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ARAIA -クローゼットより愛をこめて-

『人形の家』@2度目

本日2度目、観てきました!

人形の家
人形の家

今回は前回とは逆サイド、通常の向きからの観劇です。
相変わらずのクオリティの高さはそのままでしたが、公演を重ねてきているせいか、
出演している役者さん達にちょっと余裕が見えてきたというのが第一印象かな。
堤さんもちょっと遊び(?)を入れてたしね。(笑)

っで今日はすごい人を客席で発見!
私の斜め前の席に、大きなマスクをしてキャップを目深に被った、”いかにも芸能人”が。(笑)
(誰だろう?)と見るも、目しか出てないからよく分からない。
っと暫く見てたら、、、(まさか!染様♪♪)
とうとう劇場で遭遇したわっと小躍り!(笑)
で、芝居が始りマスクを外したら、、、、

詳細感想ともども、興味のある方はどうぞ♪

あらすじは1度目の感想にて。

前回観た時は必要以上(?)に、各キャストに対して色々と感情移入(特に同じ女性という事でノラやリンデ夫人)をしてましたが、今回は冷静に観ることができました。(笑)

でね、やっぱり注目して見ちゃうのはノラ演じたりえちゃんなんだよなぁ~。
夫が重い病気になり、借金をしてまで長期療養をさせる。
しかも同じ頃、自分は子供を身ごもっていて、実の父は危篤の状態。
誰にも相談できずに夫にも内緒で、父親のサインを偽造してしまったノラを責めるなんて、やっぱり出来ないよなぁ~。
だけど、その秘密を抱えている事で、自分が一番苦労していると思ってる態度はやっぱり好きになれない。(笑)
自分で稼いだお金だけで借金を返しているならまだしも、夫に可愛く媚びてお金をねだり、家計を切り詰めてお金を返してるって事は、結局は夫のお金だよね?(笑)
それなのに、幼い兄弟や母親を養う為に身を粉にして働いてきたリンデ夫人に「苦労知らず」と言われ激昂するシーンでは、(はぁ~?)って思っちゃいました。
でも秘密が夫にばれるのを恐れて狼狽する姿は、どこか滑稽なんだけど、その夫の名誉を守るために”死”をも覚悟した姿は、あっぱれでした。

死といえばランク医師演じた千葉さんですが、、、
哀愁漂う演技にただただ脱帽です。
ノラへの報われない想いを、死を間近にして素直に愛情表現をする姿が逆に悲しかったです。
っで、、、ランクとノラの対比は、この芝居にとってはなくてはならない存在でしたね。
秘密がばれた後、自らの命と引換えに夫の名誉を守ろうとしたノラが、
余命わずかなランクに「生きて!」と言ったのは、最後まで希望を捨てずに奇跡を信じていた自分への言葉だったんでしょうね。
そう思うと、この言葉がすごく重く感じます。

リンデ夫人演じた神野さん、前回よりも素直に彼女の行動を見ることができました。(笑)
家族を養うために必死に働き、当時自分を愛してくれた男を捨て、お金持ちの男と結婚したリンデ。
彼女の選択もまた理解できるんだよなぁ~。(笑)
でも母親が亡くなり、兄弟たちも独立し、夫にも先立たれ、”空っぽ”になったリンデもまた悲しい存在でしたね。
かつて自分を愛してくれたクロクスタと人生をやり直そうとする姿には、素直に良かったねえって思えました。

クロクスタ演じた山崎さんの迫真の演技は圧巻でした。
その昔、本気で愛したリンデに一方的に婚約破棄されて女性不信になってたんでしょうか。
ノラに対する態度も、本当に嫌味でしつこくて憎しみがこもってるのがすごく感じられました。
しかもリンデに自分の仕事のポストを取られ、更に女性に対しての敵対心が凄かったように思います。
でもそのリンデによって、誤解を解かれ、癒され、改心したのが救いだったな。

トラヴァル演じた堤さんはやっぱり格好いい♪
今日はりえちゃんにキスをするだけでは足りなかったのか、頭をカジってました。(笑)
でもそれが”食べちゃいたいほど可愛い”という表現にピッタリでしたね。
嫌味なほどプライドが高く、正義感に溢れ、自分が絶対という言動はほんと嫌いなタイプの男性だわぁ~。
ま、昔の日本男児ってこういう感じだったんでしょうね。
男はこうあるべき、こうして当然という考えが、私には鼻についてたまらなかった。(笑)
”僕が全力で守る”と言っておきながら、いざ蓋を開けてみたら、真っ先に自分の事しか考えていなかったトラヴァル。
自分の命と引換えに彼を守ろうとしていたノラが、絶望するのも当然だよなぁ。
楽しいおままごとの家から、可愛い人形を取り上げられ、一気に現実の世界に放り出されたトラヴァル。
「空っぽだ」とつぶやく彼もまた、悲しく哀れな男だったんだね。

