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『怪談 牡丹燈籠』@渋谷シアターコクーン

いのうえさんが本格歌舞伎を演出!
しかもシアターコクーンに初見参!ってことで話題になっているこの作品。
早速観てきましたよぉ~!

怪談 牡丹燈籠
怪談 牡丹燈籠

一言感想は、、、「中途半端な、いのうえ歌舞伎」とでも言いましょうか。
いやぁ~、なんなんでしょうね、このモヤモヤ感は。
決して面白くなかったと言う訳ではないんですが、中途半端でしたわ。(そればっか)

それよりも本日観劇していて、非常に心配なことが。
一番のお目当てだった、秋山姐さんが上演中にみるみるうちに左目が腫れてきて、、、
カーテンコールの時にはほとんど目が開かない程、痛々しいお姿になってました。
上演中にぶつけられたのかと思うのですが、大丈夫でしょうか。
最後まで気丈に舞台に立ってらしたのが余計に心配です。
芝居の内容が内容だけに、いらん心配をしてみたりして。
姐さん含め、他の出演者の方達も、千秋楽まで無事に努めあげて頂きたいものです。

てな事で、今回はちょっと辛口な感想です。
そんな感想にご興味のある方はどうぞ。(笑)



浪人の萩原新三郎に恋い焦れた末に命を落とした旗本・飯島平左衛門の娘、お露。
お露の死の報に、念仏三昧の日々を送っていた新三郎のもとに、ある夜、あとを追って死んだはずの下女のお米を伴い、お露が姿を現した。
「お露が死んだというのは、二人を別れさせる作り話」というお米の言葉を信じた新三郎。
その夜から、新三郎のもとには、夜な夜なカランコロンと下駄の音を鳴らしながら、牡丹燈籠を手にした二人が通いつめる。
しかし、二人の逢瀬をのぞき見た新三郎の下働き・伴蔵の目に映ったものは・・・・。
それまで、ごくごく普通の生活を営んできた夫婦・伴蔵とお峰を待つ運命は ?!(公式サイトより)


冒頭で言ったように”中途半端ないのうえ歌舞伎”だと感じてしまった今回の作品。
照明、映像、効果音、舞台美術などなど、、、いつもの新感線とまるっきり同じなんですわ。
いのうえひでのり氏が演出した歌舞伎を「いのうえ歌舞伎」というのでしょうが、
コクーンで公演を打つのであれば、新感線を意識した演出はしないで欲しかったぁ。
逆に新感線テイストは全て払拭して欲しかった。
少なくとも私は、新感線でのいのうえ歌舞伎を期待して観に行った訳じゃないし・・・。
いのうえさんが正統派の歌舞伎を演出したら、どうなんだろう?という素直な期待が裏切られたような気がします。
ん~、なんだか辛口全開ですな。(笑)

瑛太さん:新三郎
初舞台という事で注目していましたが、なかなか良かったと思います。
声も通るし滑舌もいいし、見映えもするし、映像世界だけでなく舞台でも十分にやれそうですね。
(既にケラ作品の舞台出演が決まってるんだよね。)
お露の霊にとり憑かれて喀血して死んでしまうシーンは(美しい♪)って思っちゃいました。(笑)

柴本幸さん:お露
可愛らしいお露を演じていたと思います。
でも着物姿での所作があまりにも・・・で、そこばかり目についてしましましたわぁ。
まあ私も含めてですが、普段、着物を着慣れていないから仕方ないんでしょうね。
幽霊となってから、目の下の”クマ”メークをしても可愛かったなぁ。

梅沢昌代さん:お米
梅沢さんは安心して観ていられました。
お米の時もそうだし、お六の時もそうだったけど、今回の一番の功労者だったと思います。
相撲取りの四股のような仕草とか、マイケルのようなダンスには笑わせて貰いました。
幽霊となってからは怪しい雰囲気満載でさすがの演技を見せてくれました。

