シスカンパニー公演の「瞼の母」を観てきました。

大竹しのぶさん目当てでチケットGETしたこの作品。
客席は意外にも年齢層が高くて驚いた。
つよポン目当てのギャル(死語)が多いかと思ってたのに・・・。(笑)
当日券を求める人も多かったなぁ~。
てな訳で、ちょっと辛口なレポをどうぞ。(いきなりかいっ!)
やくざ渡世の番場の忠太郎は5歳の頃、母親と別れ、12歳で父親を亡くす。
その忠太郎が弟分の半次郎の家を訪ねる。
しかし堅気にさせようと必死な母と妹に阻まれ、会わずに立ち去ろうとしたが、
半次郎の命を狙った敵討ちの輩たちを殺し、自分が犯人だと字を教えて貰いながら書いて立ち去る。
その後、生き別れた母親を探して江戸へ出て、様々な人に出会う。
そこで夜鷹の老女に料理屋の女将が昔、江州に子供を残してきたことを聞く。
忠太郎はその女将に会いに行くが、”金目当て”だと思われ、相手にされない。
話を進めるうちに実の子だと女将は確信するが、すでに娘を持ち平穏な生活を送っていた事もあり、
娘の将来のためにも忠太郎は自分の子ではないと言い放ち、追い返してしまう。
忠太郎と顔を合わせたお登世は、母から聞いていた兄だと悟り、母と二人で忠太郎を追いかける。
しかし忠太郎は木陰に隠れ、二人には見つからないようにして、再び旅路へ・・・。
草剛さん:番場の忠太郎
舞台で拝見するのは2000年の「蒲田行進曲」以来、2度目。
良くも悪くも、普段TVドラマで観るまんまだなぁって印象。
多分、器用なんでしょうね。”舞台だから!”と気負う事なく演じてるように感じました。
序幕第一場で半次郎の母に手を取ってもらい、文字を教えて貰うシーンでは、自分の母を想い本当に涙を流してましたね。
大詰第三場での「両の瞼を閉じれば・・・」の決めゼリフも、涙ながらに熱演してました。
っが、刀をサヤに入れるのに失敗して思い切り床に落としてましたね~。
その後の演技でさりげなく拾ってゴマかしてましたが。(笑)
大竹しのぶさん:水熊のおはま
今回の一番のお目当て♪(笑)
うん、さすがですね。しのぶさんが舞台に出てきてからは目が釘付けでした。
料理屋の勝気な女将という役柄で、始めは忠太郎の事を「金目当て」だと思い、「料理屋狙い」だと思い、そして息子だと確信してからは「娘の将来」を思い忠太郎を拒絶する。
その心の移り変わりが表情からも見て取れて、桜の花びらが舞う窓に向かったまま、背中で見せる演技に見惚れてました。
しのぶさんも本気で涙を流して、熱演されてましたねぇ。
っで、ここから辛口スタート!(笑)
草くんといい、しのぶさんといい、涙なみだで熱演されてたけど私の胸には全くと言っていいほど響いてこなかった。
もちろん客席からはすすり泣く声も聞こえていたけれども、私はそこまで感情移入できなかったよ。
なんかねぇ、”淡々”と芝居が流れていった感じがするんだよね。
これは完全に演出のせいだと思う。
忠太郎が母を捜して探して、やっと出会えたという喜びも伝わってこなかったし、何年も掛けて母親を探し当てたという感動も伝わってこなかった。
おはま側の感情もそう。
あんなにも拒否して追い返したのに、娘に諭されて”コロっ”と忠太郎を求める気持ちに変わるのが、あまりにも唐突過ぎて理解できなかった。
あとは脇を固めるキャストの使い方が勿体無い!
篠井英介さんを始め、高橋克実さん、、高橋長英さん、、梅沢昌代さんなどなど。
特に篠井さんはマジで勿体無いよぉ!