カーテンコール。
Tシャツに着替え、洗いざらしの濡れた髪で颯爽と現れたりえちゃんの清々しい表情に癒されるぅ♪
会場は大拍手でした。

っと、一人スタンディングオベーションで賛辞の拍手を送る人が。
冒頭で書いた彼。
その人は、、、少年隊の東山くんでした♪
舞台上のりえちゃんもヒガシの姿に気付き、ニッコリ微笑んでました。
3回ほどカーテンコールに応えてくれましたが、ヒガシはずっと立ったまま拍手をしてましたよ。
生ヒガシ、、、めちゃくちゃ格好良かったです(笑)

<余談>
カーテンコールでのBGMの曲がめちゃくちゃ格好よくて、最初に観た時から気になってた私。
あまりにも気になったので終演後、音響ブースに駆け寄りスタッフさんに聞いちゃいました。
ALANIS MORISSETTEというアーティストの
VERSIONS OF VIOLENCE」という曲ですって。
私、観劇後のその足でHMVに行って購入しちゃいました。(笑)
”FLAVORS OF ENTANGLEMENT”というアルバムに収録されています。
ご興味のあるかたは、ぜひ!

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コメント

いいなあ

>麗さま
この公演は有名人遭遇率高いとか。良いお席で観劇した割には、ぶつかりませんでした。
ほんと、東京にいたら絶対2度見してました。
ワタクシはりえちゃん好きで、がんがんに感情移入して見ました。
詐欺がばれそうになる危機一髪感、泣きそうが身につまされます。
ばれたら、あのように、愛情の問題にすり替え開き直らないとしゃーねーやろな。

やっと観てきたよ~

>ノラのこの決断を私は支持する派です。

うんうん。
この中ではつつみんの役が一番嫌いだったし(笑)
わたしもノラ頑張れ派です。

嫌いなタイプが主要人物のわりには
見入っちゃったし面白かったですよね。

有名人シリーズ・・・本日はケラさんでした。。
それとたぶん上川さん。
それとこれもたぶん・・・三鈴姉さんのご主人。。

とみさん

話題の作品には、有名人も観に来てる確率高いですよね!
とみさんが観に行った日は、遭遇されませんでしたか。(残念)

とみさん、りえちゃんに感情移入してましたか!
私もりえちゃんに注目してたのは変わらないんですが、
各場面によって感情移入した人物が違うんですよぉ。
ってか全員に感情移入してたと言ったほうがいいのかな?
皆、それぞれに共感する所があって、
心の中が忙しかったです。(笑)

>愛情の問題にすり替え開き直らないとしゃーねーやろな。
ぎゃははは!
確かに、しゃーねーですな。(笑)
人形が人間の心を持った瞬間、私は密かに応援してました。
もっとやれー!ってね。(笑)

ぴらさん

ぴらさんもノラ支持派ですか!(笑)
確かに3幕目でのノラの反撃は、
すごく格好いいと感じたんですが、、、
特に1幕目でのノラは大嫌いです。(笑)
夫に媚びて、可愛い妻を演じてる姿が、もぉ~鼻について、鼻について・・・・。(笑)
堤さんもイヤなタイプの男なんだけど、
3幕目ではなんか可哀相に感じてしまいました。

>嫌いなタイプが主要人物のわりには・・・
そうなんですよぉ。
結局、全員が嫌いなタイプなんですが、
それぞれに共感できる部分もあって、
最終的には憎めないって言うか・・・。
それぞれの抱えてる問題が、理解できちゃうんですよね。

おっ!
ケラさんに遭遇でしたか!
ピーターパン上川さんも!(笑)
三鈴さんのご主人って、、、どなた?

ヒガシ~!