段田安則さん:伴蔵
段田さんもさすがの安定感のある演技で無問題。
新三郎の下働きだった時のいかにも”善人”という印象から一変!
幽霊から100両を受け取り、荒物屋の主人となってからの”成金”っぷりには、ただただイヤミな奴としか思えなかった。
乞食同然の風体となった源次郎にお金を投げ与える時の表情がもぉ~、いやらしくて。
人間、急に金が手に入るとこんな風になっちゃうんですかね?(笑)

伊藤蘭さん:お峰
コケティッシュなお峰を見事に表現されてました。
貧乏時代で夫を支えるお峰も良かったけど、私的には荒物屋の女将となってからのお峰のほうが好き。(笑)
伴蔵に浮気を問い詰め激昂して、まくし立てるシーンは圧巻!
膨大なセリフに加え、感情をむき出しにする演技には、ただただ見入ってました。

秋山菜津子さん:お国
姐さんの色気満載でしたねぇ。
源次郎との絡みのシーンなんか同性ながらドキドキしちゃいまいたよ。(笑)
不倫関係の源次郎とを壊したくないばかりに、主人殺しをそそのかし、、、
あげくの果てには自らの手で、なんの罪もない目撃者の女中を殺してしまい、最後には天罰が下るお国。
姐さんはこういう可哀想な”不幸な女”役が本当に似合うね。(笑)

千葉哲也さん:源次郎
情けない役でしたねぇ。
お国の主人殺しのシーンでは、刀を構えていても腰が引けてるんだもん。
おまけに逆に足を斬られて「痛~い・・・」って。(笑)
お金を持ち出し、二人で逃げたものの、そのお金をすられ一文無しとなり、足の傷も悪化し、、、
「俺を捨てないでくれ」と情けなくすがる源次郎の姿が哀れで。
やはり人間、悪いことはできないですな。

ラスト
妻のお峰を殺した伴蔵と、一緒に逃亡しようとしたお国が捕らわれる。
お露や新三郎、お米、お峰も現れ、捕らわれた二人を見ている。
これって、、、歌舞伎とは違うラストですよね?
歌舞伎だと新三郎がお峰を殺してしまったところで、終わりだったかと。

今回のいのうえ版が私的にどうにも受け入れられなかった原因は、自分の中では明らかです。
2年前の歌舞伎公演を既に観ていたから。(その時の記事はこちら
この時の印象が強く心に残っていたのが原因で、今回の作品が素直に楽しめなかったのは確かです。
だってぇ~、、、
伴蔵演じたのは仁左衛門さん、お峰は玉三郎さん!
お露は七之助さんで、新三郎には愛之助さん、そして、、、お米に吉之丞さん!!
もぉ~この見事なキャスティングでの舞台を観てしまっていたから、どうしても比べてしまう自分がいて、、、。
最初に語った、”中途半端”という感想になってしまいました。

ん~まだまだ修行(?)が足りないな、私。(笑)

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コメント

これ観たかった~!

感想、楽しみにしております(笑)
姐さん…ダイジョブかなぁ。週末に久々朧のDVD観て
「やーっぱカッコいいなぁ」と思ったばかりだったんで。
このテの怪談ものを上演する時は、
お参りやお祓いをするもんらしいですけど…。
女優なんだから顔は大事大事。

感想、、、頑張ります!
いのうえさん演出だと、どうしても過大な期待をしてしまう自分がイケないのでしょうか?
ちょっと辛口な感想になりそうです。(笑)

>姐さん…ダイジョブかなぁ。
そうなんですよぉ。
最初は普通にお綺麗だったのですが、
2幕に入ってからみるみるうちに左のまぶたが腫れてきて、
芝居を観ながらも(どうしたのかな?大丈夫かしら?)と心配しておりました。
大事に至らなければ良いのですが。