最初の盲目の三味線弾きの老婆役の時は、(まさかこれで出番終わり?)って思ったよ。
その後、大詰第三場で殺し屋の役で出てきた時もチョイ役だったんだけど、逆に(お、男らしい!)って変な違和感があったし。(笑)
今回の芝居で唯一、ほんわかとしたシーンは、梅沢さん演じる寄席帰りの母を、おぶって歩く息子のシーンかな。(それだけかいっ!!)

大竹しのぶさん目当てでチケットGETしたこの作品。
客席は意外にも年齢層が高くて驚いた。
つよポン目当てのギャル(死語)が多いかと思ってたのに・・・。(笑)
当日券を求める人も多かったなぁ~。
てな訳で、ちょっと辛口なレポをどうぞ。(いきなりかいっ!)
やくざ渡世の番場の忠太郎は5歳の頃、母親と別れ、12歳で父親を亡くす。
その忠太郎が弟分の半次郎の家を訪ねる。
しかし堅気にさせようと必死な母と妹に阻まれ、会わずに立ち去ろうとしたが、
半次郎の命を狙った敵討ちの輩たちを殺し、自分が犯人だと字を教えて貰いながら書いて立ち去る。
その後、生き別れた母親を探して江戸へ出て、様々な人に出会う。
そこで夜鷹の老女に料理屋の女将が昔、江州に子供を残してきたことを聞く。
忠太郎はその女将に会いに行くが、”金目当て”だと思われ、相手にされない。
話を進めるうちに実の子だと女将は確信するが、すでに娘を持ち平穏な生活を送っていた事もあり、
娘の将来のためにも忠太郎は自分の子ではないと言い放ち、追い返してしまう。
忠太郎と顔を合わせたお登世は、母から聞いていた兄だと悟り、母と二人で忠太郎を追いかける。
しかし忠太郎は木陰に隠れ、二人には見つからないようにして、再び旅路へ・・・。
草剛さん:番場の忠太郎
舞台で拝見するのは2000年の「蒲田行進曲」以来、2度目。
良くも悪くも、普段TVドラマで観るまんまだなぁって印象。
多分、器用なんでしょうね。”舞台だから!”と気負う事なく演じてるように感じました。
序幕第一場で半次郎の母に手を取ってもらい、文字を教えて貰うシーンでは、自分の母を想い本当に涙を流してましたね。
大詰第三場での「両の瞼を閉じれば・・・」の決めゼリフも、涙ながらに熱演してました。
っが、刀をサヤに入れるのに失敗して思い切り床に落としてましたね~。
その後の演技でさりげなく拾ってゴマかしてましたが。(笑)
大竹しのぶさん:水熊のおはま
今回の一番のお目当て♪(笑)
うん、さすがですね。しのぶさんが舞台に出てきてからは目が釘付けでした。
料理屋の勝気な女将という役柄で、始めは忠太郎の事を「金目当て」だと思い、「料理屋狙い」だと思い、そして息子だと確信してからは「娘の将来」を思い忠太郎を拒絶する。
その心の移り変わりが表情からも見て取れて、桜の花びらが舞う窓に向かったまま、背中で見せる演技に見惚れてました。
しのぶさんも本気で涙を流して、熱演されてましたねぇ。
っで、ここから辛口スタート!(笑)
草くんといい、しのぶさんといい、涙なみだで熱演されてたけど私の胸には全くと言っていいほど響いてこなかった。
もちろん客席からはすすり泣く声も聞こえていたけれども、私はそこまで感情移入できなかったよ。
なんかねぇ、”淡々”と芝居が流れていった感じがするんだよね。
これは完全に演出のせいだと思う。
忠太郎が母を捜して探して、やっと出会えたという喜びも伝わってこなかったし、何年も掛けて母親を探し当てたという感動も伝わってこなかった。
おはま側の感情もそう。
あんなにも拒否して追い返したのに、娘に諭されて”コロっ”と忠太郎を求める気持ちに変わるのが、あまりにも唐突過ぎて理解できなかった。
あとは脇を固めるキャストの使い方が勿体無い!
篠井英介さんを始め、高橋克実さん、、高橋長英さん、、梅沢昌代さんなどなど。
特に篠井さんはマジで勿体無いよぉ!
