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『十二人の怒れる男』@渋谷シアターコクーン

三谷幸喜氏の「12人の優しい日本人」は映画も舞台も観てますが、、、
その原作となるこの作品を蜷川さんが演出!と聞いたら、興味深々でしょう。(笑)
で、前楽となる本日、ようやく観に行ってきました!

十二人の怒れる男
十二人の怒れる男

いや~素晴らしかった!
十二人の男達は怒ってましたねぇ~。
そういえば、、、また男だらけの芝居だったなぁ。(笑)

今日は客席で、秋野暢子さんと美保純さんをお見かけしました。

てな事で、感想なんぞ。

蒸し暑い夏の午後、父親殺しの罪で一人の少年が裁かれようとしていた。
審理は終わり、いまや少年の運命は、事件のために無作為に選ばれた12人の男たち=陪審員に委ねられている。
提出された証拠と証言は、少年に不利なものばかり。劣悪な環境で育った少年には逮捕歴もあり、陪審員の多くは有罪を確信していた。
陪審員室に移った12人は、予備投票を行う。有罪11票、無罪1票。唯一の無罪票は陪審員8号によるものだ。
室内に満ちる苛立ち。周囲の敵意に怯むことなく、8号は陪審員の責務の重さと審理への疑問点を語り、討論は白熱していく。
裁かれるのは誰か、そして判決の行方は・・・。(公式サイトより)


2005年に上演された三谷幸喜版の「12人の優しい日本人」では、陪審員たちの言動が面白くて大いに笑ってましたが、
今回はタイトルにもあるように”怒ってる”人たちばかりで、なんだか緊迫感が!
でもその緊迫感が逆に笑いを生むんですよねぇ。
ところどころ、笑えるところもあって、かなり楽しめました。

各陪審員の簡単な感想なんぞ。

石井愃一さん:陪審員長
12人の中では一番まとめ役に適任って感じだったな。(笑)
終始おだやかで、審議をスムーズに進めようとしているのが健気に見えてました。
唯一、彼が怒ったのは人の話を聞こうとしない陪審員に対してでしたね。

柳憂怜さん:陪審員第2号
いやぁ~掴み所が無いっていうか、存在感が無いっていうか、、、そんなキャラがピッタリでした。(誉めてま
す!)
ドロップを持ち込んで人に薦めてみたり、髪と鉛筆で書記のように議論を記録したり。
10号から「ドロップくれ」と言われて拒否した様子が面白かったです。

西岡馬さん:陪審員第3号
最後の最後まで「有罪」と言い張って、終始怒りをぶちまけていた男。
実の息子と口論になり家を出ていってしまった行き場の無い怒りを、ずっと抱えていたんでしょうね。
徳馬さんが怒鳴るたび、聞いてる私もイライラしてたのですが、ラストでホロリとさせられました。

辻萬長さん:陪審員第4号
冷静沈着で他人の意見に左右されない自分の意思を持ってる男。
彼も最後のほうまで「有罪」を主張しているが、
事実関係を検証していき自分自身で納得して「無罪」のジャッジを下した時はなんかスカっとしました。
萬長さん、相変わらず声が素敵です♪とにかく聞きほれてました。(笑)

筒井道隆さん:陪審員第5号
スラム出身で、早い段階から[無罪」を主張していく若者。
過去にスラムでの荒れた生活での経験から、ナイフの使い方を披露して事実関係を明らかにしていく。
筒井さんは三谷版にも出演してましたね。
今回の役どころも重要で、穏やかながらもキレたら怖い若者を見事に演じてました。

岡田正さん:陪審員第6号
外見からして憎めないキャラ。(笑)
白いシャツの下からは何かのキャラクターのプリントTシャツが透けて見えてて、サスペンダー付のズボンという姿。
”お年寄り”には敬意を払う、心優しき常識人。
彼が唯一激昂したのは、10号が9号に対して罵声を浴びせた時でした。

大石継太さん:陪審員第7号
とにかく審議を早く終わらせて、今夜のヤンキースの試合を観に行きたくて仕方ない男。
もぉ~お調子モンでしたねぇ。そんなキャラがまた大石さんにピッタリです。
何も考えずに「無罪」に転身して皆から責められた時、唯一彼の真剣な表情を見れたような気がします。(笑)

