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ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『ブラックバード』@世田谷パブリックシアター

フライヤーのあらすじを読んで興味をもったこの芝居。
どんな舞台になるんだろう?と楽しみに行ってきました!

BLACKBIRD ブラックバード
ブラックバード

いやぁ~濃密な密室劇でしたねぇ~。
緊迫した二人芝居を堪能してきました。

てな事で、詳しい感想なんぞ、どうぞ。

15年前に未成年に対する行き過ぎた行為で有罪判決を受け、名前も住む場所も変えて人生をやり直した男レイの元へ、ある日突然、一人の女が現れる。
それはその事件の被害者で、ずっと同じ町に暮らし周囲から好奇の目でみられながら生きてきたウーナだった。
来訪の目的がわからず怯えるレイに、ウーナはこの15年間について、そして当時の'こと'について話始める。
やがて明らかになるふたりの本当の関係と、意外な真実とは・・・。


舞台は、レイが勤める会社の休憩室。
長テーブルに複数の椅子が置いてあり、ロッカーやソファーが。
テーブルや床には食べ残したハンバーガーや飲み物が放置してあり、ゴミが散乱している。
そこへウーナが登場し、続いて狼狽したレイが入ってきて開幕です。

内野聖陽さん:レイ
え~っと、、、ウッチーにだけ雨でも降った?と言わんばかりに、一人汗びっしょりだったんですけどぉ。
汗で濡れてYシャツが透けてるのが妙にセクシーで。(どこ見てる?私・・・)
今回の役柄の年齢設定が55歳(事件当時は40歳)という事で、くたびれた中年オヤジという感じを見事に醸し出してました。
髪は白髪まじり、白いYシャツにグレーのスラックス。
腰には携帯電話のポーチを着け、狼狽した様子で登場した時には正直(イケてない・・・)って思いました。(笑)
15年前に性的虐待の罪を犯したレイが、現在では名前も変え、住まいも変え、別人となって暮らしているという事だったんだけど、どうしても前科者には見えなかったんですよねぇ。
そういう狙いだったとしたらお見事なんですが。
まあ、罪を犯す人は大概(そういう風には見えなかった)って言われますからね。
時折、感情を剥き出しにして大声で怒鳴ってみたり、弱弱しくうろたえてみたりという緩急の演技はさすがでした。

伊藤歩さん:ウーナ
初舞台なんですね。(追記:初舞台では無かったようです。失礼しました。)
とても堂々としてて好感度UPです。
で、そのお姿がどうしても中越典子さんに見えてしまったんですけどぉ・・・似てません?
登場した時からなんとも言えない程の怪しい雰囲気で存在感ありましたね。
まともな会話が続かず、自分の思った事をそのまま言葉にしてしまう様子は、情緒不安定な感じがよく表現できてるなぁって感じました。
その捉えどころのないところが、変な恐怖感を煽ってくるんだけどね。

どういう目的で15年振りに会いに来たのかが理解できず探るレイ。
なかなか本心を明かさないウーナ。
この二人の攻防戦は会話が噛み合ってない事もあり、先の予測がつかない状態だったので、観てる私も必死になってました。
話が進むにつれ、次第に明らかになってくる二人の関係性。
当時40歳と12歳だった二人は、”真実の愛”で結ばれていたのでしょう。
と、思い始めた矢先、、、「ピーター♪」と呼びながら抱きつく少女。
この少女が、現在のレイの一番の理解者ってことなんだよね?
いやぁ~、こんな結末が待っているとは、、、ゾっとするわぁ。

絶妙の「間」、男と女の「駆け引き」、紙一重となる「愛憎」、そして「絶望」。
色々な意味で”怖さ”を感じた芝居でした。

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コメント

確か、2作目かと。

麗さん♪
伊藤さんは、舞台がコレで2本目だったかと・・。
1本目は岩松了さんの舞台だったとパンフに書いてありまして。
(あ、買ってないですよ、見せてもらいました~)
いやー、こちらがイラっとさせられたり、「恐ぇ~」って思ったりする
イヤな女を上手に演じてらっしゃいましたね~。
>当時40歳と12歳だった二人は、”真実の愛”で結ばれていたのでしょう。
あ~、珍しく麗さんと感想が違った(笑)。
なんかねー、「それ、本当の恋愛?」ってずーっと思って観てました(笑)。
私が恋愛に飢えてるって事かな~(爆)。

みんみんさん

>伊藤さんは、舞台がコレで2本目だったかと・・。
ほんとだー!
公式サイトで調べたら、2006年に初舞台を踏んでますね。
失礼しました。直しておきまーっす。

ウーナは本当に掴みどころのない役どころでしたね。
最初は言動もあやふやだし、目的が分からないのでイライラ。
レイが怖がるのも無理ないよね。(笑)

>「それ、本当の恋愛?」ってずーっと思って観てました(笑)。
うん、確かに。
「真実の愛」と言ってしまうとちょっと違うかなっとも思うのですが、
二人が互いを必要として、求めあった瞬間だけは、
本当に愛しあってたんじゃないかなぁ~って思うんですよぉ。
ってか、そう思いたいっ!(笑)
ま、事を終えた後は、違うと思いますが・・・。

色々な意味での”怖さ”を観れた作品でしたね♪

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