゃなく、仕草や心根がとにかく可愛らしい。
大好きな人と結婚できる♪という喜び一杯で、鏡に向かって髪を整えたり、眉毛を隠してニマニマしてみたり。
恋敵のお染が出現してからも、精一杯の意地悪をしてみたりして、可愛いったらありゃしない♪
一方のお染(=孝太郎さん)、、、私にはとにかく”ムカつく女”としか見えなかったわぁ。
世間知らずの美しいお嬢様って事なんですが、、、勘弁して下さい。(以下自粛)
結婚できないなら死ぬっと剃刀を持ち出してみたり、しまいには妊娠してるとな。
(キーっ!どこが世間知らずのお嬢様やねん!)っと心の中で叫びまくってました。(笑)
でも彼女も本気で久松のことを愛してたんでしょうが。
って、一番ムカつくのは二人の女を持て遊んだ(?)久松(=橋之助さん)なんだけどね。

結局、自分は身を引き二人の心中を止めたお光、しかも尼になると言う。
お光もそこまでして久松の事を愛してたんだと思ったら、なんだか本当にいじらしくてね。
泣けてきちゃいましたよぉ。

ラストシーン。
精一杯明るく振る舞い、最高の笑みで、久松を送りだしたお光。
篭が見えなくなるまで見送り、手に握っていた数珠をポロっと落として放心状態。
父親の久作(=彌十郎さん)が数珠を拾いあげると、お光は声を上げてその場に泣き崩れてしまい、、、。
あぁ~もう、とにかく泣いた!泣いた!泣かされたわぁ~。
二人の前ではとにかく気丈に振舞い、笑顔で送りだしていたけど、本当はすごく辛かったんだろうと思うと本当に健気でねぇ。
お光という女性に、完全に感情移入してましたわ。
あぁ~、この演目は初めて見ましたが、かなり気に入りました。満足です!

三、身替座禅
大名の山蔭右京は深い仲となった遊女、花子が都へやって来たので会いに行きたいと思案しています。
しかし、奥方の玉の井が片時も傍を離れないので、会いに行く事が出来ません。一計を案じた右京は、持仏堂に一晩籠ることを許されます。
ところが右京は太郎冠者に座禅衾を被せると、花子の元へと向かうのでした。


確か以前にTVでこの演目を見た時、右京役は勘三郎さんで大爆笑した覚えが。
その後、生の舞台で初めて見た時の右京演じたのは團十郎さん、玉の井演じたのは左團次さんで。(その時の感想はコチラ。)
この演目はとにかく単純明快で本当に面白い!
右京演じた勘三郎さんは、もう言うことなしっ!
花子と密会後、”幸せ一杯”の表情で花道を歩いてくる様子が面白くてねぇ。
(ようやく会えてよかったねぇ~♪)っとついつい応援したくなっちゃいます。(笑)
一方の”山の神”の玉の井演じた三津五郎さん
何度見直しても三津五郎さんだと思えなくて・・・。(メイクってすごい!)
普段のキリリとした顔立ちとは一変!別人かと思うような女形姿に驚きました。
そして前回観た際も太郎冠者を演じた染五郎さん
気弱で、情けない雰囲気を全身で演じてて、その姿が笑いを誘います。
座禅衾を外してからの、右京と玉の井の”恐怖の攻防戦”は何度見ても笑えます。

四、大江戸りびんぐでっど
江戸時代の江戸の町にゾンビが現れ、騒動を巻き起こす物語。
半助はクサヤ売りだったが、ゾンビに労働をさせる「はけん」会社を設立する。
たとえゾンビに殺されてもそのクサヤ汁を塗れば生き返るというが・・・。
劇中に「大江戸りびんぐでっど音頭」「はけん節」を歌い踊るにぎやかなシーンもあり、ユーモアや躍動感など、クドカンテイストあふれる作品に仕上がった。


正直な感想を言うと、、、前半は楽しく、後半は飽きた。(笑)
なんかねぇ~、途中からダレてきてしまってラストも(結局何がいいたいんだ?)って疑問が浮かんできてしまってねぇ。
クドカン書下ろしのこの作品が「歌舞伎か否か」という論議もあるようですが、社会風刺があったり、大衆演劇という意味では間違いなく”歌舞伎”だと私は思います。
ただね、この作品を歌舞伎座のさよなら公演に持ってきたのはどうかと。
PARCO歌舞伎やコクーン歌舞伎なら単純に楽しめたと思うんだけど、歌舞伎座でリアルに流れる「血」はいらんだろ!っと思ってみたり・・・。