最初の盲目の三味線弾きの老婆役の時は、(まさかこれで出番終わり?)って思ったよ。
その後、大詰第三場で殺し屋の役で出てきた時もチョイ役だったんだけど、逆に(お、男らしい!)って変な違和感があったし。(笑)
今回の芝居で唯一、ほんわかとしたシーンは、梅沢さん演じる寄席帰りの母を、おぶって歩く息子のシーンかな。(それだけかいっ!!)
コメント
取れなかった…
瞼の母。
ワタシも麗さんと同じく大竹さん目当てで狙ってました。
ま、玉砕しましたけど(笑)
そう、コクーンがというよりは
シスカンパニーとの相性が悪いんだなぁ。
ジャニファン多勢だと思ってたら、違うのね。
う~ん観たかった!
ワタシも麗さんと同じく大竹さん目当てで狙ってました。
ま、玉砕しましたけど(笑)
そう、コクーンがというよりは
シスカンパニーとの相性が悪いんだなぁ。
ジャニファン多勢だと思ってたら、違うのね。
う~ん観たかった!
みんみんさん
私もみんみんさんの感想読んで、
あまりにも似通った感想に笑っちゃいましたよぉ。(笑)
客席ですすり泣いていたのは、
ご年配の方が多かったように思います。
「母」という立場から共感したんでしょうか?(笑)
脇のキャストに関しては、ほんと勿体ない!の一言に尽きます。
篠井さんの出番も少なかったしね。
ま、ある意味贅沢なキャスティングだったって事で・・・。
あまりにも似通った感想に笑っちゃいましたよぉ。(笑)
客席ですすり泣いていたのは、
ご年配の方が多かったように思います。
「母」という立場から共感したんでしょうか?(笑)
脇のキャストに関しては、ほんと勿体ない!の一言に尽きます。
篠井さんの出番も少なかったしね。
ま、ある意味贅沢なキャスティングだったって事で・・・。
babさん
しのぶさんの出演する舞台は、
やっぱり狙っちゃいますよねぇ~。
babさんは玉砕でしたか。
ま、ある意味ラッキーだったかと・・・。(暴言)
>シスカンパニーとの相性が悪い
あら!大変!!
シスは魅力的な役者さんが揃ってますからね。
そー言えば、夏の「女教師~」の先行案内が、
浅野さん繋がりでシスから来てました。
これまた競争率高そうだから頑張らないと!
ジャニファンよりは、しのぶさん(かな?)目当ての、
ご年配のお客さんが多かったです。
やっぱり狙っちゃいますよねぇ~。
babさんは玉砕でしたか。
ま、ある意味ラッキーだったかと・・・。(暴言)
>シスカンパニーとの相性が悪い
あら!大変!!
シスは魅力的な役者さんが揃ってますからね。
そー言えば、夏の「女教師~」の先行案内が、
浅野さん繋がりでシスから来てました。
これまた競争率高そうだから頑張らないと!
ジャニファンよりは、しのぶさん(かな?)目当ての、
ご年配のお客さんが多かったです。
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§ 瞼の母
瞼の母
うー・・・
なんかびみょ~~~。。。
原作は読んだことない。
時代劇の劇中劇で山場だけたまにあるのを見たくらい。
なもん...
観劇「瞼の母」
次の芝居を観る為に、三軒茶屋へ移動。そういえば昼ごはんを食べていなかったわ、と思い出してカフェでパンを食しながら、今しがた観た舞台の余韻に浸りつつ、感想をメモしつつ、開演時間を待ちました。
「瞼の母」世田谷パブリックシアター8列19時開演、20時30分終演劇
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同じ、同じですっ!!
“余韻”ってものは無いんかい?と思う芝居でしたねー。
ある意味、あの芝居であそこまで泣ける感受性の豊かな方が羨ましい。
それにしても、脇のキャストは、よくこの芝居の出演を引き受けたなと思って。
克実さんとかはSISカンパニーだから、事務所つながりですかね(爆)。
ああ、暴言の嵐です・・・