内容が怪談ものなので、余計な心配をしてしまいます。
舞台上には危険が一杯ですからね。
他の出演者の方々にも怪我などには気をつけて欲しいものです。

書けた~

>コクーンで公演を打つのであれば、新感線を意識した演出はしないで欲しかったぁ

ん~なるほど。。わたしゃ盆回しにこれを感じてねぇ。。
狭いとこでガサゴソやられてちとうっとうしかったっす。。

菜津子姉さんはお元気でした。
いつものきれいな菜津子姉さんでした。

ぴらさん

たしかに、これでもか!って言う位、
盆を回してましたね。
コマ劇場で味をしめたか?(笑)

秋山姐さん、お元気でしたか!
良かったぁ~。
美しい姿に戻られて、本当に良かったです♪
千秋楽まで無事に終えられる事を祈ります。

よっ、辛口っ(笑)

麗さん♪
>歌舞伎だと新三郎がお峰を殺してしまったところで、終わりだったかと。
牡丹燈籠は、もともと三遊亭円朝さんの作った落語を元に大西さんが文学座
に書き下ろし、それが評判になって歌舞伎で上演されるようになったそうです。
その文学座の脚本をそのまま使っていると言う意味では、歌舞伎よりも
今回の方がオリジナルに近いって事になるようですよ。
元々は、若い武士が友人を殺してしまい、その人殺しの娘がお露。
お国とお米は元々は同じ女中でお露の父親の愛人の座を争い、お国が勝つ・・・。
という話がその前についているようなんですけどね。(パンフの受け売り)

>でのいのうえ歌舞伎を期待して観に行った訳じゃない
私はむしろ、最近のいのうえ歌舞伎のような映像を使った
演出じゃなくて、それが嬉しかったかも(笑)。

でも秋山姐さんの色っぽさはステキでしたわ~。
こういうイタイ女性役をやらせたら、抜群ですよね(笑)。

みんみんさん

牡丹燈籠のお話って歌舞伎が先じゃないんですね!
三遊亭円朝さんの落語がおおもとだという事は知ってたけど、
文学座→歌舞伎って知らなかったですぅ。

>今回の方がオリジナルに近いって事になるようですよ。
なるほど~!
そうだったんですね。
色々な事を知ると、ますます興味が沸いてきますね。
その他のエピソードも面白そう!
お国とお米の愛人の座を争うエピソードとか上演したら、
また違った印象のお話になりそうですね。

秋山姐さんはマジで色っぽい!(笑)
抜群の演技力に目が釘付けでした。

微妙?

麗さま
私も歌舞伎座で観た印象結構強くて微妙なところも
あったのですが、これはこれで楽しめました(笑)。
新感線色は思ったより薄いと感じましたが、
麗さんのレポを読んでなるほど、と思ったり。
同じものを観ても人によって感じ方や受け止め方
が違うのもまた舞台の魅力ですね。

段田さん伴蔵のあの金を投げるシーン、ほんとに
ヤな奴でしたね~(笑)。
秋山菜津子さんはそんなアクシデントがあったのですね。
私が観た日はいつものキレイな菜津子姐さんでした。

スキップさん

歌舞伎座での印象、私もかなり強く残ってます。(笑)
それと比べちゃイケないと思いつつも、比べちゃいましたね。

>新感線色は思ったより薄いと感じました
これ。
他の方の感想を読んでみても、
意外(?)と新感線色が薄いって言ってらっしゃるんですよね・・・。
私が過剰に反応し過ぎたのかと思ってたんですが、
スキップさんの感想を拝見して、いのうえさんが演出を変えてきたと確信!
私が観劇したのは開幕してすぐだったし、、、
いのうえさんにしてやられましたわ。(笑)

段田さん、1幕と2幕では人が全然違うんだもん!(笑)
いやぁ~さすがの演技力を見せ付けてもらいました。
貧乏な伴蔵のほうが好きですけどね。

秋山姐さん、いつもの姐さんでしたか♪
いやぁ~良かった!良かった!!
源次郎との絡みのシーンは本当に色っぽくて、
どこを見ていいのやらちょっと困りましたわ。(笑)

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観劇「怪談 牡丹燈籠」

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§ 怪談 牡丹燈籠

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