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ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『桜姫 現代劇』@渋谷シアターコクーン

現代版と歌舞伎版を2ヶ月連続で公演すると話題になったこの作品。
まずは現代版を、早速観てきたよぉ~!

桜姫 清玄阿闍梨改始於南米版
桜姫_現代版

今日の席はベンチシートの正面席。
前から4列目という舞台にも近く、すごく観やすい位置でした。

一言感想は、、、ちょっと難解。(笑)
ん~レポ書くのが難しいなぁ。

私的感想なんぞ。

修行僧・自久清玄(セルゲイ)は稚児・白菊丸(ジョゼ)と心中を図る。だが白菊丸が飛び込んだ後、清玄一人が死に遅れてしまった。
その後、高尚な僧侶となった清玄は、左手が生まれつき開かないという不思議な病を抱えた桜姫(マリア)と出会う。
清玄が祈ると桜姫の左手が開き、手の中から香箱の蓋が。これは清玄と白菊丸が心中の際にお互いが身に着けていた品だったので、清玄は桜姫が白菊の生れ変わりだったのかと信じ込み、想いを募らす。

一方の桜姫は、以前、寝室に忍び込まれ襲われた男を忘れられずにいた。
しかもその男の子供を身ごもってしまったという過去がある。名も知らぬその男に一目ぼれし、目印に男と同じ刺青をしたのだ。
その相手が権助(ゴンザレス)と分り、再会して再び結ばれる二人。だが桜姫と清玄は周囲から誤解され、晒し者にされてしまう。
その後、桜姫は権助に請われて女郎となるが、清玄の亡霊が出るとうわさになり商売がままならない。
そんな折、自分の父親を殺したのが権助だったと知った桜姫は・・・。


前知識を全く入れずに観劇を終えた私。
冒頭でも言ったように、(難解だなぁ~)って思ったのですが、、、。
プログラムにあったあらすじを読み、帰宅後ネットでもあらすじを調べ、よくぞ歌舞伎のこの話を、南米風に書き上げたなぁ~っと長塚氏に拍手!
しかし、なぜ南米?っという疑問は残りましたが・・・。(笑)

主なキャストの感想なんぞ。
大竹しのぶさん:マリア、墓守
16歳ですか、、、そうですか、、、(笑)
って冗談ですが、そんな設定もすんなり受け入れられる程、チャーミングでしたねぇ。
16歳の無邪気な少女を演じていたかと思いきや、少女がふと見せる女の表情にドキっとさせられました。
あと老婆姿でしゃがれ声で演じていたかと思いきや、急に少女の声で喘ぎ声を出したりと、急に変わるその変貌ぶりに感心しきり!
特にゴンザレスとのラブシーンが、少女なんだか?熟女なんだか?と思うほど、なんとも淫靡なシーンになってましたね。
ネグリジェの裾をめくって、白い太股に入れた”ゆりの花の刺青”が見えた瞬間ゾクっとしたし。
やはり貴女はすごい女優だわ。(笑)

中村勘三郎さん:ゴンザレス
歌舞伎以外の舞台を観たのは初めてでした。
ん~、好きな役者さんなんですが、滑舌悪い?
セリフが聞き取り難いんですわ。声が篭った感じで、言葉が伝わって来ない。
それがちょっと残念だったなぁ。
いつもの着物姿ではなく、ジーパンに長髪、ヒゲをたくわえての姿は似合ってましたねぇ。
足は短いって思ったけど・・・。(笑)
マリアとのラブシーンでシャツを脱ぎ捨てた瞬間、胸板の厚さにドキっ!としたのは私だけ?
年齢の割に立派な肉体に驚きました。

白井晃さん:セルゲイ
もぉ~素晴らしいの一言!
今回の作品の主役って言っても過言じゃないでしょう。
ゲイという関係だった事にも驚きですが、相手はまだ幼い男の子、しかも心中を図り、自分だけ生き残ってしまったという過去を持つ聖職者。
大きな大きな十字架を背負ってる姿は、本人にしてみれば精一杯の懺悔だったのでしょうが、私の目には偽善者の単なる”パフォーマンス”にしか見えなかった。
そんなセルゲイの姿を見事に演じてましたね~。
劇中、どんどんと表情というか目が変わっていくのも凄かった。
最初は何の感情も無い目だったのが、マリアと出会いジョゼの生まれ変わりだと思ってからの、取り憑かれたような目、そしてマリアの子供を生き甲斐にするようなすがる目、ラストでは気持ちとは裏腹に「死」を恐れ、「生」に執着する自分に困惑した目。
とにかく素晴らしい演技を見せてくれた白井さんに大拍手です!

