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『かもめ』@赤坂ACTシアター

行ってきました!
使い勝手の宜しくない赤坂ACTシアター。(←そこかいっ!)

かもめ
かもめ

あぁ~、作品どうのこうのより劇場自体に文句タラタラ・・・。
劇場内はいいんだけどね。広いながらも観やすいし♪
途中休憩時のロビーや通路の混雑は、どうにかならないもんか。
終演後の観客の誘導もしろよ・・・。
出口に殺到する沢山の人を見るだけで疲れるよ・・・。
導線改善を考えてくれ!っと強く言いたい。

てな訳で、私的感想に興味のある方はどうぞ。

19世紀末帝政社会崩壊前夜のロシア。
退屈で惰性的な時代に我慢がならず、前衛的な劇の創作にその不満の発露を見出そうとしている青年トレープレフは、美しい湖のほとりにある田舎屋敷に住んでいる。
そこへ、著名な作家トリゴーリンを連れて、大舞台女優であるアルカージナがモスクワから戻ってくる。
トレープレフは湖の向うに住む女優を夢見る地主の娘ニーナに恋をし、自作の劇にニーナを主演させ、母であるアルカージナらの前で上演するのだが、アルカージナは茶化すばかりで真剣に取り合わない。
一方、マーシャは常に喪服をまといトレープレフを愛しているが、その想いは届かない。
ニーナはトレープレフの想いに気づいているが、女優として大きく成長しなくてはならないという野心に溢れている。ニーナの気持ちを受け止めたのは、トリゴーリンであった。そんな中、トレープレフは、自殺未遂をおこすのだが・・・。(公式サイトより抜粋)


この舞台を観に行こうと思ったのは、藤原くん目当て。
特に藤原くんと鹿賀さんの対決(?)に期待していた訳ですが、、、
実際に舞台を観て印象に残ったのは女優陣ばかり。
これは嬉しい誤算なのか?(笑)

藤原竜也さん:トレープレフ
よくも悪くも、舞台に立っていたのは”藤原くん”そのものでしたね。
熱演していたとは思うんだけど、なんだか印象薄い。
膨大なセリフをこなす姿に貫禄さえ感じられたけど、藤原くんならもっと出来るだろうという期待があり、なんだか物足りない気がしました。
自作の劇を否定されイジけてみたり、愛するニーナを奪われウジウジしたり、母親にうまく甘えられず反抗したり・・・。
観てる私のほうがイライラしたわ。
劇中劇のシーン、舞台から通路に降りて来て私のすぐ近くに立った時は眼福でした。(笑)

麻実れいさん:アルカージナ
さすがの貫禄!
麻実さんが舞台上に出てきただけで空気が一変するのが分かったよ。
大女優ゆえの我侭さや、暴言を言い放つ様子は、逆に小気味良かった。(笑)
彼女もまた実の息子の愛し方が分からず、結局は女として生きていくしかできない悲しい母親だったね。

美波さん:ニーナ
女優になることを夢みている少女時代は可愛らしかった!
ケラケラと笑い、目を輝かせて、純真な少女を演じてたかと思えば、2幕目では愛する男に捨てられ、日々の生活に疲れ果ててヤツれた様子を演じてて。
そのギャップを見事に演じ分けてたのは、あっぱれでした!
声も良く通って、舞台向きの女優さんだなって感じたよ。

小島聖さん:マーシャ
人生を悟りきったようなマーシャを見事に演じてました。
今回の舞台では地味な役柄なんだけど、私的には一番の主役に感じました。
愛する人には気持ちが通じず、仕方なく自分を愛してくれる男と結婚したが、その男の”愛”が煩わしくて仕方が無い。
そんなマーシャにめちゃくちゃ共感しちゃいました。(笑)

鹿賀丈史さん:トリゴーリン
一番ズルい男だね。
優柔不断であっちへフラフラ、こっちへフラフラ。
大女優であるアルカージナという人が居ながらも、若くて魅力的なニーナに惹かれ、、、
ニーナを妊娠させておきながら流産したと知り、またアルカージナの元に戻るという最低なやつ。(笑)
そんなトリゴーリンという役を飄々と演じる鹿賀さんは、さすがの演技力ですね。

身も心もボロボロになったニーナと再会したトレープレフは、今でも愛してる事を告げるが、
「私はトリゴーリンを愛してる」とバッサリ振られ、自らの命を絶ってしまうトレープレフ。
”パーン”と響く銃声がやけに物悲しく聞こえました。

劇中、何度か笑えるシーンはあるものの、全体的には重い芝居。
これがチェーホフ曰く「喜劇」とは、、、重すぎます。(笑)

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コメント

えぇ~。。

客導線悪いのぉ~?
疲れるのやだなぁー・・・・
クリエに続きロビーに不満いっぱいの劇場登場かなぁ。。。

感想詳細、早めにあげてねん(はぁと)

