FC2ブログ

ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『NINAGAWA 十二夜』@新橋演舞場

本日東京公演千秋楽!
やっと観に行ってきましたー♪

NINAGAWA 十二夜
NINAGAWA 十二夜

あぁ~もう、めちゃくちゃ面白かった!
こんなに笑えるとは思わなかったよぉ。
しかもセットが美しい♪蜷川さんらしい演出満載!。
これが本当にシェイクスピア作品?って思うほど、しっかりと歌舞伎になってたし。

という事で、感想をどうぞ。

航海中、嵐に遭い、難破して双子の兄、斯波主膳之助(しばしゅぜんのすけ)と離ればなれになってしまった琵琶姫は、舟長の磯右衛門の助けで、男装して獅子丸と名乗り、大篠左大臣(おおしのさだいじん)に小姓として仕えはじめる。
大篠左大臣は、大納言家の織笛姫(おりぶえひめ)に想いを寄せているが、姫は左大臣の愛に見向きもしません。
その上左大臣の使者である獅子丸に一目惚れしてしまいます。その獅子丸、すなわち男装の琵琶姫は、ひそかに左大臣を恋い慕っているものの、男の姿ではどうにもなりません。
いっぽう織笛姫の叔父の左大弁洞院鐘道(さだいべんとういんかねみち)は、何かと小うるさい家老の丸尾坊太夫(まるおぼうだゆう)に目の敵にされています。
坊太夫が姫に心を寄せていると知った洞院(とういん)は、恋人の腰元麻阿(まあ)、右大弁安藤英竹(うだいべんあんどうえいちく)らと日ごろの仕返しにと一計を企み、その計画にまんまとはめ、坊太夫は散々な目に遭ってしまいます。
その騒動の最中、嵐の中、海賊に助けられ、九死に一生を得た主膳之助が現われます。獅子丸と瓜ふたつの主膳之助の出現に、織笛姫、大篠左大臣、獅子丸の恋の思惑が絡んで、周囲は大混乱。さて恋の行方は・・・。(公式サイトより)


幕があがると、舞台上には大きな鏡が一面に置いてあり、客席が鏡に映しだされている。
(あ、また鏡を使った演出なのね・・・)っと思ったが、照明が明るくなると立派な枝垂れ桜が現れた。
もぉ~この瞬間、、、ヤラれましたわ。(笑)
しかも3人の少年が歌う横にはチェンバロ(でいいのかな?)の演奏が!
和と洋の融合でいきなり舞台の世界に惹きこまれました。
あまりにも綺麗な光景にうっとり&感嘆の声をあげちゃいました。
その後も鏡と照明を効果的に使ってて本当にお見事だったなぁ。
白砂の箱庭のようなセットや、太鼓橋に一面の白い花(何の花?)のセットも美しく、それを見ただけでも価値あり!って思いました。
蜷川さん、、、さすがだわ。
てな事で、主なキャストの感想も。

尾上菊之助さん:斯波主膳之助/琵琶姫(獅子丸)
あぁ~なんて美しいんでしょう♪
今回、花道真横の席での観劇だったのですが、菊之助さんが花道を通る度に見惚れてました。
冒頭の船が難破するシーンでの早替りはお見事でしたねぇ。
何度も早替りしてましたが、主膳之助が海に投げ出されて波に飲まれた直後、
船から琵琶姫の格好で登場した時の早さには、ただ素直に(おぉー!)と驚いてました。(笑)
本当は女性(琵琶姫)なのに、男性(獅子丸)の振りをしている時、
ふとした瞬間に出てしまう女性らしい仕草や声が可笑しいやら、可愛らしいやら♪
複雑な役柄をお見事に演じ分けてました。
2幕目の踊るシーンでも、綺麗な所作に見惚れ、恋する私に気付いて欲しいという心情が垣間見えていじらしく思えました。

尾上菊五郎さん:丸尾坊太夫/捨助
菊五郎さんも二役を演じてました。
捨助はいわゆる道化役で、天然キャラ全開!
お金に執着してるんだけどなんだか憎めない役どころでしたね。
もう一つの坊太夫は、、、もう最高!!
特に着物や草履、烏帽子まで全身「うこん色」で登場した時はもぉ~大爆笑!(笑)
いやぁ~、菊五郎さんがこんなにハジけた役をやられるとは思わなかったので、とにかく笑っちゃいました。
いいモン見せてもらったわぁ~♪