自分の父親を殺した犯人がゴンザレスと知ったマリア。
その過去をすっかり忘れていたゴンザレス。
ゴンザレスの罪を激しく責めたて、ジョゼを一人で死なせてしまった後悔をし続けるセルゲイ。
3人で一緒に死のうとするが、またもやマリアだけ死なせてしまい・・・。
慌てて狼狽するセルゲイとは対照的に、「生きたい!」と懇願するゴンザレス。
この二人は”二人で一人”なんだね。
表と裏、太陽と月、陽と影、生と死・・・。

「自分に幸福な事が起きたら、もう一人の自分に不幸が起きたと思い悲しむ・・・」みたいなセリフが印象に残りました。

残りのキャストの感想は2度目の感想の時に。

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コメント

たしかに。

麗さん♪
正面かー、私の席の真反対でしたね(笑)。
>ちょっと難解。(笑)
確かにねー。私も感想書き始めるまでが時間かかりました。
でも、結構私はお気に入りの1本だったかも~。
ああ、正面だったら人間マングース観れましたよね。
それがうらやましひ・・・。

微妙ですかぁ?

>麗さま
実は28日に鑑賞予定です。あまり皆さん手放しで褒めておられませんねえ。でも、みんみんさまと麗さまが好きかもとおっしゃるのですから、間違いなくワタクシも好きになれます。

みんみんさん

みんみんさんは可動式の席だったんですね!
私は逆に羨ましかったんですけど、、、(笑)
観やすかったですか?

>結構私はお気に入りの1本だったかも~。
うんうん!
普段は苦手感満載の長塚脚本ですが、、、
私もこのお芝居は意外と好きですねぇ。
観劇後にパンフを読んで脳内補完してますが。(笑)

人間マングース、しっかり観ましたよ!
姐さん、、、素晴らしい表現力でした。(笑)

とみさん

とみさん28日に観劇されるんですね!
私はその日は、新橋演舞場に居ます。(笑)
ぜひぜひ楽しんで来てください♪

私の場合、事前に予習を全くしていかなかったので、
ちょっと難解という感想になりましたが、、、
原作知ってる方なら、きっとこれがこうなったか~、
こうきたか~っと、一味違った楽しみ方ができるかと思います。

私もパンフを買って復習したので、
次回観劇時は、一度目よりさらに楽しめると思ってます。
とみさんも、この作品お気に召されるといいな♪

待ってましたっ!

麗さん♪
いいなぁ。2回観られると確認できますよね。
特に正面からも観てみたかったです。
そして麗さんの感想に深く同感(またかよっ!)
私もパンフ買えばよかったなぁ・・と思っていたのですが
麗さんの感想を見て、ちょっと安心しました(笑)。
それにしても勘三郎さんの声、どうしちゃったんでしょうね?
>足は短いって思ったけど・・・。
あ、なるほどっ!!顔が大きいんじゃないんだっ(笑)

みんみんさん

2回観て、やっと色々と理解できました。
本当は1回で理解できるのが理想なんでしょうが・・・。
長塚作品と野田作品は手ごわいです。(笑)

私は逆に可動席に座ってみたかったです。(笑)
いつもと違う座席、、、面白そうじゃないですか!
電車も目の前を通ってたし♪

>顔が大きいんじゃないんだっ(笑)
うははは!
顔の大きさは、、、新太くんといい勝負でしたよ。(笑)
今月は本業(?)の歌舞伎版ですね!
どんな風に見せてくれるか楽しみです♪

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観劇「桜姫-現代劇-」

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