ぴらさん

はい。
途中休憩と終演後の混雑は覚悟召され。
私は未だに行った事ないんですが、
シアタークリエも評判悪いですよねぇ。
折角新しい劇場を作っても、
使い勝手が悪いんじゃ台無しですな。

感想、頑張って書くねん(はぁと)(笑)

麗さん、こんばんは。
ACTシアター、なかなか最低ですよね。休憩なんてロビーに出られないですもの。
クリエもひどいですが、休憩時の客席の飲食をOKにしてくれたので、幾分マシかもしれません。
何で新しく作った劇場なのに、お客さんに優しくないのでしょうね。

花梨さん

ACTシアターは、、、まじヤバいっす。
休憩しにロビーに出ると逆に人ごみで疲れるって、
どうなのよ!って感じです。(笑)

クリエは客席での飲食OKなんですか。
そういう妥協(?)は大事ですね。
赤坂歌舞伎の時、再々度ACTに行く予定ですが、
何らかの改善がされてる事を願います。

期待のお芝居、、、

暗いお話ですよねぇ。
なので、お話は好きなんですけど、、、。
皆さん私は初観で、鹿賀さんと藤原君ってのが魅力で、
かなり楽しみにしてたんですが、あまり2人の絡みがなくてちょっと残念だったかも。
麗さんったら、菊之助さんに続き、今度は藤原君まですぐ横に!?
いぃなぁ~~っっ。

とぐろさん

とぐろさんは暗いお話がお好きですか。(笑)
クセのある登場人物が色々と絡み合う話でしたね。
私も鹿賀さんと藤原くんの対決を期待してたのに、
絡みが少なくて残念でした。
ま、代わりに女優陣の素晴らしさが際立って、
私的には満足でしたが。(笑)

藤原くんもすぐ近くで観ましたよぉ♪
眼福でした。(笑)

悲劇か喜劇か

麗さま
ほんとに、笑えるシーンもありましたが、
これを「喜劇」というにはあまりにも
重いお芝居でしたね。
藤原竜也くんについては同感です。
「天保十二年のシェイクスピア」で
はじけたように、ここらでもうひと皮
むけてほしいですね!

スキップさん

この作品を「喜劇」ととるか「悲劇」ととるか・・・。
私的には十分過ぎるほど「悲劇」なんですけどね。(笑)
この芝居を観た観客の精神状態(?)によって、
印象が変わるんでしょうかね。

藤原くんは、、、主役ながらも印象薄かったですね。
もちろん演技は素晴らしかったと思うんですが、
「君ならもっと出来るだろ!」っと、言いたくなりました。
ある意味、藤原くんに過大な期待をしてしまうからこそ、
辛口な感想になってしまうんですよね。

もしくは女優陣の素晴らしさに藤原くんの魅力がかすんだのか!?(笑)

TB&コメント有難うございますm(_ _)m

井上ひさしの「ロマンス」で苦手だったチェーホフにリベンジする気になり、その最初が今回の「かもめ」になりました。戯曲を2回読んで行ったせいか、このややこしい人間関係の芝居を今回のキャストが演じてくれるのかという視点で観る事ができ、また千穐楽だったということもあってか、重苦しい内容なのにキャストの息もぴったりで微妙な滑稽さも感じ取れて堪能しました。
とにかくマーシャのかぎタバコに注目して観たのですが、あの異常さにまいりました。小島聖のストーカー的片思いが成就しないストレスをメドヴェージェンコにあたり散らすことで発散、彼もそれに気づきつつマーシャに相手にしてもらえればそれも構わないという関係性の凄さに唸ります。
そこまで愛されるコースチャ役の藤原くんにチラシやポスターの写真にあった髭がなくてホッとしました。全然似合わないもん!それと気になっているのが声。絞り出すような発声を続けているせいか声がつぶれているんじゃないかと思えるほどで、発声をもう少し工夫しないと舞台役者として長続きしないんじゃないかと危惧しています。これって尾上菊之助のような澄んで通る声が好きな私だから苦手なだけかもしれませんけれど(^^ゞ
それと赤坂ACTシアターは暫く敬遠することにしました。チケット代高いのにくつろげない劇場は勘弁して欲しいです(T-T)

もっと光を・・・。

これ「喜劇」なのぉ~~~!?
パンフ買わなかったから、そこまで
知らなかった!!
小島さん・・よかったよね!
私も、今回一番かも♪
後は、ほぼ同じ感想・・・!
竜也にもっと光を~~~~っっつ!!
・・・で、ございました。

ぴかちゅうさん

こちらこそコメント&TB有難うございます!
「ロマンス」の芝居の中で、”かもめ”や”3人姉妹”といった題名が出てきて、
興味をもちました。
特に「喜劇」だと言われてた”かもめ”が、
こんなに重い内容とは予想外です。(笑)

>小島聖のストーカー的片思い
確かにそうですね!(笑)
自分が一番不幸なのよっと言わんばかりに、
喪服を着て周りの人間(特にダンナ)へ、
あたり散らす幼稚さが滑稽なんですかね。(笑)

>絞り出すような発声を続けている
確かに今回の藤原くんの声は、何だか辛く聞こえましたね。
役柄的に意図したものだとは思いますが、
観てるほうが心配しちゃいます。

>赤坂ACTシアターは暫く敬遠
そうでしょう!そうでしょう!
休憩時間が戦場になる劇場・・・って感じです。
えー!じゃあ、ぴかちゅうさんは、
「赤坂歌舞伎」行かないんですかぁ?