オトコマエに遭遇じゃないっすかぁ!
それにひきかえ私は・・・
体型も元に戻ったケラさんだもんなぁ。。(笑)
ピーターパンは"たぶん"だもんなぁ。。。
わたしゃケラさん遭遇率、高いんですよねぇ。。

三鈴姉さんのご主人は
ジャズピアニストの小曽根真さんです。

ぴらさん

そーなのよー!
男前に遭遇しました。
かなり目の保養になりました♪(笑)

>それにひきかえ私は・・・
う~ん・・・以下自粛。(笑)

三鈴さんの旦那様って、ジャズピアニストなんだ!
小曽根真さんって、存じ上げませんでした。
ご主人を認識できるあたり、、、ぴらさんやるなぁ~。(笑)

ありがとうっ

麗さん♪
いいなあ、いいなあ、2度観れて羨ましひ・・・。
冒頭にノラが「クリスマスツリーは隠しておくのよ」っていう「隠して」と
秘密を「隠す」っていうのは、その後の暗示になってるんですって。
あとは、「仮装を脱ぐ」っていうのも暗喩なんだそうで。
(気づきゃしねーよ・・・)
でもそれを知ったら、ますますまた観てみたくなりました。
そして、あの曲!ありがとうっ!さっそく買いに行かなくちゃ。
ああ、買いに行っても無かったらイヤだから、ネットで買うかな♪

みんみんさん

えへっ♪
格好いい堤さんを2度も観て来ちゃいました。

クリスマスツリーを「隠す」ってのと、
秘密を「隠す」が暗示ですって?
「仮装を脱ぐ」っていうのも暗喩ですって?
>(気づきゃしねーよ・・・)
まったくだ。(笑)

でも、原作読んでそういう知識があると、
この作品、更に楽しめそうですね。

曲情報、お役に立てたようで良かったわ♪
あの曲、格好良かったもんね!
舞台観に行くと、開演前や休憩時、
カテコの時にセンスのいい曲が流れたりするけど、
その芝居のイメージにぴったりですよねぇ。
選曲するスタッフ、、、さすがだなぁ。

いぃな2度目

こにちはぁ~、2度も観ちゃったんですねぇ~。
その上、少年隊の東山クンまで見ちゃったなんてっ。
どんなお洋服着てらっさいました!?

私は最初のぶりぶりノラが嫌いだし、ランクに思わせぶりする
ノラも嫌いだし、自分勝手に出てくノラも、、、。
でも、あのトラヴァルは絶対にノラちゃんのこと理解なんか
できそぉにないし、出て行きたくなるのも仕方ないですよねぇ。
カテコの曲はアラニスさんだったんですね♪
野外でたまたまですが観たことありますけど、ライブも迫力ありんすよぉ。

とぐろさん

そうなのぉ♪
舞台上には堤さん。
客席にはヒガシっと、イケメン祭でした。(笑)
ヒガシは、Gパンにキャップ、カジュアルなジャケット姿でしたよん。

やっぱりノラは、皆さんお嫌いなようで。(笑)
女性に嫌われる”女性像”の典型ですよね。
でも反面、羨ましくも思えたり。(笑)
3幕目でのノラは好きなんですがね。

そうなんですよ!
カテコの曲は、アラニスなんですって。
私はこのアーティスト、初めて知ったんですが、ライブも観た事があるんですね!
迫力のあるライブ、、、めちゃくちゃ興味あります♪

私はノラもクリスチーネも評価してあげたいです

確かに最初は嫌な女に見える場面が多いですよね。しかしながら時代背景と二人がおかれた状況がだんだんわかってくると彼女らに共感が湧いてきました。
ノラは元々一生懸命生きている女だという個性の持ち主。その魅力が夫もランクもひきつけたのでしょう。
しかしその命のエネルギーが高いという資質があったからこそ自分の現状を変えなければならないと自覚した時に一気に大きな飛翔ができたのだと思えます。
それにしても宮沢りえの魅力を最大限に活かした舞台だったと思います。全キャストがルヴォーの描きたかった「人形の家」の人物を生きていたし、堪能できて幸せでした。

ぴかちゅうさん

ノラとクリスティーネ。
両極端な人生を送ってきた二人ですが、
ラストで明暗(と言っていいのか)が逆転するのが、
なんとも言えず感慨深かったです。

でも二人に共通して言えるのは、
「一生懸命」に生きてるって事なんでしょうね。

>時代背景と二人がおかれた状況
その時代背景が現代とは違っているので、
ちょっとだけ理解できない部分もあったりして。
借金の事も早くダンナに言っちゃえばいいのに・・・
って思ってました。(笑)

>宮沢りえの魅力を最大限に活かした舞台
ほんとうにそう思います!
今までの出演作品の中で、一番のハマり役だったと思います。
私もルヴォーの描く世界を久しぶりに堪能しました。

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