市川亀治郎さん:麻阿
亀ちゃん、最高でしたねぇ。
舞台上に現れる度に(何かヤらかしてくれるんじゃないか)って期待しちゃって目が離せない!
その期待を裏切らずにきっちり、ヤらかしてくれましたね。(笑)
麻阿という役柄自体、亀ちゃんのキャラにぴったりだったんじゃないかなぁ。
機転が利いて、頭が良く、男勝りな女性を見事に演じてましたね。
偽のラブレターを坊太夫に読ませ、その気にさせちゃうあたり、爆笑しながら観てました。
着物姿で”ほふく前進”しちゃうんだもんなぁ。(笑)
でも恋人である洞院の前で、時折見せる”恋する乙女”的な仕草は本当に可愛らしかったです♪

身分違いの恋に落ちてしまう織笛姫演じた時蔵さんも可愛らしかった!
真っ赤な着物が目にも鮮やかで、気位高いお姫様っていう感じが滲み出てました。
胡散臭い英語まじりに話す安藤英竹演じた翫雀さんも可笑しかったぁ~。
なんかお姿といい、声といい、、、”深沢のあっちゃん”に見えてしまって仕方なかったなぁ。(笑)
獅子丸と対決するとき、ありとあらゆる武器で武装して登場した時、思い切り笑っちゃったよぉ~。

ラストは主膳之助織笛姫、大篠左大臣琵琶姫の2組のカップルが誕生してめでたしめでたし♪
綺麗なセットに豪華な衣装、沢山笑って、楽しい舞台でした。

最後に原作の登場人物の名前と今回の歌舞伎版での名前の比較なんぞ。
◆ヴァイオラ⇒琵琶姫/シザーリオ⇒小姓獅子丸
◆セバスチャン⇒斯波主繕之助(しばしゅぜんのすけ)
◆マルヴォーリオ⇒丸尾坊太夫(まるぼうたゆう)
◆フェステ⇒捨助
◆オーシーノ公爵⇒大篠左大臣(おおしののさだいじん)
◆オリヴィア姫⇒織笛姫(おりぶえひめ)
◆サー・トービー・ベルチ(オリヴィアの叔父)⇒洞院鐘道(とういんかねみち)
◆サー・アンドルー・エイギュチーク⇒安藤英竹(あんどうえいちく)
◆マライア(オリヴィア姫の侍女)⇒麻阿(まあ)


よくできてるよねぇ~。(笑)

<< 前の記事へ | HOME | 次の記事へ >>

コメント

ねっ!

麗さん♪
でしょー、でしょー、面白かったよねー。
あの桜、すごくキレイだったし、エンディングのセットも
美しかったし、菊之助クンもきれいだったし(笑)。
レポ楽しみにしておりますっ!

みんみんさん

うんうん!すごく面白かった!!
鏡が出てきた時は正直言って(またか・・・)って思ったけど、
しだれ桜が見えた瞬間、(やられた!)って思いました。
日本人は桜に弱いんでしょうか?(笑)

エンディングのセットも本当に綺麗だったわぁ~。
出演者が勢揃いして眼福でした。
菊之助くん、本当に美しい♪
花道真横の席だったので、近くを通るたび見惚れてました。

レポ、頑張ります!(笑)

眼福*眼福

>麗さま
菊之助丈は美しすぎてみなさんなかなか上手いとおっしゃいませんが、本当にこの役のためにあられるようなお方。
英国の演劇評論家がなんと言おうと、古今東西世界一。400年待ったヴァイオラであられます。
麗さまのお眼鏡に叶いましたか。次の当たり役が待たれます。

とみさん

菊之助さんは男役でも女形でも本当にお美しい!
初めて歌舞伎の舞台で拝見しましたが、見惚れてしまいました♪
前回観た「わが魂は輝く水なり」の時もあまりの美しさに、
菊之助さんを直視できなかったと記憶してます。(笑)

>本当にこの役のためにあられるようなお方。
ほんと、そうですね♪
っと言っても、私はこの舞台自体初見、
しかも菊之助さんを拝見したのは2度目なので偉そうな事は何も言えませんが。(笑)
男女、どちらの役も美しく魅せる事のできる役者さんはそうそう居ないですね。

>麗さまのお眼鏡に叶いましたか。
お眼鏡に叶ったどころか、、、惚れましたー!(笑)
また近いうちに、見惚れさせてもらえるような菊之助さんに会いに行きたいです♪

待ってました~

麗さん♪
まぁ、素敵なお席だったんですね♪
こういうサイズの大きな舞台が映える作品ですよね。
やっぱり再演を繰り返すものんは、それなりの理由アリ!です。
菊之助さんは言うに及ばす、菊五郎さんも亀治郎さん、翫雀さんと
脇の方々も漏れなく味がありましたものね!
う~~ん。やっぱり録画しそびれたのが悔やまれますっっ

みんみんさん

そーなんですよ!
花道の真横だったので、至近距離で観れて眼福でした♪
一緒に行った友人も興奮して喜んでくれたし!