冒頭、新島のくさや売りの店先のシーンは(くだらねえぇ)と思いながらも笑ったなぁ。
美しいお葉演じた七之助くんが必死にくさやを売ってる横で、干されてる干物の染五郎さんと亀蔵さんの掛け合いが面白くてねぇ。
「痛てえ~よ~」、「臭せえ~よ~」となんだか分からない干物が叫んでるし。(笑)
亀ちゃんはイルカの干物、染ちゃんは蛙(イグアナ?)の干物でした。(ありえねぇ~)

場面は変わり、品川の女郎宿。
大工の辰(=勘太郎くん)が腰をふりふり、こけしを手に、、、「好感度は大事ぃー!」と言いながら投げ捨ててた。(笑)
なかなか相手を決めない辰にしびれを切らし、怪談話を聞かせていると、”らくだ衆”と呼ばれるゾンビたちが現れて・・・。
ここでマイケルのスリラーを彷彿とさせるようなゾンビ達の群舞の始まり。
さすが群舞!迫力あって(おぉっ!)っと思いながら、亀ちゃんゾンビに注目して観ちゃいました♪

群がるゾンビをバッタバッタと斬る浪人の四十郎(=三津五郎さん)が最高だったなぁ~!
つねに顔を斜め45度に傾け、ニヒルを気取ってるんだけど、その様子が面白くて!(笑)
斬っても斬っても生き返ってくるゾンビに「もう明日にしてくれ!」と言ったりしてオイシイ役でしたね。

っと、なんも考えず楽しめたのはここまで。(笑)
その後、ゾンビ達が派遣となって働くあたりからなんだか急にダレてきてしまいました。
時事ネタを盛り込んでるのはいいんだけど、なんか笑えなくてねぇ。
自分勝手な欲望の人間のせいで、ゾンビ化した人間が町に溢れ、ゾンビ派遣を利用して金儲けををしようとする人間が居たり、その派遣のせいで職にあぶれた人間がいたり、、、

ことの始まりは半助(=染五郎さん)の欲望のせい。
美味しいくさやを作る新吉(=勘三郎さん)の”くさや汁”を分けて貰う為に頼みに行くが、断られ殺してしまう。
っと死んだ新吉にこぼれた”くさや汁”がかかり、ゾンビと化して生き返る。
ゾンビに噛まれた人間はまたゾンビとなり町はゾンビで溢れかえる。
そのゾンビを取りまとめる役をお上から申し付けられ、派遣業を始めた半助は成功をするが、新吉ゾンビに襲われてしまい自分もゾンビになってしまう。

そして大詰め。
永代橋が二つに落ちて大騒ぎ。
橋に取り残されたお葉は今にもゾンビ達に襲われそうになっているが、それを助けに行く半助。
二つに分かれた橋を、派遣ゾンビが戸板で橋渡しをしてお葉と半助を無事に出会わせて幕。

カーテンコールではクドカンも登場し、非常に恐縮した表情で挨拶してました。
新作歌舞伎で相当のプレッシャーもあったみたいですが、、、ご苦労さまでした!(笑)

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

カメレオン?

麗さま
先日はお目にかかれてうれしかったです。
ほぼ1日を歌舞伎座で過ごす昼夜通し、
お疲れさまでした。

「大江戸りびんぐでっど」・・かなり不評と
聞いていて期待値が低かったせいか、
思ったよりずっと楽しめました(笑)。
確かに後半ちょっとダレてしまって長いと
感じる面もありましたが。
テーマがしぼり切れていない感があり、
さすがのクドカンも迷いがあったのかと。

染ちゃんのあのかぶりものはカメレオン
なのではないかしら?!

スキップさん

こちらこそ!
久し振りにお会いできて嬉しかったです♪
さすがに昼夜通しだと疲れますね。(笑)

「大江戸りびんぐでっど」の前評判は厳しい言葉が多かったですね。
私も楽しめたほうだと思うのですが、後半はやっぱり・・・。(笑)
特にラストがね、なんだかなぁ~って感じでした。

>染ちゃんのあのかぶりものはカメレオン
そっか!
カメレオンかぁ!
いづれにせよ、海の生き物でないのがまた笑えます。(笑)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

カレンダー

09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -

プロフィール

麗

Author:麗
芝居&ライブ&グルメ&ギャンブル好きなOLの日々徒然

月別アーカイブ

最近のコメント

カウンター

ブログ内検索

観劇予定

みんなで作るみんなで楽しむ演劇クチコミサイト、演劇ライフ
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。