かずりんさん

そうなんだよぉ~!
この舞台ってチェーホフ曰く「喜劇」なんだって!
重いっちゅうに・・・って感じです。(笑)

小島聖さんに関しては、皆さん絶賛してますね。
あの暗さ加減が素晴らしかったです。
藤原くんに関しては、、、
「もっと出来るでしょ!」って感じかな。(笑)

よけいなお世話・・・

麗さん、今頃ですが。
私も藤原くん目当てです。
たしかに、今まで知ってる、見たことある藤原くん
でしたね。お芝居自体のバランスを損なうことなく、
うまく舞台に立ってたような気はしたけれど。
女優さんたち、魅力的でパワーがありましたね。
役に恵まれたこともありますが、皆さん、ぴったり!
喜劇の感覚、私もよくわからないよー。
ていうかそんな注釈、よけいなお世話だい!(笑)
どう感じるかは自由にしてほしい・・・。

大顔合わせでした。

>麗さま
それぞれの登場人物の抱えている難儀がしょぼいから喜劇でよいように思います。
たぶん,お芝居もカテゴライズされている西洋の事情でしょう。音楽をモールとドゥアに分類しないと楽譜書けないのと同じかも。
その点,本朝は,愁嘆場とチャリ場がごちゃ混ぜ登場オッケーの良い国です。
大顔合わせは楽しめました。藤原さん,鹿賀さんのちょい役はご馳走と楽しんでしまっては,いけないのかもしれませんけどぉ…。

ムンパリさん

ムンパリさんも藤原くん目当てでしたか。(笑)
>うまく舞台に立ってたような気はしたけれど。
うん・・・。
ソツなくこなしてる感がどうにもねぇ。
もっと出来るでしょ!っと期待が大きすぎたのかもしれないです。
鹿賀さんとの対決にも期待し過ぎたのかもね。(笑)
女優陣の魅力に鹿賀&藤原がかすんでしまいましたね。

「喜劇」も「悲劇」も紙一重。
観た人が「悲劇」だと思えばそれでいいよね!(笑)

とみさん

>登場人物の抱えている難儀がしょぼい
うははは!
しょぼい・・・。
確かに第三者から見たら、ちっぽけな悩みでしたね。(笑)
でも人間の悩みって、みんなそんなモンですよね。
チェーホフが言う所の「喜劇」の定義が、
まさしくコレなんですね!

>藤原さん,鹿賀さんのちょい役はご馳走
まさしくその通りですね。
確かにある意味贅沢な脇役でしたね。(暴言?)
それだけ女優陣の印象が強かったということで♪(笑)

びっくり!

麗さん♪
やっと大楽を観てきました(笑)。
>よくも悪くも、舞台に立っていたのは”藤原くん”そのもの
ほんと同じ事を自分の感想でも書いていたので、
その事に驚いちゃいました(笑)。
「この役が難役で、凄く考える」的なインタビューを読んでいたので
ちょっと肩透かしだったというか。
本人も言っていましたが、そろそろ叫んだり嘆いたりしない役や作品
に取り組んでもいい頃なんじゃないかなーって思ったりします。

私もその“喜劇”と言うところが観ながらも引っかかってたんですが
これは“滑稽”さを“喜劇”と捉えれば良いのかなーと。
赤坂ACTシアター、まだ行った事が無いのですが、
極力避けて、地方公演で観るようにします(笑)。

みんみんさん

名古屋大楽、お疲れ様でした!
私が観てから1ヶ月も経ってるのね・・・。(笑)

私もみんみんさんの感想、拝見しましたよ♪
もぉ~、同じような印象持ってた事に、私もビックリ!
って、今に始まった事じゃないけどね。(笑)

>「この役が難役で、凄く考える」
確かに今回の役は難しかったでしょうね。
感情をムキ出しにしたかと思えば、
内に秘めてモンモンとしたり・・・。
感情の”振り幅”が微妙だったしね。
この作品が、藤原くんにとって、
いい転換期になる事を祈ります。

「喜劇」に関しては、、、
チェーホフの意図は今となっては分かりませんが、
人間の「滑稽さ」を表現してたんでしょうね。
恋だの愛だの悩む前に、政治的な問題とか、
もっと大きな問題があるだろ!っていう皮肉を含んでたのかなっと。

赤坂ACTシアター避けたほうが懸命です。
でも、、、
劇場フェチのみんみんさん!
一度くらいは経験してもいいかもよ!?(笑)

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