再演してコケる場合もたまにありますが、、、(笑)
大概は評判高くての再演ですからね。
はずれは少ないですよね♪

>脇の方々も漏れなく味がありましたものね!
もぉ~皆さん本当にベストキャスティング!(笑)
皆さん言ってますが、、、亀治郎さんが最高!
沢山楽しませてもらって、大満足でした。

また近いうちに再放送してくれないですかね?
その際はガッツリ録画しちゃってください!(笑)

しっかり歌舞伎、きちんとシェイクスピア

麗さま
ステキでしたね~。
ほんとに、あの幕開きの場面からガツーン!と
ヤラレタ、という感じでした。
舞台装置も音楽も衣装も、もちろん登場人物も
美しく、時の流れを忘れるような舞台でした。
蜷川さんらしい、シェイクスピアらしさを失わない
のにちゃんと歌舞伎に置き換えられているところも
さすがだと思いました。
菊之助くんがきっちり真面目に演じているのが
好印象でしたし、何といっても亀治郎さん麻阿、
サイコーでしたね!

スキップさん

ほんと、うっとりする程ステキでした!
>舞台装置も音楽も衣装も、もちろん登場人物も・・・
冒頭の桜で、一気に惹き込まれましたからねぇ。
全てが計算し尽くされた美しさで、お見事でした。
シェイクスピアの原作知らずに観てましたが、
元々歌舞伎の本なんじゃないの?って思うくらい、
違和感無く観れました。(笑)

菊之助さん、真面目に演じてましたねぇ。(笑)
周りが面白おかしく演じてる中、逆に真面目に演じてるのが、
また可笑しくて!
あのバランスが最高でした。

亀治郎さんの麻阿に関しては、もう言うことなし!です。(笑)

あっちゃん

麗さん、すんません、こんなトコ↓にくいつきました。
          
> ”深沢のあっちゃん”に見えてしまって仕方なかったなぁ。(笑)
うふ。3階から見たせいか(体型的にも)敦さんそのものに
見えてしまったこともしばしばでしたーーーっ。

菊之助さんはホントに美しくて、まるであて書きのような
舞台でしたねえ!

> 綺麗なセットに豪華な衣装、沢山笑って、楽しい舞台でした。
これは蜷川さん演出の他のシェイクスピア喜劇にもあてはまり
ますね。歌舞伎なのに間違いなくシェイクスピアだった、
ということかな~。

ムンパリさん

似てるよねー!(笑)
もぉ~声も体型もそっくりなんだもん。
(え?あっちゃん?)って何度も確認しちゃいました。

菊之助さん、なんなんでしょうね?あの美しさは。
本当は女性なのに、男のフリをして、でも女性の部分が見え隠れして、、、
複雑な役柄を見事に演じてましたよね。
もぉ~、男でも女でもいい!(笑)
とにかく美しかったです♪

>歌舞伎なのに間違いなくシェイクスピア
ほんと、そのとーりでした。
蜷川さん、、、あっぱれです。(笑)

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

観劇「NINAGAWA十二夜」

今回の上京2つ目の目的はコレ。再演を繰り返す作品は良いに違いないっ!と信じて。大好きな新橋演舞場だしね~♪でもチケット高いよ・・・。多少割引は受けてるけど、定価15,000円だもの。 &nbsp; 「NINAGAWA十二夜」ロンドンバージョン新橋演舞場4列目 11:30開演、15:...
この記事のトラックバックURL

 | HOME | 

カレンダー

04 | 2021/05 | 06
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -

プロフィール

麗

Author:麗
芝居&ライブ&グルメ&ギャンブル好きなOLの日々徒然

月別アーカイブ

最近のコメント

カウンター

ブログ内検索

観劇予定

みんなで作るみんなで楽しむ演劇クチコミサイト、演劇ライフ