中井貴一さん:陪審員第8号
「有罪」で即決だったハズの審議に、「もう少し話し合いましょうよ」っと一石を投じたキーマン。
証言を元に実際に検証を行っては矛盾を指摘し、他の陪審員たちのジャッジを次々と覆していく。
中井さんは、こういう知的な役が似合いますねぇ。
私たち観客も一緒に話を聞きながら、あれこれと推理してました。(笑)

品川徹さん:陪審員第9号
陪審員の中で最高齢者。一見”堅物”そうだが周りの話をよく聞き、観察力は抜群!
品川さんの存在感溢れる演技には静かに見惚れてました。

大門伍朗さん:陪審員第10号
スラム出身者に対して偏見があり、とにかく自分の意見が通らないと怒鳴って威嚇する男。
いやぁ~とにかく、この12人の中で一番キライなタイプですわ。(笑)
終始、頭ごなしにわめき散らして・・・観てる私のほうが不快になりました。

斎藤洋介さん:陪審員第11号
国籍がアメリカではない為、話すことにコンプレックスを感じている男。
斎藤さんの舌足らずな話し方や、懸命に聞き取りやすく話そうとする姿が、役柄とのキャラと相まってぴったりでした。

田中要次さん:陪審員第12号
常に自分の仕事の事が頭から離れない仕事人間。
審議では周りの意見に影響を受けて、考えが変わりやすい人。
なんか憎めないキャラでしたねぇ。
いまにも「あるよっ!(by HERO)」っと言い出すんじゃないかと密かに期待していたのは私だけ?(笑)

階下の老人の証言、高架を挟んで向かいに住んでる女性の証言。
そして容疑者の仲間たちの証言や、ナイフを使った検証、家の間取りを使った検証など。
私たち観客も一緒になって事実関係を確認していくうちに、13人目の陪審員になった気分になってました。
日本でも陪審員制度が導入され、「裁判」がより身近に感じられるようになりましたね。
なんだか改めて”人が人を裁く”という重さ、難しさを見せ付けられました。

ラスト。
自分の息子と、容疑者の青年とを重ね合わせてしまい、心を乱し、頑なに意見を曲げなかった3号。
最後までたった一人「有罪」を主張していたが、
「この青年は、あなたの息子じゃない!」と8号の一言でやっと軟化し「無罪」へ。
椅子に呆然と座り、涙を流す様子がなんだか悲しかったなぁ。
審議もまとまり、次々に帰っていく陪審員たち。
呆然としている3号に8号がジャケットを着せてあげて、二人で肩を並べて去っていく様子にホロリとしました。

この容疑者が本当に「無罪」なのか、
はたまた「有罪」なのか、、、非常に気になるところです。(笑)

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コメント

やっと

書けた~
いや~記憶が飛んでる飛んでる(笑)

>十二人の男達は怒ってましたねぇ~。
大門さんは怒りっぱなしなもんだから
なんだか支離滅裂なこと言ってることなかったっすか?
「え?会話噛み合ってねーんじゃ?」と何回か思ったですよ。。

ぴらさん

おぉー!
既に感想書けたのね。
相変わらず早いなぁ。

大門さん、怒ってましたねぇ。
しかも理不尽な理由で。(笑)
聞いてて、どんどん不愉快になってきたよ。
ってか全員が怒ってるんだけどね。(笑)

私も早く感想書かなくちゃ!
、、、忘れそう。(笑)

やはりアメリカ。

麗さん♪
日本の裁判員制度では(もちろん選ばれた事無いけど)ここまで
良くも悪くも自分の意見をストレートに表現するって出来ないよな~
と思って観ておりました。
>いまにも「あるよっ!(by HERO)」っと言い出すんじゃないかと
あはは、実は私も同じです(笑)。

みんみんさん

たしかにアメリカ!って感じでしたね。
12人の陪審員たちが、自分の意見を主張するする。(笑)
日本だったら、きっとこんなに主張しないでしょうね。

>実は私も同じです(笑)。
やっぱり思った?
いつか言ってくれるんじゃないかと期待しちゃったわよぉ~。
あのドラマも裁判モノだったしね。(笑)

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